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MacBook ProのRAM交換/Macメンテ 〜秋の夜長を独りごちる〜

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2017.10.8 装備メンテナンス                                      画像:六甲のお山に陽は落ちて

どうも、シバク・ドワレです。

今朝、抗がん剤の点滴が抜けましたが、日曜日は院内の大浴場も介護風呂もお休み。汗臭いのは嫌いな私、外出許可を得て帰宅し入浴する事にしました。との名目で、愛しい妻に会いに帰ったのです。

ともあれ、さっぱりした身体でやる事があります。

 

先日、MacBook Proの13インチが壊れかけたので画面も小さい事やし17インチを中古購入したんですが、CPUはCore i7 2.66GHzとまずまずです。HDDは500GBが標準で入ってましたがそれは外付けに転用し、13インチから移植してSSD256GBに変えましたので、起動は俊速で大満足。

この作業は以前も実行し、記事にしました。

 

acsekitori.hatenablog.jp

 

が、しかししかし、RAMが2×2GBの4GBしかありません。ネット検索くらいなら何の問題もないのですが、さすがに画像処理をするのにNikon CaputureNX2とNX-Dの同時作業とSafariでのweb検索は厳しい。無料のNX-Dだけではボカシなどの機能が省略され、カメラメーカー製では高額だったNX2を併用する必要が業務上発生するのです。

Mac標準搭載のユーティリティ、アクティビティモニタで観察すると4GBの内、3.8GBくらい食われています。これでは画像処理が仮想メモリに移行して作業効率が著しく低下するので、なんとかしなければなりません。13インチのRAMは16GBあったんですが、製造年度一年差で規格が違い、ボツ。

当然RAMを新規入手して交換するしかないのですが、何世代も前のMacBook Proの事、最新機種よりRAMの価格が高い。メモリ関係は需要と供給に全面依存しますからね。SODIMM DD3のPC8500-1066なんですよ。もう新規製造してないんちゃうかな?

メーカー不詳のバルク品なら4GB1枚で¥3000位であるのですが、RAMは相性がシビアですからそんなものに手を出して安物買いの銭失いになりたくない。Macですしね。

 

まだまだMacは異端児なのか

どうすべやと思案していたところ、そこは入院中のヒマな頭脳。色々過去の記憶を引っ張りだしたところ、同世代のMac miniを使用していない休眠状態のがある事を思い出しました。そいつからは、既にSSD256GBを取り出して漬物石状態になっているんですが、RAMが2×4GBの8GBやったんちゃうかな、と思い出したのが昨日の夜。同世代やから、規格も一緒かもしれん。そう思いだしたら、居ても立っても居られない性分。帰宅したホンマの理由はこれやったんですわ。許せ、愛妻。

 

で、帰宅してとてつもなく開腹するのが大変なMac miniを、お好み焼き用のコテを使ってこじ開けたところ!ドンピシャ、SODIMMのPC8500-1066の4GBが2枚刺さってました。早速MacBook Proに差し替えたところ、順調に認識して立ち上がり、アクティビティモニタで観察すると同一作業で8GBの内、3.9GBくらいしか実働してませんでした。めでたしめでたし。

これで入院中でも、17インチの大画面で快適にお仕事できます。

 

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あまりに嬉しいので、病室で独り、アメリカン気分を満喫しました。入院ってなんて楽しいんや!

せやけど、早く愛馬X4 typeLDに乗って野山を駆け巡りたいなぁ。

おしまい。

2017.10.8

 

 

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自家飲食 焼き鳥/料理 〜心を打つハート、それは話し合い〜

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2017.10.07 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

先日、数日後に入院を控えて飲食欲を満たすためにネズミの額ほどのベランダで鶏を焼き、平日昼ひなかからビールを飲んだくれました。道具は、イワタニの炉ばた大将。良いですよ、これ。焼くのは私の役目なんで、炉ばたの大将気分に浸れます。そのまんまですね。

この日は、近所のスーパーが高級店(風)にリニューアルしたので寄ってみたら、値段はそこそこで品揃えが豊富になっていました。鶏肉コーナーに、今までは無かった生の焼き鳥セットが置いてあり物色すると、モモのネギ間と砂ズリ、ココロ(ハート)がありましたので早速ゲッツ!画像の量で¥1050+taxですから、激安居酒屋とチョボくらいかな。でも味は良い。

国産牛にも心惹かれましたが、飛騨牛を食して帰ったばかりなので自重。家で2人の1食に千円以上+ビールなんて、贅沢にも程がありますからね。エンゲル係数高過ぎです。量的にも、2人で喰らうには此れくらいのカシワだけで充分です。後は椎茸を割いて焼きました。トウキビも冷蔵庫にありましたが満腹で入らず。忘れてたんでっけどね。

 

この炉ばた大将、網を載せると焼肉が、付属しているステーを起こすと焼き鳥などの串焼きができます。例によって一番下は水を入れて油受けにする鉄皿が付いており、コンロ部分には直ぐに外せるカバーが付いていますので、洗うのがラクチン。炭焼きの方が美味いに決まってますが、そこがマンション暮らしの辛いとこ。もっとも、最近では戸建てでも近所の苦情対策でBBQはできないみたいですね、よほど田舎に行かない限り。

 

炭火のBBQは山岳部の仲間との宴に置いといて、早速焼き始めます。

これが、なかなか大変。まず、長い鉄串ではなく普通の短い竹串なんで、握ると熱い。で、強火だと焦げるので中火でじっくりと焼き上げるのですが、これが長い。待ちきれずに缶ビールのリングプルを上げて取り去ってしまうと(そんなビール、もう売ってへんか。いつの話や)、アテ無しで一本終わってまいます。キムチかなんかのお通しが要りまんな。

で、待望の第1弾が焼き上がっても、まだまだ食われへん。そう、更に握りが熱いんですわ。もう、焼けて炎が上がる寸前。私はひっくり返し用にオートバイ用革グローブをはめてるので良いのですが、妻は握りを冷ましてから食べてました。おん妃さまはお上品なお貧乏人ですので、お食事をお召し上がりになられる際にお手袋なぞ、おハメになれないんですよ。敬語は正しく使いませう。

串から外してバラしたら、せっかくの焼き鳥屋気分が台無しですからね。

 

皆でつつくから楽しい

余談ですが、最近の若者(特にWomen)を混ぜた都会の飲み会では、なんでもシェアして一人前用の皿に均等に盛り付ける仕切り屋さんがいてはるとか。焼き鳥をバラすとかね。

考えられん。

大皿から皆でワイワイ取りながらビールを呑み、鍋を仲間で突いてぐい呑みをキュッと空けるのが宴ではおまへんのんか?足らんけりゃ、めいめいが追加したがるのを情報収集して大食漢を優先しつつ、適宜居酒屋のおねいさんと懇意になりその美貌を軽く褒め、大人しい人にも配慮してバランス良くかつ素早く出してもらうのが名幹事とちゃいまんのか?

もちろん私は骨髄抑制患者にて感染予防第一なんで、愛しのT先輩がコンビニ氷袋にグワしっと直に素手を突っ込んだ後の氷や、食うた後の箸でグリグリと山葵をかき混ぜた刺身醤油なんか使い回ししませんがね。

これは先輩が雑菌大量保持者と危惧してるのではあまりなく、雑菌どころか違う意味での夜の感染症ウィルスなんぞを体内培養する医学的行為への猜疑心を発揮してる訳でもほとんどありません。T先輩、いつもその慈愛に満ち溢れた行動に感謝してますよ!

38年前から変わらぬ優しさを愛してます!押忍、ごっつぁん!

 

聞くところによると、どうやら若者の取り分けは感染症予防ではなく、皆が平等に…みたいな変な現代日本人気質からのようですね。特にWomen powerの壮絶な突出。みんなが同じ食いモンを同じだけ食えば、争いも起こらないし、幹事への不平不満も出にくい。なんだかなあ…。学校給食のせいかな?いや、そんなもんワイが小学生の頃からとっくに存在してるしなぁ。

私感ですが、ここ10〜15年ばかし前から、大都会の小学校低学年や幼稚園なんかの運動会のゴールは皆で手を繋いで横一列になり、みんなが一等賞。生活発表会では、桃太郎が5人くらい。鬼は先生。浦島太郎の亀は段ボール製。お姫様に至っては女子全員で化ける、なんて事の影響かなとも感じています。

アホみたい。

教職員殿、親や祖父母の顔色ばかり伺ってへんで、もっと児童・園児の個性を伸ばす幼児教育しなはれ!鬼や亀や侍女のどこがあかんのや!実社会に出て下積みもようせん打たれ弱いモンはすぐに潰れるぞ。

世間の爺ちゃん婆ちゃん、ワイのつぶやきやさかい、スルーしておくんなはれや。いや、怒らはっても反論しまっけど。

 

親はなくとも子は育つ、孫が無ければ旅立てる。夫婦2人だけの暮らしは、そらタノシオマッセ。愛し合ってたら、の注釈付きやけど。

世の嫁ハン、あんまりダンナの事を井戸端会議で小バカにしなはんなや。情けないヤツに思えても。

世のダンナ衆、もっとヨメの話を聴きなはれや。愚痴ばっかりで耳にイカができてても。

人間なんやからコミュニケーションがあれば、しかも早期なら、だいたいの事は解決できまっせ。と、経験者語る。ワイはオンナを口説くのは苦手かもしれない。。。事は無いかもしれないが、(新)夫婦の会話力には自信あり!

