室内ポートレート/業務撮影 〜ツヤを出し、艶をだす〜
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2018.6.27 業務
どうも、シバク・ドワレです。
今週、来週は立て続けに同じクライアント4カ所でのプロフィール撮影が入っており、忙しくしています。1日1カ所とは言え、入院の病棟から出て行くとしんどいもんですが、たまには働かないと遊べませんからね。
本日のメーン機材はNikon D3。同じ場所でスナップ撮影も入っているのでそちらにはD4を回して、PR(ポートレート)にはD3を使用します。その理由は、やはり旧機種とは言ってもピント精度やクリップオンストロボ撮影の露出精度などには二機種のうちでは新しいD4に軍配が上がるからで、三脚に据えて同じ露光量/ホワイトバランスで撮り続けるPRにはD3でも充分です。
PRの照明は、プロペットのモノブロックストロボ220、300wを使用します。
天井に光を反射させるバウンスで撮影を行い、天井が低いので大光量は必要としません。Nikonのクリップオンストロボでも充分なのですが、途中で電池を換えるのが面倒なのと、少しでも使うストロボを分けて発光菅の寿命を長引かせるためです。
それとモノブロックを使用すれば、撮影する三脚と椅子の真後ろからライトスタンドを用いて発光させますので、カメラにクリップオンストロボが引っ付いているよりカメラの取り回しが俄然良くなります。
ちなみに、モノブロックはAC電源が必要ですので、屋内なら問題ありませんが屋外ロケで使用するときはヤマハの発電機が登場します。
かなり昔は、カメラからストロボまでコードをだらだらと繋いで大変でしたが、今は電波で飛ばせますので、これも取り回しが随分良くなりました。
カメラやレンズだけではなく、このような周辺機器も進歩しとります。上の画像は受信部で、モノブロックのシンクロコードのソケットに差し込みます。四桁の暗証番号を変えられるようになっており、複数人で同時に撮影しても誤発光しません。
対して、カメラの上についているのが発信部。
このように、コードが無いと足で引っ掛ける心配が要らないので効率化にとても役立ちます。ただ、どちらも電池で運用していますので、そのチェックを怠ると無用の長物に。
本日の三脚は、ジッツォの脚にハスキーの雲台です。私の最強セット。
一方、スナップは
こちらがスナップ用のD4。
D3とデザインはそっくりですが、操作系とエンジンが別物です。当然後継のD4のほうが性能は高く、バッファ(連写して一度に撮れる枚数)はD3が10数枚なのに対して、D4では50枚程度(当然設定サイズによって変わります)とスポーツやレースなど速射で連写を求められる撮影には、こちらでないと話になりません。
もちろん最新のD5ではもっと性能が上がっていますが、私にはこれで充分です。
ちなみに、D4の解像度は1620万画素。最新のコンデジにも劣りますよね。しかし、D850のように4000万画素を超えるような機材は、壁一面のポスター撮影でもしない限り、うどの大木になる危険性があります。
アマチュアカメラマンの中には、やたらと高解像度を求める人もいるみたいですが、しっかりと三脚を付けてブレを防ぎ、かつ高級レンズで無いとその実力を発揮できません。解像度が高すぎるからです。
D3を未だに使用している点として、私が単にニュートラルでナチュラルな発色が好きなのと、1200万画素と低解像度なので大好きなマニュアルフォーカスレンズ、ニッコールAiレンズが使いやすいからです。最新機種ほど、デジタルに特化したレンズで無いと画質が低下する傾向があるようです。
さあ、スタンバイが終わって待ち時間でしたが撮影の本番が近づいてきました。
お仕事してきま〜す。
2018.6.27
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