山陰キャラバン やまぐち号撮影旅三日目/自作 バンコン キャンピングカー 〜海辺に宿を求め、鐵路へ帰る〜
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どうも、シバク・ドワレです。
やまぐち号を撮り終えた後、RVパーク道の駅阿武町にてくつろいだ我々。
旅の三日目は、違うポイントで再度やまぐち号を撮影するべく同じ道を戻ります。
このRVパーク、昨夜18時の受付終了時に間にあわせようとの思いと、少しでも早く着くよう安全に留意しながら必死で走りました。
電話での予約は不可であり現地にて先着順だと言うので、三連休の中日ですので既に満車かも、と思ったのです。
しかし道の駅のRVパークスペースに泊まったのは我がロケバンのみ。拍子抜けしました。朝の9時過ぎに横にデカいモーターホームが来ましたが、温泉もあるしデイキャンプかな?
萩からも津和野からも程よい位置関係なので、もう少し混んでいるかと思いましたが杞憂でした。無料の道の駅スペースにはけっこう車中泊組がいましたがほとんどはミニバンでしたので、電源が不必要なのにわざわざ千円を払ってトイレからいちばん遠くに駐める理由はないのでしょう。
道の駅の裏手は砂浜と遊歩道になっており、朝の散歩を楽しめます。
恋人同士が鳴らす鐘を夫婦で鳴らし、幸せを祈りつつ元来た道中を帰りました。
二日目の鉄の塊、気合を入れる
昨日の場所から南へ少し下った地点でスタンバイします。
この地点のやまぐち号通過時間は12時50分頃ですが、RVパークを10時40分頃に出ましたので、約1時間前に到着しました。このポイントには公的な無料駐車場があるので、近隣の方へ迷惑をかけることもありません。
位置的には津和野駅と船平山駅の間にあるトンネル付近です。
やまぐち号が来るまで駐車場から200mほど離れた撮影ポイントで待ちました。この日は6名くらいが来ましたが、先着順でベストスポットが無くなって行きますので。
その間に、大好きな国鉄型気動車のキハ40がやってきましたので、それも大いにワクワクしながら撮影。蒸気機関車だけではなく、非電化路線の主役であった旧型車両を撮れるのはたいへん好いことです。
サッカーチーム?の塗装になっているのはわたし的にはいただけませんが、観光PRのためなら仕方ありませんね。
シュッポシュッポとドラフト音を軽やかに響かせながら、やってきましたやまぐち号。
この地点は北に向かって下っており、煙が無いのは寂しいですが、トンネルを絡めて撮りたかったので良しとします。撮影者や観光客を見かけるたびに、機関士たちも手を上げてくれ汽笛で応えてくれます。
その正面から見る秀麗な姿には、北アルプスのモルゲンロートを眺めるのと同じくらいの感動が沸き起こります。
大井川鐵道は5年で六回くらい撮影に行きましたので、これからは墓参の往復にこちらを絡めましょう。初めて訪れた割には、なかなか良い絵が撮れました。旅日記に全て載せるとカット数が多くなりすぎますので、いずれ別記事で今回のやまぐち号を特集したいと思います。
城下町に悠久のときはながれ
予定通りやまぐち号の撮影を終えて、津和野町中心部の重伝建を訪れました。
歴史的な話は専門家に任せて、短時間でぶらつくメーンの通りを紹介します。
城下町ではありますが、小高い山の上に城がありますので通りは敵の攻撃から城を守るジグザグではなく、直線ですっきりしています。
ほぼ中央にある、観光会館的施設の沙羅の木駐車場に愛車を駐めましょう。ここは一回¥500なのですが、沙羅の木の施設で飲食や物品購入をすれば払い戻しがあり実質無料です。
駐車台数は15〜6台と少なめですが、露天なので私のキャンピングカーやキャブコンのように車高が2.7mでもOKです。
コインパーキングだと、青空なのに出入口だけ雨避けゲートが2.1m程度に設けてあるところが多く、トラック対策は分かりますが不便極まりない。
早速沙羅の木茶屋にて特製うどん(¥750)をいただきます。コシはありませんが、モチモチして美味いうどんと関西風薄味出汁が絶品で、全部載せの具もほどほどの量でバラエティに富んでおり、食べて良かったです。
食後の散歩がてら、メーンストリートをぶらつきましょう。
街並み自体は重伝建としては保存家屋は少なめですが、民家前の用水路に錦鯉が泳ぐのは珍しい。昔、高校生だった息子とキャンピングカーふたり旅で訪れた事を昨日のように思い出しました。
その錦鯉の通り中ほどに公民館があり、SL-C56、その名も高原のポニーの特別展を無料で開催していましたので、寄ってみました。
プロ制作のさよならポニー番組を流しており、興味深く観させてもらいました。
わたしが撮影したのは現行機のデゴイチ(D51)、その前は貴婦人(C57)、さらに前がポニーです。小さな身体からその愛称がついたのですが、後ろをDD51ディーゼル機関車に押してもらいながら多くの子供達の夢と憧れを運びました。
感動する番組ですので、チャンスがあれば是非どうぞ。
ちょうどこの日は連休ですので、目抜通り中ほどから歩行者天国を設けてゑびす市が開かれていました。
神話にもとづく大蛇退治の芝居などもあり、楽しかったです。デゴイチともども、入院のストレスと抗がん剤の疲れが吹き飛びました。
津和野駅まで来てみると、先ほど撮影したデゴイチが、新山口への帰路に備えてカマを温めています。
柵の外からではありますが、ここでは撮り鉄ではなくてファミリーが仲良くやまぐち号と記念写真を撮っていました。
たっぷり遊んだ津和野を離れて、先を急ぎます。
仕事もしなくてはなりませんので、今回のキャラバンはいつ帰るかわからない、って訳にはまいりません。とりあえず10/9の夜までに帰ればいいので、松江のSAを目指しましょう。
さっそく楽しい夕餉です。
昨日のRVパーク近くの安いスーパー、サンマートで仕入れてあったアルミ鍋の鴨鍋。
AC電源で冷蔵庫が利用できると、こういう手が使えるのでメシの選択が広がり、安くあげることができます。おまけに、ぶらりと寄った浜田市から出雲市への日本海沿いのどっかのイオンで(何市なのか何町か忘れた)念のために精肉コーナーを見てみると、鴨肉が半額になっています。
アルミにパックされた鴨肉では二人の腹を満たすには程遠い量でしたので、天の助け。
ついでに、津和野のゑびす市でなにげに覗いたテントの下で売っていた、椎茸。
「お、原木やん!」
と私の大きい声を聞いた売り子のおばちゃんが、
「ラスト1パックやから、三百円やけど二百円でええよ。その下のパックは、欠けがあるからおまけ!」
と、なんとも嬉しいサービス。
別に値切ったわけではありませんが、大阪人としてはこういうやり取りは大好物であります。いつもスーパーの菌床ものばかり食べている舌には、原木椎茸はその柔らかい中にもしっかりした歯ごたえと、まったく臭みの無いさわやかな香りがたちのぼる贅沢な秋の贈り物に、天にも昇る気持ちでした。
ウイスキーを買って正解でした。
秋の夜長にはキャンピングカー車内でオンザロック。
さあ、帰ろう。
2018.10.10記
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