おたくはんらが選んだパートナーでっしゃろ。子や孫をかすがいにし過ぎたら、性格歪んだ子に育ちまっせ。

2日目にして副作用がキツう出てきたさかい、多少エゲツない話でスンマヘンな。そやけど、しんどい時ほど本音が出るもんなんでっせ。

 

山で食うてた鍋なんか、取り分けどころか闇鍋状態やったなあ…。何が入ってるか判らんかった。あの頃の、無垢ながらも免疫力最高だった青少年時代が懐かしいなぁ。

 

あれ?焼き鳥の話はいずこへ?

2017.10.7

 

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がん患者のQOL/闘病記 〜天女と天使、究極の二択〜

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2017.10.6 入院雑感

どうも、シバク・ドワレです。

今朝、採血の結果骨髄抑制が進んでおらず、予定通りに計画入院での化学療法が開始されました。エビデンスに依る標準治療では2週間に一度、3日間の投与なのですが、それが遂行されると実に忙しない。

私は胸に点滴用のCVポートを体内設置したサイボーグですので、初日のみ機械の世話になれば後の2日間はインフューザなる携帯ポンプをぶら下げるだけで済み、トイレなどにそう不便は感じないのです。しかし、抜針後に必ず現れる副作用で、延べ1週間は悶絶します。

すると、次の点滴開始までもう1週間しかありません。これでは遠くに行けない。

が、遠くに行きたいとの希望を天が叶えてくれてるのかどうかわかりませんが、幸か不幸かだいたい2週間後くらいに骨髄抑制がピークを迎え、白血球や好中球などの数値が減少して1週間治療開始が先延ばしになっています。平均すると3週間に一度の治療ペースですね。

旅より治療優先やろ!と思われる方もいらっしゃるでしょうが、そこが化学療法を続ける難しさ。期間を空けることも、治療継続の大事な要素なんです。

それは貧富の差に係わらず、病状・体質によっては抗がん剤を服用し続けると、ある段階で臨界に達して食欲不振・吐気・下痢を代表とする様々な副作用に襲われて、継続不能になるケースが多いからなんです。

がんを罹患し闘病中の女優やアナウンサーなどが最後の気力を振り絞って記者会見に臨むとき、ほぼ体脂肪が無くなって悲壮な姿の方が見られますが、あの状態が終末期のがん患者の、食べられなくなった身体です。私の病院にも、そのような病状の方々が多数入院されています。

他人事のように書いてますが、私自身いつそうなるかは神のみぞ知る事。努力してたくさん食べるようにしていますが、いつ食欲不振=食物経口摂取不能に陥るやもしれません。

 

癌死と資産の関係 

また、芸能ニュースなどで有名人の訃報を散見されるでしょうが、「なぜ芸能人はお金持ちなのに、次々とがんで亡くなっていくんだろ?」と感じられるかもしれません。これについては様々な反論があるでしょうが、私は「金持ちだから」早く亡くなっているのでは?と思えてしまいます。

がんの三大標準治療である化学療法や放射線治療、オペを副作用や痛みから逃れるために健保指定外の民間療法に向いてしまうには莫大な費用がかかるからです。結果、多くのお金持ちが数ヶ月から1年ほどで亡くなっていますね。

金が無ければ、健保で標準治療を受けざるを得ないのですが、私はそれを「ない袖は振れない」、と悲観的には考えていません。ある資格を取得した時に医学を勉強した上で、自ら情報を吟味した上で標準治療こそ余命を長くするにはベストな選択、と判断した結論だからです。

 

 

ここでようやく本題です。

私が化学療法を入院で受けているのはいつも述べている事ですが、国の指針としては在宅治療を勧めています。詳細に記述すると自身の立場を悪くするので省略形にしますが、主なる理由は、「患者のQOLを高めるため」です。

クォリティ オブ ライフ。つまり生活の質ですね。

裏の本質的理由はともかく、国の言いたい事は理解できます。確かに、私自身、入院中の出来事に対して愚痴ったりしていますし。

しかし、私が入院治療を選択している最大の理由は、副作用対策です。

急な高熱・水便が止まらない事に依る脱水などの命に関わる重篤な症状から、背中痛・薬疹などの投薬や処置が必要な事態。これらに対処するのは、妻には不可能です。入院中なら24時間、Dr.やNs.などが処方・処置してくれます。実際に幾度もそれで楽になりました。

対して、在宅中に襲った吐血と胃痛に関しては、深夜に発症しいつもの病院が救急指定外のため、他市の見知らぬ救急病院に搬送されたのはついひと月半ほど前の出来事です。

これらの事情により、私は入院治療を選択しているのです。

 

ナースはみな優しくて仕事ができるのですが、中でもここのケモ室(化学療法室)のNs.はベッピン揃い。とても仲良くしてくれています。もうこの病院だけで30回くらい抗がん剤をグビグビ入れてもらってますからね。

あ、これは「この情報要る?」でしたな。グァッハッハ。

 

P.S.

輸液ポンプの形式No.が777やったんで、吐気のなかとてもハッピー気分♫(上画像)

7月7日大阪産の和熊やからね。

 

2017.10.6

 

追記

コメントしていただいたMさんへ。

私は、プロフィール欄に記載しているように、オートバイや車中泊以外のコメントは辞退しております。

また、貴女のブログ内容を拝見しましたが、その金額の多寡に拘らず、民間療法賛辞のリンクを私のブログに貼ることは私のポリシーに反しますし、この記事の趣旨からは本末顛倒の結果につながりますので僭越ながら辞退申し上げます。

悪しからずご了承ください。

シバク・ドワレ

 

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フリーダム/雑感 〜自由、それを貫き通す裏にあるものは〜

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2017.10.5 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

 

40年ぶりくらいに映画「イージーライダー」を観た。

最初に観たのは、たしか買ってもらったばかりの14インチのカラーテレビで、日曜洋画劇場だったと思う。中学2年の頃だった。

 

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星条旗のタンクに、顔まで上げたプルバックハンドルのチョッパースタイルハーレーにまたがるキャプテンアメリカと、地味目なフラットハンドルのハーレーを操るビリー。マリファナを転売してまとまった金を手に入れ、焚き火をしながら野宿で遠い街の謝肉祭を目指す彼等。途中の祭りのパレードにハーレーで参加し、無届け参加の罪で収監され、そこで同室した飲み過ぎで保護された弁護士をタンデムして走ることになる。

 

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旅の途中、とある田舎町のカフェで地元民や保安官達に露骨な嫌がらせの言葉を背後のテーブルから投げつけられるが、なんとかケンカになるのを踏みとどまり次の街へと去った3人。

 

弁護士が問う。

アメリカは良い国だったのに、なんでこうなっちまった」

長髪でヒゲ面にテンガロンハットのビリーが答える。

「臆病になったのさ。二流のモーテルさえ泊まらせないんだ。なにをビビってやがるんだ?」

「怖がってるのは、君が象徴してるものさ」

「長髪が目障りなだけさ」

「違う。君に[自由]を見るのさ」

「自由のどこが悪い?」

「そう、どこも悪くない。自由を説くことと自由である事は別だ。カネで動く者は自由になれない」

キャプテンアメリカは焚き火に薪をくべながら、2人のやり取りに口を挟むでも無くただ火を見つめる。

その夜、彼らをとんでもない悪夢が襲うが、果たして彼らは・・・。

 

自由の裏側には

この映画を、当時の未来も現在もわからずただ目的無しに日々の生活を送っていた中学生が観て、何を感じただろう。幾分その初見の歳が若すぎたのが幸いしたのか、当時の日本が既に安保闘争からも脱却して骨抜きになっていたのか。どんな理由からかは判らないが、私は右にも左にも転ばなかった。ヒッピーなど、遠い異国の仮想人物だと考えたのかもしれない。

