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My account/言葉遊び 〜風の如くしなやかに〜

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2017.11.4 言霊

どうも、シバク・ドワレです。

暇なので、ベッドの上で遊んでました。おかしな表現があれば、ご教示くださいませ。

 

acsekitori

 

Absorbing   夢中にさせる

Cheerful    元気な

Selfish      自己中心的な

Entertainment  気分転換

Kind                     優しい

Idyllic      牧歌的な

Tasteful                風流な

Oddity     変人

Ramble      あてもなく歩く

Implement            手段

 

2017.11.4

 

 

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車中泊夢プラン 次期自作キャンピングカー決定/自作 バンコン キャンピングカー 〜幸運とともに良縁が舞い込む〜

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2017.11.3 四輪買い替え計画その後         

                    画像:六甲山 秋のトワイライト(撮影・妻)

どうも、シバク・ドワレです。

先日、次期車中泊クルマの買い替えを思案中、との記事を執筆しました。

 

acsekitori.hatenablog.jp

すると、妄想が現実を呼び起こしました。

決まったんです、ニッサンキャラバンE25スーパーロングハイルーフチェアキャブディーゼルターボインタークーラー四輪駆動に(長い!名前も、ボディも)。

まだ契約を交わして手付金を納付しただけで、大人の事情で納車は年明けになります。しかし普通はそんなに待ってくれないのに、すごく良いディーラーさんで、じっくり整備しながら全額決済を待ってもらえる事に。

これは新車ばかり買う人には無縁の話ですが、中古車業界はそんなに気が長くないのです。回転を良くするために、早ければ二、三日で決済、待ってくれても二週間程度が多いです。

 

想像するだけで 

納車されたら室内画像をアップしますが、まだ今は構想段階。夢は膨らみますよ、クルマの中は段違いに広いですから。

今までのミニバンを改造した自作キャンパーでは、どうしてもルーフが低いので着替えや車内移動が大変でした。また、雨の日に数日同じ場所で沈殿するときも、立って腰を伸ばせるか否かでかなり体調に差が出ます。一週間を超えるロングキャラバンでは、ちょっとした事が体調不良の原因になりますし、車中泊初級者である妻の機嫌にも影響します。

滅多なことで文句は言いませんが、口数が少なく、しんどそうな妻を見るのは嫌ですからね。

この点から、契約した車は巨大な手すりが付いており乗降ステップが自動で出てくるなど、足と膝が悪く弱視に近い妻に配慮してハート車両にしました。個人で登録するのも全く問題はなく、単に非課税では無いだけです(身体障害者手帳所持者や、車椅子利用証明があれば個人でも非課税/都道府県別に設定)。

 

スーパーロングと言えども現行ハイエース200系の全長5.3mとは違い、4.995mですから運転もグラとそれほど変わりませんし、フェリー代が安く上がります。何よりも、ディーゼルですから燃料代の節減にかなり大きな役割を果たしてくれそうです。

私の父は、九州久留米の墓に眠っていますので、これはデカイ。親父が、もっと参ってくれよと良縁を授けてくれたのかもしれませんね。

 

acsekitori.hatenablog.jp

ハイルーフの上に、グラのルーフボックスを移設しますから(実はもう車が見つかる前にハイルーフ用の超ロングなキャリアフットだけ落札入手済み)、高さは2.7mくらいになるかも。

当然立体的駐車場には入れませんし、JRや私鉄などの高架にも留意が必要です。私は2トンや3トントラックを業務で運転していた事もありますので、運転に不安はありませんが、惰性でダラダラ運転すると大きい車体なだけに危ないですね。まあ、どんな車でもそうですが。

 

ちょっと乙女チック、もしくは宗教的な表現になりますが、願いは強く願えば叶うのです。車両も決まってないのにブログで自分の願いを告知したのも、有言実行の観点からです。虚仮の一念岩をも通すってやつですね。

私は今回の車両入れ替えにあたり、金銭的な点もさることながら、妻への配慮でかなり慎重に車種選択をしました。妻曰く、「隊長が広い方がいいんでしょ!」と照れ隠しを言いますが、嬉しいと思います。今まで乗り降りが大変でしたから。

そらあ、本音を言えば私だって広くて過ごしやすい車の方が良いに決まってますよ。今まで資金が無かっただけです。頑張って働いた甲斐がありました。

 

さあ、納車に向けて後部リビング/寝室の設計に勤しむぞ!

