ソーラーパネル増設と発電実験/自作 バンコン キャンピングカー 〜太陽と北風、もちろん車中泊には太陽の恵みをいただく〜
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2018.11.5 電装改良
どうも、シバク・ドワレです。
入院も12日目になり、スキーの連載も完結したので暇になりました。
することが無いのは体にもオツムにもよろしくないので、先日ヤフオクで落札していた新ソーラーパネルの増設作業を挙行しました。
これが新しいパネル。
開始価格¥1、希望落札価格¥14000を、¥6000送料別で落札できました。
50Wのフレキシブルタイプで、超薄型です。この画像では、フロントガラスの外側に置き、下側をワイパーで挟んでいます。
この左に写っているのが、今までの30W。
これは二つ折りになるので収納には便利なのですが、表面がガラスでできており厚みがあってものすごく重たい。
このようにダッシュボードに置くときも、裏側をマジックハンドで支えていますが、とてもじゃないけど車外の屋根や窓に気軽には置けません。落下して破損するのが関の山でしょう。
ネットで買うと安くて良いのですが、現物を見ることができないのがネックですね。
今回追加購入したフレキシブルタイプは、とても軽くて大当たりでした。
私のロケバンには、大型サブバッテリーを2つと小型の携帯用サブバッテリーを1つ積載してあります。
従来は、30Wの折りたたみ式の重いやつをメーンのサブバッテリーに接続し、ここには既に写っていませんが、10Wの小さいソーラーパネルをサブのサブバッテリーに接続。
この画像の真ん中に写っている極小の5Wパネルは、携帯型サブバッテリーにつないであります。
このシステムでもなんとかやりくりしていたのですが、30Wの折りたたみパネルの発電効率があまりよくないようで、曇りや雨の日はほとんど充電できていませんでした。
果たして、50Wの大容量になった新ソーラーパネルの効果や如何に。
なお、車外のルーフ上に置いたり地面に置いてなるべく正面から日光を当てるために、ロスが生じて充電効率は悪くなりますが配線をかなり長くしました。
このことにより、車中泊滞在時に駐車位置の制約があっても、できるだけ太陽に向けてソーラーパネルを仮置きすることができます。ルーフ上などに固定してしまうと、駐車場の向きによっては全く陽が当たらず、非効率ですので私はしません。
いちおう防水ですが、土砂降りになったり強風時はすぐに中にしまえますので、安心です。
さあ、充電してみよう
以下、先ほど採ったデータを備忘録の為に列挙します。
上の画像が設置場所、下はその場合の充電電圧です。
ソーラーコントローラーの表示を充電電圧に切り替えていますので、現時点でのバッテリー残量ではありません。
このパネルをつなぐ前の非充電状態のサブバッテリー残量は、12.3Vでした。
A.フロントガラス内側置き/快晴直射日光
B.フロントガラス外側置き/快晴直射日光
C.フロントガラス内側置き/快晴日陰
D.ルーフサイド置き/快晴日陰
E.ルーフサイド置き/快晴斜め当て
F.地面直置き/快晴正面当て
G.フロントガラス内側置き/快晴日陰
以上が、ドッピーカンだった今日のデータです。
日陰であっても、快晴だとビルなどの反射光でけっこう充電できていますね。
ドン曇りや降雨/降雪時のデータはまだ採っていませんが、当然この快晴日陰よりは少なく、12.5V行くか行かないかだと思慮されます。
データを発電量の多い順に並べてみましょう。
1.F.地面直置き/快晴正面当て→13.8V
2.B.フロントガラス外側置き/快晴直射日光→13.7V
3.A.フロントガラス内側置き/快晴直射日光→13.4V
4.E.ルーフサイド/快晴斜め当て→13.0V
以下日陰に設置すると総て12.7V(太陽への向きは無関係)
もちろん、車外で正面から日光を当てるのが最大の発電量ですね。
13.8Vと、AC100Vを使用したバッテリー充電器と同じ電力を生み出していますので、大満足です。
意外なのは、車外で斜めから陽を当てるよりも、フロントガラスの内側に置いて正面から当てたほうが発電量が多いこと。
後部座席のようなプライバシーガラスではありませんが、現代の車の窓はUVカットされますので非効率なのですが、案外充電できています。直接光での斜め当てよりも、ガラス越しの正面当ての方が効率良い結果ですね。
因みに、このデータからはガラス越しだと0.3Vのロスが生じることが判明しました。
いかに正面から日光を当てるかが、キャラバン時の乏しい時間での充電に重要なことが判りました。
これが内部の様子です。
配線がぐちゃぐちゃにならないよう、火災防止の観点からも、家具などで踏まないようにしっかりと束ねて吊るしてあります。
新パネルは軽いので、このようにダッシュボード上に設置するのもごく簡単。
夏には日照対策にも目隠しにもなりますし、冬季はこの上からマルチシェードを張りますので寒さ対策も万全です。
さあ、これで電脳車中泊生活の懸念がグッと減りました。
早くキャラバン行きたい〜〜。
2018.11.5
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