映画の設定をそのまま真似たような生き方はしてこなかったが、自分なりの自由を追求してきたと思う。大きな代償を払いながら。

現代日本は、彼等のような自由を許容する度量も無いくせに、モラルの微塵も感じない国に成り果ててしまった。国を憂いて行動を起こす気などさらさら持ち合わせていないので、ただ我が遊びにのみマナーとモラルを向上させるが。

 

今日、再びこの60年代のアメリカを象徴する映画を観ても、特にハーレーが恋しくて仕方ない感情も湧かないし、大陸横断にも憧れない。悲しい結末に最近起こった銃社会の現実を重ね合わせ、心は痛むけれど。

しかし、映画中の彼らが思い、苦しんだことへの共感は痛切に身体を横切った。

 

あいつらは彼奴らなりの自由を追求するし、私は己の道を行く。

多数の論理に巻き込まれ、流される自分にはなりたくない。今までも、これからも。

2017.10.5

 

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お月見車中泊/自作 バンコン キャンピングカー 〜秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに〜

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2017.10.4 摂津国北部 猪名川町

どうも、シバク・ドワレです。

久々の車中泊リアルタイムレポートです。妻が、

「今日はお天気ええみたいよ。どっかにお出かけしたいです」

とのたまふので、私が

「そうだ、お月見に行こう」

となりまして、月見といえば夜。夜といえば飲酒。飲酒といえば車中泊

かんたんな方程式ですね。場所はむかし二十年ほど住んでいた、兵庫県川辺郡猪名川町にしました。

 

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猪名川町といえば、となりは大阪の北海道、能勢町です。

能勢町といえば、市右エ門の博多地鶏。決まりですね。

 

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能勢町で地鶏を買い、道の駅いながわに着く頃には山の端におひさまが沈んでいました。

民家には夕餉の灯りがともり、秋の夜長が始まっています。

 

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定番中のど定番、たたきと若鶏唐揚げです。

こちらも民家に負けずと宴の始まり。これだけあれば、他になにも要りません。あれ?月見は?

 

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しっかり撮って、観月していますよ。

中秋の名月とは、むかしの人は風流なことをおっしゃったものです。富山で仕入れたワンカップ剱岳を片手に、グラのムーンルーフを全開にして、お月様に乾杯!

月はおぼろに東山、ではなく北摂の山々。私は明日から欠けてしまう満月よりも、ベールを纏ったおぼろ月夜のファンです。Yumingは、14番目の月が好きだそうですが。

その名もムーンルーフ。セダンやクーペではサンルーフと呼ばれ、バブル時代の高級車に流行りましたが、最近は見なくなりましたね。しかしこれが、月見に絶好なんですよ。この存在が、なかなか次期キャンピング車に乗り換えられない理由でもあります。

 

酒よりだんご?

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月見といえば酒とだんご。

コンビニもんですが、気にしません。私は卯年ですので、共喰いですね。

妻は季節の旬のものや節句をとても大切にしています。私は元来、そういう大和魂をおろそかにしていましたので、素直に敬服して従います。大事な風習ですよね。

 

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今日は、昨日仕入れたばかりのMacBook Pro17インチを車内に持ち込んでブログをしたためています。

大画面とキーボード横の余裕のスペースが、暗い車内での作業にもってこいです。

 

思い返せば私が中学生頃まで、月見などした覚えがありません。企業戦士だった父と、それを支える母。昭和四十年代の高度経済成長期に子育てと仕事・家事に忙殺された両親に、風流に浸る余裕などなかったのでしょう。

私も、離婚やがんの罹患がなければこのような優雅な生活を送っていなかったかもしれません。

来る日も来る日も、仕事を追いかけ、いや追いかけられる毎日。それが止まってしまうと全てが壊れ去ってしまう、砂上の楼閣のような自営業の自転車操業

それが、家族を失い、自宅も失い、何かが頭の中で吹っ切れた音が聞こえました。転機の福音です。

 

そして、いまの私にとってかけがえのない、最愛の妻との出会い。

この世に神様が存在するのならば、私は全身全霊をかけて感謝の念を捧げます。

きっと、神様や仏様とは、目に見える太陽や月となって私たちを照らしてくれている、そのエネルギーの事を指すのでしょう。その暖かさがあるからこそ、明日生きるパワーがみなぎってくるのです。

 

さあ、明後日から病室で次の遊びを練り上げますか!

2017.10.4

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北陸中部車中泊キャラバン6日目〜最終日/自作 バンコン キャンピングカー 〜古都に痺れて、子と戯れる〜

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2017.9.27~28 飛騨〜美濃〜伊勢〜近江〜山城〜河内国

どうも、シバク・ドワレです。

スカイパークでの楽しい夜を終え、一夜明けるとどんより曇り。早めに高山市内観光へ出かけましょう。 

 

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古い町並み(重伝建)への道すがら、フランスのような小洒落た通りを流していると、地元中学の一年生たちに呼び止められました。

なんでも、最近の外国人観光客のあまりの多さに辟易としているかどうかは知りませんが、なんとか邦人観光客を多く呼ぼうとリサーチをする校外学習でした。

中学生班長

「どうやって高山を知りましたか?」

「おじさんはね、君たちよりちょっと年上の時に高山駅からバスに乗って穂高岳とか槍ヶ岳へ登ったんやで。その時に、いい街やな、また来たいなあって思ってたんよ」

中学生班長

「無料の観光パンフレットがあったほうがいいですか?」

「そうやね、それがあればいちいちスマホで地図を見なくてもよいし、助かります」

 

中学生の礼儀正しさに感銘を受け 

こんな簡単なやり取りでしたが、孫ほど歳の離れた中学生たちのひたむきな、真摯な態度に感動を覚えました。こちらも観光するときだけでなく、通過するときもマナーを遵守して、より多くの人たちにその思いを少しでも届けようと心に誓いました。

渡すことは叶わないけれど、グループピクチャーを撮らせてもらい、その弾けるような若さと笑顔をこのブログで発表させてもらいました。

私は妖怪ですが、けっして若い人たちから精気を吸い取ったりはしませんよ、たぶん。君たちに負けないように運動して、病気を治さなくっちゃね。

 

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修学旅行生などで賑わう、重要伝統的建造物群保存地区にやってきました。

むかし、新聞社の隔月刊誌に重伝建の写真と記事を連載していましたが、その時はこの高山古い町並みにたどり着く前に休刊になってしまい、初めての訪問です。倉敷の美観地区ほど軒先まで派手に店舗化されておらず、関宿ほど生活感はありません。ちょうど程よい観光地化、といった印象でしょうか。

平日だったせいもあり、人混みに埋もれてしまわなかったのも好印象を持った理由かもしれません。

 

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からくり人形や招き猫が優しく出迎えてくれます。

なるべく人物が写り込まないようなアングルを自在に狙えるのも、平日ぶらつく特権ですね。

 

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旧役場を見学しに行き、主なる通りを一往復半歩いたら、腹が減りました。

人気店で飛騨牛特5の握りを頬張り、少し町外れの普通の雑貨屋の軒先で営業している持ち帰り専門店で同じく飛騨牛の串焼きを食べました。そこに珍しいビールが置いてあったので、夜の楽しみに買い求めます。

サシの入った握りに頬が落ち、赤身の串焼きの適度な硬さに喉越しを楽しみます。妻と二人、

「もっと食いたい〜〜〜!!」

が感想ですが、胃にも財布にも優しい一人前ずつがちょうど良いのですよね。ちなみに、握りは二貫で¥600、串焼きは一本¥400でした。儲かっとるなぁ。いや、安いのか。ようわからん。

 

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さるぼぼ五態。うしぼぼも混じってますね。

楽しい散策に別れを告げ、後ろ髪を引かれながら次の目的地へ向かいます。

 

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7月の高山チョッパーキャンプミーティングの帰りに寄って、二人とも気に入った高山グリーンホテル物産館です。

前回は時間不足によりできなかった、さるぼぼ手作り体験が妻の今回キャラバン最大の目的なのです。1時間コース(針を使った本格的コース)で製品持ち帰りができ、¥1600です。仕上がりまで私は手持ち無沙汰ですので足湯に浸かったりグラで昼寝してました。

出来上がった時の妻の嬉しそうな顔。持って生まれた悪運(妻談)除けに、黒のさるぼぼです。色によってご利益が違うんですよ。

 

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さすがにウォーキングした後に高級牛ちょびっとだけでは腹が減るので、T先輩お薦めの甚五郎で腹ごしらえです。

物産館の並びにあるこのお店、まさしく「ザ・高山ラーメン」です。ほんのり魚介のダシが効いたしょうゆ味に、柔らかめのちぢれ麺。とても胃腸に優しいラーメンです。おいしゅうございました。¥650(やったかな?)で、昼はご飯がサービスで付きます。

