ロケバン小リフォーム・居室前部上段棚改造& 歯磨き用ギャレー再搭載 /自作 バンコン キャンピングカー 〜棚が増え、家具にまみれて至福感〜
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2019.7.14 小手先改造
どうも、シバク・ドワレです。
梅雨真っ只中、まだ盛夏ではありませんが蒸し暑いですね。
そんな中、元気にエアコン無しで窓を全開にして走っとります、ロケバンで。
アホちゃうか、って?
確かに周りのクルマを見渡しても、窓を開けているのは私一人。
これには物理的な理由と、精神論的理由があります。
最初の理由は、カーエアコンの冷えが悪いこと。昨年の夏前にモーターからのルートにあるOリングは3つ程交換してガスを真空引きし直してもらったので、今度はエバポレータあたりかもしれません。
こればかりは修理しなければどうしようもありませんね。修理をしない理由は、おそらく私が貧乏だからではなく、次の理由に繋がります。
私は、56歳の闘病者にして未だにオートバイライダーです。真夏も乗ります。
それが、四輪に乗る時にエアコンをガンガンに効かせて涼しい顔で快適さに慣れ親しんでいたら、いざ炎天下でオートバイに乗るときどうなるでしょう。
私の脳内CPUはかなりの旧式なので、器用に四輪は快適で二輪は暑いもの、などと即座に切り替えができません。
つまり、車内の快適環境を体が覚えてしまうと、真夏のツーリングで信号待ちなどのときがとてつもなく地獄に感じるのです。
それが、日頃から四輪でも窓を開けて風を感じながら走るのに慣れていると、オートバイでも苦痛を感じる度合いが少なくて済みます。
いわゆるメンタルトレーニングですね。
たいそうに理由をこじつけなくとも、月の半分が入院生活でビルの中の小鳥である私にとっては、自然の風が何よりのご馳走なんです。
さて昨日今日と入院中の土日の恒例、外泊許可を得ました。しかしながら副作用のキツイ時でもあり、生憎の雨模様ですので車中泊には出かけていません。
そこで、ロケバンイジリを再開し、前部ダイニングあたりを小細工しました。
before
別にこのままでも良かったのですが、テレビ前の棚の出っ張りが大きいのと、その棚と脚がニスを塗っておらず、ベニヤや2×4そのままで周りの木目調キャビネットから浮いています。
まあ怪しい昭和の和風サロン、もしくは貧乏学生の下宿然としているのは自覚していますから、今更お洒落感も無いのですが。。。
しかも棚が大きいとついつい大きなモノを置いてしまい、押さえは付けていますが走行中の飛散の懸念がありますし、上部に圧迫感を生じさせる原因となります。
そこで自宅の材料在庫からこのような木製パーツと、白く細長い合板を引っ張り出してきました。
いずれも前の自作キャンピングカーを廃車にする時に、分解して保存していたものです。これらを駆使して、細長い棚を作りましょう。
その前に、前車の時に作製した手作りギャレーを復活させるべく、先日設置したばかりのミニカップテーブルをハツハツ台の上に移設します。
このギャレーはちょっと気合を入れて作り、ロケバンの黎明期にも使用していたのですが、シンクが余りにも小さいので食器洗いは難しいのです。
そのため、居室最前部にある大型ギャレーにさらに大きなシンクを特製し、小型自作ギャレーは隠居させていました。
これは洗い物には抜群に効力を発揮するのですが、一泊や二泊で歯磨きなどだけに使用すると、下の10Lものグレー(排水)タンクを処理するのがめんどくさいし、そもそも同じく10Lのホワイト(浄水)タンクに水を注水するのもめんどくさい。
短期の車中泊なら、外食や出来合いの惣菜で済ます事もあるので、いつもいつも皿洗いする訳では無いからです。
で、歯磨きやコップすすぎくらいならこの小ぶりな旧ギャレーを足元に置いて使おう、となりました。
本当に軽いので、ここで水洗トイレを使う時はヒョイと持ち上げて退けておけます。
こちらなら、扉を開けると小さめのタンク(スーパーで純水を貰うためのヤツ)をサッと取り出せますから、汚水処理は簡単です。
口やコップをすすぐのは、画像のように内部にミネラルウォーターを数本備蓄しておけますから、それを使います。いずれにせよシャワーホースから出てくる水では口はゆすげませんから一緒です。
ギャレーを初めて使う人に老婆心ながら忠告すると、いくら清水用のタンクの水でも、2〜3日もすると雑菌の繁殖が怖いですから、直接口にする事は出来ません。
毎日入れ替えるか、大きなホワイトタンクの水は洗い物の第一弾すすぎ用として、仕上げにミネラルウォーターで流し、それだけではカルキが入っていませんから、キッチン用の皿にかけてもOKな除菌スプレーをかけておけば万全です。
通常は小ギャレーには滑り止めマットを敷いて板で蓋をしておくと、ここが調理台兼テーブルになります。
狭いバンコン ですので、あらゆるところを有効活用しなければ、動線の悪さが長旅でのストレスとなってしまいますからね。モノを増やす事により、より狭くはなりますが、利便性は向上します。
下へ続く
さあ、棚を作りましょう
先程の木製パーツの、脚部分とL字のモノをタッピングにて接合します。
それを2セット作製。
その下部に、ロングのL字金具を固定。
いまやロケバンのセンターにて様々な電装系や棚たちのコントロールタワーとなった和風レトロなキャビネットに、脚を取り付けます。
このように狭い天板に2セットの脚を固定しますから、L字金具は互いに干渉しないようにずらして付けてあります。
脚の方から、つまり白カウンターの裏側からタッピングで適宜固定、完成しました。
こうする事により棚の上にネジの頭が無いので、不意に指先を怪我する事を防止できます。
このような中間にある二本の橋脚だけで支えるシステムですから重量物は載せられませんが、もとより走行中は危険ですから何も置かず、停泊地に着いてからウエストバッグや薬箱、Mac入りザックなどの収納スペースとします。
これらの日常必需品が車中泊での場所を取るのですが、着いてからも使うものだけに床下に収納する訳にも行きません。
ついでに、高反発マットを敷いた模様です。
今まではゴザの上に直接寝ると冷たくて痛いので、封筒型シュラフを開いて敷いて寝ていたのですが、それでも寝心地はあまり良くありませんでした。
私は最近腰椎椎間板ヘルニアが増悪しましたので、腰の養生をするために安価な高反発マットを導入しました。
下から、
座敷の床となるベッドキットのクッション付き板(ベッドマット)
→ゴザ
→3cm厚の高反発マット
→厚手シーツ
→薄手シーツ、
となります。
通常は、数泊程度なら一番上の薄手シーツのみを洗濯すれば良く、長旅ではその下の厚手シーツも帰宅して洗います。旅先で一番上のシーツが不快になってきたら、大きめのバスタオルをシーツ代わりに使用します。
真夏なら、このバスタオルがいちばん快適!掛け布団としても有効ですね、汗を吸ってくれますから。
妻はもたれるのを嫌がりますから、広いところでお姉さん座りをして寛ぎます。
私は、テレビに正対して旅館座椅子にもたれて玉露などをズズッと。
夫婦それぞれのサイドにもの置きとコップホルダーを作ってありますから、「それ取って」などの依頼をせずにすみます。
この後妻と買い物に行き、ゆっくりと調味料を探したいというので私は車内待機。
あまりの寝心地の良さに直ぐに深い眠りに就き、妻からの電話で起こされました。レジへ行くためです。
このように、キャンプや長旅だけではなく、日常に溶け込ませて寛ぎの場所として、大いに活用しとります。
2019.7.14
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。