お月見キャラバン2019 初日〜3日目・満月の浮かんだ海を眺めるだけの走る別荘暮らし/キャラバン 〜絶景の名月を、グラスに浮かべて秋を楽しむ〜
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2019.9.13~17 キャラバン日誌 河内〜摂津〜播磨〜備前往復途中
どうも、シバク・ドワレです。
今回の旅は、とんでもなく素敵なロケーションのRVパークでの滞在で、見事にまん丸なお月見でした。
妻との二人旅ですから、滞在中のブログは封印。ってのは半分正解で、半分は建前。せっかく日本のエーゲ海を見下ろす絶景の休日に、仕事のようにキーボードに向かいたく無かったからです。
二泊三日の滞在中、風呂に入るかビール飲んでボーっとしてました。
もともと私は入院中はせっせと毎日ブログを更新して、退院して在宅中や仕事・旅の時はあまり上げませんから、これで通常運行です。
金曜日の夜に前泊をして土曜日に現地入り。
土日月の3連休をリゾートもどきで過ごして、昨夜は大阪に近いSAで仕事の前泊。
ゆっくりしてるのか慌ただしいのか、よくわからない旅です。
下へ続く
牛窓より。
ロケバン大リノベーション後、初の車中泊に心ウキウキ。
夜は涼しいのですが、日中の陽射しはまだまだ夏本番ですね。しかし日陰に入ると空気は乾いており快適で、ロケバン車内も換気扇を回すと実に過ごしやすい気候です。
いつものラーメン2国で晩飯を済ませた後、明石SAにて前泊完了。
この作戦で、阪神高速神戸線の三連休大渋滞には無関係でした。芦屋あたりがいつも混むので、それを避けたのです。
岡山県に入り、R2の岡山バイパスを通らずに、元有料道路である岡山ブルーラインを選択します。
備前市に入って直ぐに、スーパーのマルナカが運営している、海の駅がありました。観光バスで大挙して押し寄せたり、他府県ナンバーが目立つなど、人気の海鮮物スポットになっているようです。
妻は生魚を口にしませんし、私も大量の刺身はもう食べられませんので、本鮪中トロのタタキのみを購入しました。
いきなりですが、牛窓の岬ペンション村(跡)にある、RVパークに到着。
ここのオーナーさん夫婦も、先月ペンション経営からは引退されたそうです。
バブルに端を発した、ペンションブーム。
全国、山と言わず海と言わずいたるところに雨後の筍の如くペンション村ができましたよね。特に多いのは、北海道や信州、阿蘇などでしょうか。
ここ牛窓も日本のエーゲ海との戦略が当たり、いっとき観光ブームが訪れましたが、山陽新幹線と山陽自動車道の延伸で倉敷や九州に簡単に行けるようになり、瀬戸大橋の開通で四国に客が流れ、もはや牛窓は通過点でしかない、とオーナー夫人のお母さんは寂しそうに呟きました。
しかしそれにしても抜群のロケーションです。
脱サラでペンション経営を志したヨットマンでもあるオーナーが、このペンション村の中で、この区画が買えないなら小豆島など他を当たるつもりで交渉すると、すんでの差で先客あり。
しかし、幸運なことにキャンセルになり、無事にここで開業したとの事。縁ですな。
それも、当初の賑わいと多忙の日がウソのようにペンションブームは過ぎ去り、高齢になるとともに余暇を楽しむ方向へ転換したらしいです。
これからは、悠々自適の素晴らしい人生を!
早く着いたので、いちばん良いところを充てがわれました。
7×4m程の区画にゆったりとロケバンのイカリを降ろします。テラス横には簡易流し台まであり、プライベートオートキャンプ場のようです。
が、あくまでもRVパーク。
BBQなどの車外調理はしません。
この環境で、一泊¥1500とAC電源¥500です。ゴミ処理は別途¥100必要ですが、ロケバンにはゴミトンがありますから、そこへ収納します。
気分は西海岸、カリフォルニアです。
このロケーションと部屋数(9室)が勿体ない気もしますが、いつ来るか判らない客のためにリネンを整えて食材を買出し、常に朝から深夜まで応対するのは非効率でしょう。
風呂も使うことが可能で、家族単位で貸し切りできて一人当たり¥100です。
小ぶりな家庭用の風呂ですが、ペンションはこんなもんです。窓からは瀬戸内の島々に沈む夕陽を眺めて、至福のひとときを味わう事が出来ました。
これはもとペンションのダイニングルームだったスペースを、22時まで解放してくれています。真夏はクーラーがありがたいのでしょうが、もうその必要は無いほど涼しい風が吹き抜けていました。
ロケバンの後ろ、芝生の上に了解を得てテーブルとイスを出しました。
風呂上がりのビールは最高です。
この前日が暦の上の中秋の名月でしたが、あいにくの雨模様。そして満月のこの夜は、小豆島の東の端から見事な満月がMCとなり、私達の祝宴を開宴してくれました。
徐々に上がるにつれ、ベタ凪の海面にキャンドルライトの揺らめきを拡げてくれる、我がマスターオブセレモニー。
連休初日ですが2組だけの来客で、デッキや芝生周りは私達の独占でした。
船舶用の巨大なランタンをお母さんが点けてくれましたが、マイテープ用にジェントスのLEDランタンを小ぶりに灯しました。
遊び道具の演出小道具である、電池式のキャンドルランプは、今回は出番はありません。せっかくMC自らが宴に華を添える灯りを点けてくれているのですから。
妻は目が弱いので灯りが必要ですが、私は月明かりだけで充分なくらいの空と海からの月光でした。
夜も9時を回りましたので、素敵な月明かりの宴会もお開きに。
二次会はバー・ロケバンに河岸を変えて、プリメインアンプに火を入れます。多忙につきなかなか聴くことが叶わなかった、米加州のオレンジさん推奨のジャズを、ようやく流すことができました。
しっとりとしたピアノとウッドベースと、ライブ感溢れる拍手の合いの手に、パイオニアのプリメインアンプ&JBL studio 230の本領発揮。
大音量では流せませんが、この曲調なら却って静かにグラスを傾けるのが一番です。
オレンジさん、素敵な夜をありがとう。
夜が明けても、二泊三日でこのスペースを借りている私は、朝から入浴してビール三昧。
最近、あまり美味く感じなかったビールが、心底旨くて喉がなりました。
陽射しが移るとともに、我々も移動します。
この大木は、37年前にオープンした頃に植えた、デイゴだそうです。
南の海に想いを馳せて、今は自宅から3時間もかからないこのエーゲ海にてくつろぎましょう。
自作したテーブルには氷とグラスを置き、きつねうどんを作って、後は千枚漬けのみです。
以前はBBQやら干物を焼く機械などを使い、
やたら食いまくっていましたが、この安らぎの空間にはあまりモノは必要ありません。
道具に囚われて、肝心の休息がどっかに行ってしまわないように。
お母さんと小一時間ほど話し込んで、そのあとはそよ風を枕にうとうとしました。
2019.9.17記
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。