 

この日は郡上八幡も見学する予定でしたが、予報通り午後3時から雨が降り出しましたので次回へ持ち越しです。

楽しかった越中・飛騨の旅も終わりを告げています。このあとは高山本線と並走し、特急ワイドビューひだ号と競争しながらR41をどんどん南下して、美濃加茂から犬山・各務原と通過して岐阜市に入りました。

この夜は道の駅柳津で寝るとしましょうか。

 

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夜中じゅうルーフを叩き続けたショパンの調べのごとき雨音(引用)も、一夜明けるとすっかり止んでいました。

ここはトイレのごく近くに駐められて雨夜の車中泊にはとても役立ったのですが、普通車ではありましたが手前右の屋根付き障害者用スペースを三台の車が一晩中占有していたのはいただけません。いくらお年寄りとはいえ、もっとたいへんな弱者がいることを認識して、車中泊禁止になることだけは避けてもらいたいものです。

道の駅の夜中は車中泊愛好者だけの天国と誤認しているなら、思い上がりにもほどがあります。年寄りでも赤ちゃんでも障害や病気がある人でも、たくさんの人が24時間行動しています。

法令遵守は当然ですが、マナーやモラルをもっともっと向上して我々放浪人から自由を奪わないで欲しいのです。

 

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天気は猫の目のごとく、くるくる変わります。女心と秋の空ですね。

ワイは男や!心変わりなどせん!と独り言を呟きながら、あとは帰るだけだと思っていたら・・・。

 

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なんと、どんぴしゃ帰り道に三岐鉄道北勢線があるじゃあ〜りませんか。

日本最後のナロー(762mm狭軌一般路線・もう一つも三重県に存在)、昔から撮りたいと思いつつなかなか足を伸ばせないでいました。近代化されて、車両そのものにノスタルジィは感じられませんが、なんといってもその幅の狭さは尋常じゃない。JRの在来線で1067mm、新幹線や関西の大手私鉄なら1437mmもありますからね。半分しかない幅の線路をぽこぽことポニーのように進んでくれました。

まるで遊園地のお伽電車か、黒部峡谷などのトロッコのようです。ちょうど曼珠沙華も花の終わりを名残惜しく披露してくれていましたので、曇天で逆光防止もあり、絶好の撮影になりました。

 

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すぐ近くのショッピングセンターに、私が学生の頃から敬愛するすがきやがあるのを発見。

またラーメンです。さて、このキャラバンで何食ラーメンを食らったでしょうか。おヒマな方は、読み返して数えてください。特製ラーメンにメンマを追加トッピングして、麺は大盛にしました。10日ほど前まで、胃痛や抗がん剤で超少食の生活をひと月送り6kg痩せたのに、食欲大復活です。体重もおかげさまでこのキャラバンで3kg戻しました。塩分摂り過ぎでは?とのクレームは却下しますので、悪しからず。

 

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いなべ市甲賀市京田辺市と順調に走り、旅は終わりです。

好きな山を眺めて好きなくいもんを頬張る。

健全な旅には健全な肉体が宿りますね。ようわかりませんが。

2017.10.3記

 

9/27

高山市下呂市美濃市岐阜市道の駅柳津泊

9/28

泊地〜羽島市いなべ市甲賀市京田辺市〜自宅

 

追記

これを書いたのは10月3日。北海道ツーから早くもひとつき半経ちました。

最近、オートバイに乗っとらんなあ、と思ってくれている方へ。

今日、チョイ乗りしてきました。足の筋肉は落ちたようで落ちていませんでした。280kgを踏ん張って支えて来ましたよ^^

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北陸中部車中泊キャラバン5日目/自作 バンコン キャンピングカー 〜劔は見えねど槍穂高〜

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2017.9.26 越中飛騨国

どうも、シバク・ドワレです。

道の駅カモンパークで36時間の休息を取ったのち、朝の5時~9時は100円引きの¥500になる、徒歩3分ほどの海王温泉で朝風呂を楽しみましょう。

 

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我が隊の偵察班長である妻は、こういう特価情報を仕入れるのが大得意です。

隊長を拝命している私は、 ただ上申してきた情報に私見を加味して判断を下すだけ。楽チンです。私は総隊長と運転士も兼ねていますからね、休息も大事な仕事です。

この温泉、そのへんのスーパー銭湯みたいなもんなんやろうな、とタカをくくっていたらあにはからんや。入ってみると、露天風呂と内湯双方に太めのパイプからドバドバと茶褐色の源泉が豪快に掛け流されています。これは当たりや!強アルカリ性では無いのでヌルヌル感はありませんが、実に爽快な湯です。また来よう。

 

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さっぱりした後に、最後の売上貢献に食堂へ向かいました。

朝なので、ざる蕎麦にします。この蕎麦もおそらく冷凍でしょうがまあ美味くて安いのですが、単品白エビかき揚げの旨いことったら。白エビの甘さと玉ねぎの甘さ。それらが互いを打ち消すことなく、絶妙なハーモニーを奏でているんです。

富山名産の白エビ。このサクサクの揚げたてが、なんと¥190。ここに住みたくなりました。

 

劔がダメなら穂高があるさ 

満腹で空を見上げたら、ドッピーカンです。
これはぼんやりしている場合では無い。あいにく劔立山は恥ずかしそうにその姿を雲の中にかくれんぼしてしまいましたが、まだ北アルプス南部の眺望が残っており、そこに望みを繋ぎました。

 

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R41を南下、神岡から中部山岳国立公園を目指しました。すると、新穂高温泉への入り口にある道の駅奥飛騨温泉郷上宝で、焼岳が出迎えてくれました。幸先良し!

 

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ここは高規格オートキャンプ場の出入り口も兼ねていますが、二人でAC電源付きを利用すると一泊で総額約7000円ほど。

我が家にはどこでもドアベッドのグラがありますので、もちろん利用しません。これは完全に人の勝手ですが、そんな料金を払うなら旅の途中での疲れを取る目的でホテルに泊まります。

 

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さらに進んだところで、西穂高岳がその峻険な全容を妻に披露するため、雲の中から登場してくれました。

本峰からピラミッドピーク、独標と綺麗に見えています。帰路ではまた雲隠れしていましたので、見えたら止まって撮影、が肝心です。まだまだ秋霖の最中ですからね。

身体からがん細胞が消え去ったら、アイゼンとピッケル持って春の独立標高点あたりから再開しますか。

 

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実は今回新穂高へやってきたのは、眺望以外にもうひとつ目的があります。

三年ほど前に、今は交通課勤務の岐阜県警元山岳警備隊員殿と偶然知り合いになり、お守りやミネラルウォーターその他をいただいたので、そのお礼にその時に撮影した五箇山の合掌造り夕景写真をご自宅に送ったのです。

すると、一人で見るのはもったいないとおっしゃっていただき、ここ新穂高警備派出所兼登山案内所に飾らせて貰います、と此方こそ勿体無いお言葉を頂いていたのです。

で、懐かしさもあり、それを見に行きました。柱の前に、厚かましくもサイン入りの我が額が飾ってありました。ありがとうございます。

 

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平湯を経由して、高山市街地へ向かいました。

空どこまでも蒼く、水清く緑は目に映える。

夏休みは蝦夷へ避暑に出かけましたが、私はここ飛騨と信濃も大好きです。ここに来れば、正に水を得た魚のよう。いや、森に帰った山ザルか(妻曰く、寝ぐらに帰った凶暴なクマだそう)。

体力や経済力に乏しくても、ここらなら気軽に出かけられます。中部山岳万歳!

 

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市街地に程近くなった、旧丹生川村にある重要文化財秋山家住宅へ立ち寄りました。

パートで管理をされている気さくなおばちゃんに話を伺いつつ、二百二十年の伝統の建築美を撮影して廻ります。入館無料で気軽に入れますよ。

 

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他の観光客が居なくなったのでおばちゃんと話している内に、昭和中期に戻りました。

いや、本当はもっとタイムスリップして、つかの間ですが私の知らない江戸時代へ行っていたのでしょう。ここには日本人が忘れてしまった何かがあります。

と感慨に耽っていたら、おばちゃんから

「ここに飾ってあったおひなさんが、来た人に盗まれたんだよ〜。庭の花も抜かれるし、自宅の農機具も盗られたに」

と、悲しい現実を思い知らされました。

 

ぬすっとよ、よく聞くが良い。絶対、良い死に方はせんぞ。今際の際に後悔しても遅いで。返すなら今のうちや。

 

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夜は山が見えるある場所へやってきました。

乗鞍岳が着いた瞬間に見えだしました。本当なんですよ。実にタイミングが良い。しかし、穂高は雲の中です。こらアカンかな、と思いつつ納豆のオクラ和えの如く粘っていると・・・。

 

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アルプス一万尺の、何番だか忘れましたが後のほうの歌詞に、

「槍や穂高は隠れて見えぬ   見えぬあたりが槍穂高

とありますが、その辺りを望遠で凝視していると、ちょうど夜の帳が降りる直前にその秀麗な姿を現してくれました。

上の画像では左から笠ヶ岳を前衛峰に、小槍を従えた槍ヶ岳・中岳・大喰岳・南岳から大キレットへの落ち込みが良く観えています。

下画像は穂高連峰。左から北穂・涸沢槍・奥穂・前穂、右手前に奥穂から西穂への稜線とジャンダルム。素晴らしき山容が肉眼でもはっきりと判別出来ました。

 

穂高連峰。初めてその日本離れした岩と雪の殿堂に登ったのは、大学山岳部の新人合宿です。一般縦走路では無く、北穂の東稜や前穂北尾根などの軽い岩登りでした。

高校山岳部新人時代、夏山合宿で訪れた白馬〜鹿島槍にある不帰や八峰のキレットも高校1年生を震え上がらすには充分な迫力でしたが、それらを遥かに凌駕する岩峰はその直後の剱岳夏合宿とともに、私を山の虜にしてくれました。槍ヶ岳に登ったのは更に2年後の大学三回生の新人合宿で主将/CLを務めていた時です。

 

山岳部の先輩と、槍穂の山並みをバックに語り合う。

これ以上幸せな空間は、今月はもうないでしょう。

6日からまた入院ですから。

2017.10.2記

 

9/26

道の駅カモンパーク〜神岡〜新穂高温泉〜高山泊

 

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北陸中部車中泊キャラバン2〜4日目/自作 バンコン キャンピングカー 〜ミーティングの後、なにもせずただ憩う〜

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2017.9.23~25 越中国

どうも、シバク・ドワレです。

とっくに帰宅しているのですがMacBook Proの調子が悪く、メンテナンスに時間がかかりました。だいぶ日にちが過ぎましたが、伍縁ミーティングでのD3画像を追加します。

 

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ここは金沢の繁華街、片町交差点。

どことなくすすきのに似ています。雪国だからでしょうか。ここの赤提灯に誘惑されながらも通過して、ミーティング会場へ急ぎました。

 

いつもながらに渋い先輩 

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四人での前夜祭を終えて仮眠し、6時頃にはT先輩が愛用の道具たちで大好きなコーヒーを煎れておられます。

ランタンも用意して、本番に備えましょう。

 

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私も、北海道でデビューさせたモンベルムーンライト5を設営します。

今回は日よけ兼夜露防止のため、カーサイドタープを張ってみました。このテントには前室がありませんので、有効に機能します。結局、昼寝をしただけで、トイレ横に駐めたグラで寝ましたが。

 

 

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お仲間が続々とやってきました。

オートキャンプ場ですが、このミーティングは結構人気があり、たくさんのオートバイが訪れますので荷物を降ろした後は所定の場所へ愛車を移動させるよう案内があります。

身内だけの宴会も楽しいですが、年に一度の再会を祝しての乾杯もまた格別ですね。

 

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T先輩カップルが用意してくれた、栗ご飯やおでんもぐつぐつとできあがっとります。

 

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楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもの。

すぐに夜です。栃木のKさんのハーレーがポツンと寂しげに富山市街地の夜景を見つめていましたので、みんなでテント脇に移動させました。もう所定の駐輪スペースがいっぱいで、遅く来られたKさんのみ偶然我がサイトの近くに駐めるよう指示があったのです。

このミーティングは夜景を眺めながら呑めるので最高です。北海道の大自然キャンプに勝るとも劣りません。

 

 

この後は、先日既にアップしています。皆が帰った後キャンプ場下の温泉でくつろぎ、富山ブラックラーメンを食した後に道の駅カモンパークで滞在しました。

 

 

acsekitori.hatenablog.jp

 

 

 

9/25

富山ブラックで塩分過剰摂取を満喫したのち、道の駅カモンパーク新湊に泊まったのですが、ここが夫婦ともに大のお気に入りに。私は主にトイレですが。

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ごく近接したところに2箇所あるWC、1つは物産店が閉まる21時で同じくクローズしてしまいますが、ここの衛生管理が実に良いのですよ。

ウォシュレットなのはもちろん、張り紙でノロ対策済と書いてあります。安心して5回ほど大個室を使用しました。

もう片方は道の駅ですから、もちろん24時間オープン。こちらもウォシュレットで、違いは目視では判別不能なんですが、消毒・滅菌の時間の違いでしょうか。夜間はスタッフ不在ですからね。

 

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この道の駅には博物館が併設されており、きれいな芝生広場もあります。

ちょっとしたオアシスですね。今回は山上のキャンプ場から降りてきましたので特にそこで憩うことはありませんでしたが、R8をずっと走り続けてきた後には、安らげるでしょう。

 

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中にはプチ水族館があり、ヒラメやアコウ(キジハタ)、ガシラ(カサゴ)などの近海の根魚・底魚を展示しています。ノドグロと白エビはそれぞれ個別の水槽を充てがわれていました。

 

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腹が減ったので道の駅の食堂にブラブラ行きましょう。

ここは、ほぼ高速道路の最新サービスエリアと同じシステムで、券売機でチケットを購入すると自動的に厨房に指令が飛びます。ここが実に安い!トラック運転士向けに大サービスです。妻はこれがお気に入りの最大ポイント。

またラーメンです。昨日は富山ブラックで塩分を摂り過ぎたので、今日は塩ラーメンにしましょう。なんか変ですね。

朝から呑んだくれていたので、動く気まったく無し。完全休養日です。

明日はどこを彷徨うか、風の向くまま気の向くまま。

2017.10.1記

9/23

牛岳AC滞在

9/24

牛岳AC〜富山市射水市

9/25

道の駅カモンパーク滞在

 

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北陸中部車中泊キャラバン2〜3日目/自作 バンコン キャンピングカー 〜歓喜の渦に包まれて、我病身をしばし忘却す〜

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2017.9.23〜24 越中国

どうも、シバク・ドワレです。

夜が明けて目が覚めました。5時半です。確か、3時半に寝たような…。

入院生活では重度認知症のがん患者さんが夜中に大声を出されますので、2時間以上続けて寝られる事はまずありません。授乳中のお母さんみたいですね。で、きっちり2時間ほど経ったらいつもの習性でスッキリした寝覚め。我々以外に誰もいない会場でBCを設営しました。

 

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1000AMでは、オートバイの数も疎らで、出店ブースのスタッフも暇を持て余しています。

 

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1500あたりで、ようやく会場がぎっしり埋まりました。

もう我々パーティのパーティは朝の7時くらいからとっくに始まっていますが、その間に仲間達が続々と到着します。遠く香川・栃木・大阪(ウチ)。近くは長野・岐阜。総勢12名の楽しい大人のみの宴会になりました。日頃の環境や仕事もバラバラですが、年に一度の再開を楽しみにしている仲間もいます。

 

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もう翌朝、前日までと違ってピーカンです。

実はパーティのiPhone画像がありません。楽しみの余り撮り忘れたのでは決してないです。ちゃ〜んとお仕事モードで、D3で撮ったんですよ。これを書いているのはまだキャラバンのど真ん中、射水市の道の駅で、今回はMacBook Proを持参していないのでiPhoneiPadに転送できないのですよ。

帰宅したら、ミーティングのみの記事をアップしますので、待っててね、栃木くん。

 

MTGを終えて、キャラバンへ 

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皆が10時頃には撤収して帰路を急ぐなか、いつもの如くT先輩カップルと我が家のみ1400までノンビリしました。

昨夜はシャワーを浴びなかったので、会場からすぐ下にある牛岳温泉へ寄ります。広大な宿泊施設で、立寄りは¥610。もちろんシャンプー類完備で、山奥なので日曜日の午後でも空いています。露天風呂もあり、スッキリしました。

 

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たっぷり寛ぎながら併設のコインランドリーで洗濯などしたら、3時間くらい経っていました。

後は富山市街地に出て、名物西町大喜の富山ブラックを夕食に。久々に食べましたが、やっぱり濃いですね〜。特にメンマがしょっぱいです。ライスを注文するのは必須科目。が、この肉体労働者向けに作られ始めた超太麺の超絶濃口ラーメン、これが時々無性に食べたくなるんです。また一年後に来よう。

 

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後はもうノンビリするだけ。

射水市の道の駅カモンパーク新湊で、新調なったサブバッテリーシステムで、テレビなど観ながらゴロゴロします。土産スペースが2100まで開いていましたので、剱岳本醸造や真っ黒のイカイカの塩辛、白海老せんべいなどを買い込み滞在の罪ほろぼし売り上げ貢献をしました。イカスミを歯に塗りたくってお歯黒よろしくニタッと笑ったら、妻に激しく嫌がられました。

 

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実は入院中に脱走して、ベッドスペース後部からベッドマット1枚をを外し、2×4と1×4を使ってウッドデッキにプチリフォームしていたんですよ。

この部分に、素足を乗っけてスベスベさせるのがたまらなく気持ち良いのです。フローリングやニス塗りの床材と違い、木の持つ優しい肌触りがダイレクトに味わえますから。私はニスの匂いと木目を消し去るような厚化粧が嫌いなので尚更です。

暑い時はヒンヤリと冷たく、寒くなればほんのり暖かい。木は良いですね。

ホムセンで特価なら2×4で¥348、1×4なら¥198で一本買えます。縁側程度なら数千円でできますので、機会があれば是非お試しください。

 

さあ、富山市の住民気分でしばらくこの界隈を満喫しましょう。

剱岳さん、恥ずかしがらんと出てきてな!

2017.9.25記

 

9/23泊地滞在

9/24泊地〜富山市射水市道の駅カモンパーク新湊泊

現在地=道の駅カモンパーク新湊にて沈殿中

 

 

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北陸中部車中泊キャラバン初日/自作 バンコン キャンピングカー 〜伍縁は続き、再会の喜びに美酒を交わす〜

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2017.9.22 河内国〜加賀・越中 

どうも、シバク・ドワレです。

盆前の北海道ツーから帰った後、体調不良によりひと月の入院を強いられました。そこからの仮出所を果たし、次回の再収監までの間隙を縫ってキャラバンに出かけました。

昨年の同時期にも参加したバイカーズミーティング、「伍縁ミーティング」への参加が主目的です。出来得るなら愛馬SCサンパチで来たかったのですが、退院直後につき危険回避を最優先して、グラでの参加です。その方が前泊や後の周遊に便利ですしね。何事も、良い方に考えましょう。

 

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9/22-1300、小雨の中出発です。

天候は良くなくとも、ロングキャラバンへの旅立ちは独特の高揚感がありますね。修学旅行前夜の子供達、はたまたうるさいヨメから離れての社員旅行へ集合する時のオッサン。そんな感じかな?イヤ、ちょっと違う感じがしますね。愛妻も連れもっていきますし。

ほな、新婚旅行気分か?いや違います。あえて例えるなら、やはりヨーロッパや日本のアルプスへ長期遠征に出かける時のハイテンションでしょう。くどくなりましたが、ロングキャラバンやツーリングは、それくらい私にとって掛け替えのない至福の時なのです。

 

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今回からようやくレーダー探知機を装備しました。

一応GPSレーダーですので位置情報からオービスやカーロケは教えてくれますが、旧式なのでおそらく最新のステルスなどのネズミ捕りはわかりません。スイッチを入れている事に慢心してスピードオーバーし、それらの網に囚われたなら本末転倒。下道で無闇に飛ばす性格では無いので、これからも慎重に駒を進めましょう。

 

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京都から雨が強くなり、滋賀県の湖西バイパスでは本降りに。

湖北の道の駅マキノ追坂峠でコキジを撃ちます。まさに小用だけ済ませて店内に立ち寄る事もなく、先へ進みました。今日はぜんぜん急いで無いんですけどね。

 

雨も上がり、腹が減り

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福井ではま寿司のドライブスルー発見!

近畿以西では見た事がなかったので、早速体験してみました。妻と、

「寿司のドライブスルーって事は、持ち帰り用に箱詰めして在庫してあるんかなあ」

「それなら硬くなってるかもしれんから、イヤやなあ」

とペチャクリながらマイク前へ。すると、自分で好きな単品を注文するのではなく、あらかじめなんたらセットという1~6人前の組み合わせが用意してあるシステムでした。予感的中か⁈

と思いきや、代金を先払いするまではハンバーガーと一緒ですが、そこから窓口嬢に

「お寿司ですので出来上がりまでお時間をいただきますので、しばらく奥の専用駐車場でお待ちください」

と聞いて一安心。握りたてのホカホカを、駐車場まで運んできてくれました。

 

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金沢市内へ突入する頃にはすっかり夜の帳が下りました。

いつも富山へ抜ける時は倶利伽羅峠を越えるのですが、今日は南砺市経由で八尾町に向かいますので、加賀の本丸を攻めます。まずは犀川大橋を渡りましょう。

 

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金沢随一の繁華街、片町を抜けて香林坊を右折して旧制四高(金沢大・金沢城)跡のライトアップを愛でながら走りました。

高校山岳部の同期が金沢大へ通っていた事もあり、金沢へはよく訪れています。汚く狭い下宿で麻雀したのも良き思い出です。夜の金沢も好きですので、駅西のパーキングで車中泊して東茶屋町と絡めて、ビール片手にライトアップ散策でもしましょうか。それ用の市内循環バスもありますしね。

 

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南砺の道の駅で温泉に浸かる予定が、着いてみると真っ暗。

ウィキで調べた最終受付まで30分以上あります。妻がネットで調べなおすと、なんと昨年に閉業していました。あららのら。

仕方ない、頭は副作用の薬疹で痒いですが、まだ初日。諦めて会場へ直行しようかと走り出して5分で、デカイ「ゆ」の看板をみつけました。

温泉ではなく、昔ながらの銭湯です。¥420。妻のローズ香りの高級シャンプーを借りて、駆け込みました。

 

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真っ暗闇の中、八尾から山田の集落を抜けて、会場の牛岳ACへ向かいます。

暗闇で山村の細い道が蜘蛛の巣状に枝分かれしていますが、ナビとスキー場の看板に助けられながら無事にミーティング前入り成功。

 

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我々が到着したのが2130、2300にはいつものT先輩カップルがお見えになるので先に夕食を済ませます。

さっき仕入れたはま寿司持ち帰りと、銘酒立山。乾杯にビール。それだけあれば、今の私には充分のはずでした。病院ではほとんど食べてませんでしたから。

が、金沢のスーパーで買った半額惣菜が旨くて美味くて。山ほど買いましたが、先輩達との前夜祭も含めてほとんど無くなりました。

 

30分だけ飲りましょか!と始めた前夜祭ですが、もう寝ようとタンブラーを置いたのは深夜3時。

おお、楽しき我が心!

2017.9.25記

 

自宅〜京都〜湖西道路〜敦賀IC〜北陸道鯖江IC〜福井〜金沢〜南砺〜牛岳キャンプ場泊

現在地=富山県射水市道の駅カモンパーク新湊にて沈殿中

 

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車中泊工作 ソーラー充電 サブバッテリー 追加/自作 バンコン キャンピングカー 〜もっとヒカリを!もっと灯りを!〜

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2017.9.20 グラリフォーム

どうも、シバク・ドワレです。

最近ごぶさただった、グラの改造記。入院中の腐るほどあるヒマを活かして、構想を練りに練っていました。今回は技術科ではなく、理科です。

 

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既存のサブバッテリーがかなりくたびれてきて、ソーラーパネルも10Wの小さなものですので、天気が悪い日が続くと充電が心許ない状態でした。

上の画像のダッシュボードに置いているのが、旧ソーラーパネルです。ワイパーブレードが錆びているのはご愛嬌。グラの買い替えも睨んでいますので、様子を見ましょう。

 

 

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そこで、奮発して新品のバッテリーと、30Wのソーラーパネルを購入しました。

ディープサイクルの定番、ACデルコの115アンペアにしました。これですと簡単な机上の計算上では、50Wの東芝REGZAを20時間ほど稼働できる事になります。実際は、アイソレータやインバータを通しますのでロスが発生し、この通りには行きませんが。ご存じ無い方に説明しますと、ディープサイクルバッテリーとは、充放電を繰り返しても寿命が長い製品のことを指します。

寿命よりも大切な点は、サブバッテリーに通常の補水型バッテリーを使用すると可燃性ガスが発生して室内に充満し、爆発や吸引の危険がある事です。これから自作で車中泊クルマを仕上げようと思われている方は、電気関係には特段の安全配慮をご留意ください。

ソーラーパネルは大陸製です。 この組み合わせなら、空近くまで放電しても快晴が続く限り2日か3日で満タン近くまで復活するでしょう。

 

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台車との比較で、ソーラーパネルの大きさが判ると思います。

これで30Wです。100Wクラスになるとかなり巨大で、ルーフ上に設置する必要があるでしょう。画像中段は、ソーラーパネルのウラ側。シンプルな構造です。引き出し式のステーが付属していますので、キャンプ場などに滞在時は屋外で太陽光に応じた角度に調整できます。

下は、デジタルチャージコントローラ。これを経ずにソーラーパネルからバッテリーに直付けすると、晴天が続くと過充電になり爆発の危険がありますので、必須です。今回はコントローラのモニタ横にUSBポート付きのものにしました。iPhoneスマホ類を充電するのに、ロスが少なく手間もかかりません。

 

工事はシンプルに 

さて、本日予定通り退院しましたので、帰宅して雑用を済まし、設置にかかりました。と言ってもごくシンプル。たいした作業ではありません。

 

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いちばんの難関は、20なんkgあるクソ重たいバッテリーを、運転席後部に据え付ける作業。

ひと月の入院生活で筋力が落ちていますので、良きトレーニングです。カーテン手前右のベッドマット下に設置しました。

 

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太めのスケアのリード線を、ちゃちゃっと配線します。

旧サブバッテリーもまだ臨終は迎えていませんので、予備に置いておきます。容量も残量もかなり異なりますので、並列には繋いでおらず、それぞれ単発で使用します。蛍光灯を灯すくらいにはちょうど良いでしょう。

 

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コントローラも繋ぎました。

画像の表示は、現在の新サブバッテリーの蓄電状況。スイッチを切り替えると、ソーラーパネルからの充電量もボルトで表示してくれます。今日は曇天でしたが、スモークの窓越しで12.5Vを発電していました。日常駐車しているスペースは運転席が南向きですので、ソーラーパネルは陽当たりの良い西向き。それを考慮してこの場所に設置しました。

 

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続いて、アイソレータを接続しましょう。

この機器はシガーソケットから12Vを取り出してサブバッテリーに走行充電してくれるもので、オルタネータからサブバッテリーへの一方通行充電の機能があり、逆流やメーン・サブ間の干渉を防いでくれます。キャンピングカーには必須の装備ですね。

シガーソケット式と、直接取り出し用の両端子を備えていますので、アンペア数の用途に応じて使い分けることができます。

 

 

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早速、135Wのインバータを接続してみました。

先程のアイソレータのシガーソケットに差し込んでいます。テレビジョンを観たり、MacBook Proを繋ぐくらいなら、この容量で充分です。ちゃんとスイッチが入りました。

 

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これは過去画像ですが、新サブバッテリーを導入した事で、ジェネ=ハツハツ=発動機式発電機を回さずに雨天でもTVを観る事ができます。

なにもキャンプやキャラバンに出かけてまでTVを付けなくても良いのですが、長期の旅になると寛ぎの時間が疲労回復に有効ですし、災害や悪天時の情報収集にネット以上の実力を発揮してくれます。

 

明後日から久しぶりのロングキャラバン。

備えあれば憂いなし⁈

2017.9.20

 

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病院での食事/闘病記 〜体質変わり、パワーも落ちたが〜

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2017.9.18 誕生祝い

どうも、シバク・ドワレです。

まずは、カップヌードルちゃん、誕生日おめでとう!キミが産まれてきた日のことを、オッちゃんはよく覚えてるで。

それまでは、コンロの鍋に湯を沸かし、直ぐにほぐすと不味くなるから完成までずっと横で見守らなければならない袋麺しか無かったのに、君は画期的なパッケージングに身を包まれ、うやうやしく産まれてきたんやったね。

当時小学校2年生だったオッちゃんは、蓋を少し開いてヤカンから湯を注ぐだけで食べられる、君のその優しさに包まれた慈愛の心に歓喜したもんや。

 

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割り箸やなくて、頼りなさげなプラッチックのフォークで強制的に食べさせられたのは、チョイびっくらこいたけどね。

もう、キミも46歳なんやね。オッちゃんの奥さんと同い年なんやで。月日が流れるのは早いもんやなあ。

 

と、このように貧しくも楽しかった昭和中期を振り返りながら、今日の昼食は敬意を払ってカップヌードルにしました。

私は幸いな事に、胃や食道の悪性腫瘍ではありませんし、糖尿の気もまったくありませんので、食事制限は無く自由です。なので、前回の入院までは朝食のみ病院のパン食を頼み、昼と夕は弁当などを持ち込んでいました。三年に渡る、月に半分の入院生活で病院食アレルギー気味になっていたせいもあります。

 

それが、今回のひと月に渡る入院の端緒である吐血から、少し様子が変わりました。三日間の絶食の後、試しに病院食を口にしてみると、美味く感じたのです。身体がその緊急性を訴えてバランス良き食事を欲したのか、それとも単に絶食の後の貪欲さが出たのかは判りません。

とりあえず、お粥から初めてみたのですが、今まで好きでは無かったオカユの旨い事ったら。紀州南高梅の大きめの梅干しを添えると、筆舌に尽くしがたい甘美なひと時が訪れます。

 

それでも、毎食病院食を食べるには抵抗が残っていますので、朝夕のみにして、昼はおにぎりや弁当、時にインスタント食品を食べています。このような状況時に、カップめんがとても役立つのですよ。まさかコンロとコッヘルを持ち込んで袋麺を作る訳にも行きませんし。熱湯なら、24時間常時談話室にスタンばってくれています。

 

虫歯の原因

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弁当もカップめんもイヤな時、少しでもカロリーを摂取して血糖値を下げないために、クッキーの類いを口にします。

私は昔、発病するまでけっこう本気で登山をしていましたので、岩登りや雪稜などを登る時には簡素な行動食、レーションで済ませていました。ですので、毎日決まって正午に定食の類いを食べないと身が持たない、てな事は全くありません。むしろ、朝を8時に食べたのに正午に食べさせられるのは苦痛です。

学校や会社ではスケジュールが決められていますので、そのような時間配分になるのは仕方ありませんね。これも、私が宮仕えに向いていない1つの大きな理由なんでしょうね。

 

昨日の朝、三日間の持続注入であるFOLFIRI療法を終えて、今日明日が副作用のピークです。それでもバイタルは正常ですし、予定通り明後日には退院できるでしょう。

筋肉は若干落ちてしまいましたが、それでもまだ老人と呼ばれる体型では無いです。

 

さあ、愛馬サンパチ君のためにも張り切ってリハビリしますか!

2017.9.18

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災害予防告知 気圧の急激低下/気象 〜緊急時ほど、慌てずに急ぎましょう〜

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2017.9.17 台風情報

どうも、シバク・ドワレです。

TVなどのメディアでは状況に即した情報を随時報道してくれていますが、インターネットでは1時間以上のタイムラグがあります。日頃は私自身TV番組はほとんど観ませんが、災害が予想される時は常時開局するようにして、在宅中の妻と連絡を取り合っています。

 

台風接近

大阪の17時前で、気圧は979hp。急激な低下に、G-shockの気圧グラフ表示が追いつかず、ダウン矢印になっています。台風の接近を如実に物語っています。

 

この三連休にキャンプやツーリングを予定していた方々は、残念でしょうが諦めてください。今から出かける方は居ないでしょうが、比較的穏やかだった昨日からテントを張っているパーティがおられましたら、即時撤収かテントは放置してバンガローや事務所など、安全な場所に避難してください。

オートバイやテントは壊れてもまた買えますが、生命は一つしかありません。

 

以上、テレビが視聴不可能な状況の方への緊急告知でした。

2017.9.17

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私のブログ、その綴り方/ブログ 〜ひたむきに、がむしゃらに〜〜

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2017.9.15 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

私がブログを始めてから一年と少し、ようやく252記事になりました。この間に、約75000のPVを頂きまして、心から御礼申し上げます。

これはアマチュアであっても人気ブロガーさんから見たら取るに足らない数字でしょうが、私はアクセスを増やすために媚びを売る記事を書いたり、ブログのためのブログにはしたくありませんので、充分満足しています。具体的には、ブログのためにわざわざ行きたくもない観光地へ寄ってまで撮影するとか、記事を書くために変わった料理を作るとかはしません。あくまでもアクティブな活動を優先して、その記録としてブログに著述するのが私のスタンスです。無論、非公開にしていないのは読んでいただきたいからですが、あくまでもマイペースで続けます。

そして再三の記述になりますが、闘病の辛辣さ、死への恐怖などを述べるブログにもしたくありません。そのための題名、「末期がんでも遊んだる!」ですから。

もちろん、これだけワガママな文を書くのですから、離れて行かれる読者が出てくるのは当然の帰結でしょう。しかし、それも自然の摂理。多少の寂しさはありますが、むしろ意味不明な専門的記事を無理に読んでいただくほうが気の毒です。私自身も、読者登録したものの感性が合わなければ訪問を辞めて、登録も外しています。

 

 恩師とのやりとり

さてある日、全国でも有数の偏差値を誇る優秀な国立中高を卒業し上の大学に進学された、定年まで国語科の教員をしておられた山の先輩でもある恩師と、焚火を囲みながら飲んでいたときの事です。

「Hはん、貴方は小説や詩を書かはれへんのですか?」

H氏

「ワシにはそんな文才は無いから、書かん!」

「さいですか。ワイは受賞するような文才は無くても、書くのがオモロイから書き続けまっせ。評価なんか後から付いてくるもんやし、クソミソに言われるほど燃えますんや」

H氏

「ふ〜ん。ま、勝手にしぃ」

 こんなやり取りを、深山幽谷キャンプのあいだ中、延々と繰り返していました。

 

何冊か本の出版もされたH氏に文才が無いとの口上は、謙遜だと分かりきっています。しかし実際に彼が書くのは史実の再確認を主とした地域探索の山行記や、冒険家の足取りを追う紀行文などが主体であり、牧歌的な詩などは読んだことがありません。

16も年長なのに「彼」と呼ぶくらい親密な関係を築きあげましたので、僭越ながら彼の頭脳を切り裂いて中に入り込んで見ました。その脳の構成を見た結果思うに、彼は専門的に学んだ日本語学と国語論が邪魔をして、想像力とクリエイティブな感性がその構成の総てに近い、小説や詩が書けないのでは無いでしょうか。私は極力、論文調になるのを避けていますが、彼は努めてそれを狙っているそうです。あくまでも歴史や記憶に残る学術論文が目的だそうな。

 一方私は、高校まで国語科の成績はまあまあでしたが、大学では文学部ではなく経済でした。

ですので、文法がなんたるや、などは忘却の彼方です。しかし業務であるフォトグラファーの傍ら、紀行文や食材紹介などの執筆も編集者から依頼されていました。いわゆる、カメライターです。

そこでの仕事が今の文章に活かされているのか、はたまた文を書くのが好きだったから依頼があったのかはわかりません。とにかく、あまり難解な文言を羅列して読んでもらえなくなるくらいなら、小学生でも高学年なら理解できるような解りやすく丁寧な記事を心掛けています。

 

私は、私小説や詩を書くのが好きです。それも、掌編と呼ばれるごく短編のもの。短い中に、リズミカルにテンポよくストーリーを進めて行き、飽きられる前にストン、と完結させるのが目標です。残酷、卑劣な振る舞いや世俗への怒りなどのテーマは日頃の雑感に任せて、私小説や詩では情緒あふれる、叙情的な表現を心掛けています。私自身、そのような書物を紐解くのが好きですから。星新一さんのショートショートのような大逆転、コペルニクス的転回のオチを付ける能力はありませんので、あくまでも日記や作文に近い心象描写ですが。

表現の手法は、事象を忠実に羅列する一方、抽象的な表現も交えて読者の想像力をかきたてるのが快感なのです。これは、現実なのだろうか?いや、あくまでもドワレの頭の中でのみ起こりうる、寓話なのだろうか。この男は一体全体、どのような思考を持って生活しているのだろう。果たして、本当に人間界に棲息しているのだろうか、と。

私にとって文章は、絵画と同じ感覚を覚えます。真っ白なキャンバスに絵の具をぶち撒けるが如く、荒々しく書き連ねる。やがて、その日の設定である1000W(ワード、文字)や2000Wに達したときに、文頭から読み返します。すると、おかしな表現や誤字脱字が目に留まります。それを、気に入らない描写をした油絵の具をそぎ取るように剥がして、上から厚く塗り直すのです。それを繰り返すうちに、いろんな絵の具を混ぜて独特の色合いが醸し出されるように様々な表現がミックスされて、自分だけの独自のストーリーができて行きます。最初の荒々しく書きなぐった文が幹、絵の具を混ぜたのが枝葉ですね。

こうなると、もう止まりません。その寂しかった枝が四月に新緑を膨らませ、山おおいに笑うが如き、感性と創造の遥か広大なる樹林帯が出来上がって行くのです。

 

いつもオートバイミーティングや、先日の北海道ツーでお世話になっているT先輩が、ある日職場の同僚である法学の先生に私の文章を読んでいただいたそうです。

法学先生曰く、

「この人は、自分の文に酔いしれるタイプだね」

と。

ズバリ図星ですが別に動揺する訳でもなく、

「あたりまえですやん。まず自分が好きにならんと、どうやって読者に感銘を与えることができましょう」

と、T先輩には返事しました。

 

異論もおありでしょう。なんて思い上がった、いけ好かない奴なんや、オレ様の極みやな、と。しかし、私はこの自由奔放なスタイルを崩すつもりはありません。

夕陽を見て感動した心。

虫が歩いているのを邪魔した時の切なさ。

縁日で振り返ると、親がいなかった時の不安と解放感。

そういった己の中に残っている少年の心を、いつまでもいつまでも、棺桶まで持ち続けて書き続けて行きます。

 

私はフォトグラファーです。文章も、写実主義を織り込みつつ、創造の喜びをかみしめたい。

カメラを持てなくなろうとも、キーボードは叩けます。キーボードを叩くのも、iPhoneをタップするのも辛くなれば、妻がいます。妻に代筆を頼みながら、それでも述べ続けます。必ず、きっと。

 

愛機NikonD4に差し込まれ、フォーマットしたメディアカードにNo.0001から撮り始めるように、今夜も真っ白のデスクトップに立ち向かい、いちから書き始めます。

一撮入魂、一文熱情。

2017.9.15

 

P.S.今日はこの追伸を除いて、ジャスト3000Wに仕上げました。

 

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初バイトの思ひ出/懐古 〜アメニモマケズ、コオリニモマケズ〜

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2017.9.15 年寄りの昔語り                                                                     画像 今宵の病院食/秋刀魚旨し!


どうも、シバク・ドワレです。

それは高校一年生の暮れのことです。当時の府立高校山岳部は冬休みには雪山、いわゆる厳冬期合宿を行えませんでしたので、試験休みから暇を持て余していました。ちょうど原付一種免許を取得して、オートバイを物色していた頃です。

学費や合宿費用は親に面倒を見てもらっていましたので、これはアルバイトするしかない。

そう勇んで、万代百貨店、今のスーパーmandaiに履歴書を持参しました。詳細は失念しましたが、面接担当者殿が私の履歴書を見るなり、

「お、山岳部か。それは良い!」

と、即採用を決めてくれました。初めての面接で断られる失望を味合わずに済み、その日は喜んで帰宅したのを覚えています。それが地獄の始まりだったことも露知らず。。。

 

やがて冬休みに突入し、同級生を含めて10名ほどが初回の労働説明を受けました。作業内容を説明される前に、持ち場の配分があります。まず先に、菓子売り場や雑貨品の陳列など、割と楽なコーナーから割り振られて行きました。それが豆腐や練り物、塩干物など徐々に冷たいコーナーへ進んで行きます。

野菜売り場に来たときに、中学野球部出身で下校部だった同級生にお呼びがかかりました。同級生は嫌そうな顔をしています。重たい段ボールがメーンですので、山岳部の私はてっきりそこだと思っていました。しかし、まだ指名はありませんでした。

そして、遂に最後です。そう、鮮魚コーナーが残っていたのです。面接官がニヤッと隠微な笑みを浮かべたことが脳裏を過ぎり、山岳部員を嬉々として受諾してくれた理由が初めて理解できたのです。

時期は年末の寒さがピークの第一峰を迎えようとしている頃。普通の高校生たちは、チャリンコに乗るのにも手袋をしている時分です。そんな中、タップリの氷水に入浴中のブラックタイガー(当時その海老名が有ったか忘れましたが)の皮をせっせと剥き、まだ小さい鮴や、脂の乗り切った真鯛の鱗を落としたもんです。

 

良きトレーニン

と、このような書き方をすると、まるで万代百貨店が極悪のように聴こえるやもしれませんが、さにあらず。当時私が所属していた山岳部では、来るべき雪山合宿に備えて、各人手袋禁止はもちのろん、自宅にて氷水に最低10分は手足を浸けて凍傷予防のトレーニングをするのが習わしでした。

それを、私はわざわざ自宅冷蔵庫の氷を無駄にすることなく強制的に受容し、他部員の何十倍も履行したでしょう。しかも賃金まで貰っていたのです。情けは人の為ならず。何事も、禍を転じて福となす、ですな。

 

なお、その時のバイト代でめでたく輝けるオートバイライフデビューを飾ることができました。ほぼ満額を使って、既に新型が発表されて型落ちのSUZUKI・TS50、ハスラーくんを新車で10万円ポッキリで入手しました。

嗚呼、楽しく美しい日々よ永遠なれ!

2017.9.15

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