2017.11.3

 

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X4 typeLD 近郊ソロプチツーリング/オートバイ 〜独楽を回して独り楽しむ〜

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2017.11.2 河内國・大和國徘徊

どうも、シバク・ドワレです。

全国、いや全世界の絶版車愛好家の皆さま、お待たせしました。ツー日誌です。

今日、溜まった洗濯物の交換と、書類をプリントアウトしに帰宅しました。すると、プリンタがインク切れじゃあ〜りませんか。あらま。すぐ買いに行かないと。

外はこの上無く晴れ渡り、木枯らし一号が吹き荒れた後の早速の小春日和です。これは、乗らなしゃあない。今日ツーせんといつするんですか!

実にほぼ一ヵ月ぶりにSCサンパチの釜に火を入れました。流石にチョークは使いましたが、バッテリーの元気は上々。威勢良くセルが回りました。

 

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ベタなステッカーも誇らしげに、銀行前にて。

めったに外出してませんので、溜まった用事を次々と片付けます。

 

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主目的である、インクジェット用インクを買いにジョーシンへ寄りました。

平日ですので空いていますね。実に駐めやすいオートバイ置き場がありますので、出るときも苦もありません。クルッと回って駐め、スッと出る。

そう、今日は妻が用事ですのでソロなんです。ですので、実に身軽。北海道ではテント一式と二人分の幕営装備、着替えもろもろで引越し状態のサンパチでしたので、空身でソロだとまるで中型のよう。

 

近場だって走りは楽しい 

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寝屋川市から外環状線・ソトカンを走り、R163を清滝峠へと向かいました。

この国道は大好きなルートの一つで、少し標高を上げただけで大阪平野が一望できます。金運を授けてくれる黄色いさるぼぼちゃんも、ぼんやりと河内野を眺めていました。

清滝峠にはトンネルが開通しており、片側二車線・登坂車線ありの快適バイパスです。

 

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トンネルを越えると、すぐに奈良県です。

それまでの大都会から、一転して長閑な田園地帯や山村。わずか標高700mちょっとの山でさえ、こんなに交通の障害となるのですね。いにしえの人たちには、ここも難所の一つだったのでしょう。しかしそれが外敵からの天然の要塞となり、平城京建都へと繋がった訳ですね。

 

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もっともっと走りたいところですが、もういつもの分岐点です。

颯爽と大和や紀伊国、伊賀などへ向かう時にはここから四方へ走り出します。なんと言っても入院中の身、自重しましょう。

 

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帰路の途中、売りに出されている移築古民家の横を通りました。

早く宝くじを当てて、こんな家に住みたいなあ。

 

ツーと呼ぶにはあまりに短いオートバイ徘徊ですが、深まりゆく秋の日に、闘病のストレスは雲散霧消しました。

 

オートバイは、走り続けないと倒れてしまいます。

まるでくるくると回っては倒れる独楽のように。

誰かに押されても、自分の脚力が弱くても、倒れるでしょう。

しかし、私はあきらめません。

この脚が弱っていくのを実感するためにも。

 

アクセルを少し捻っただけで、四輪では考えられないほどの瞬発力を魅せてくれる大型二輪

これを操るには、大人の心が必要でしょう。

もちろん危険が伴います。

しかし、高所登山も海に浮かぶエンジンボートも、みんな危険です。

私は全部フル装備で挑みます。

冒険と無謀は、似ているようで180度違います。

四輪みたいに暖かくは無いけれど、四輪では味わえない鼓動が足の下から伝わってきます。

私は、いつまでもいつまでもその鼓動を感じるために、風と友達でいるでしょう。

2017.11.2

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さあ、始めよう!初歩の入院生活/闘病記 〜どこまでもマイペースで、不動心で〜

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2017.10.31 闘病記/病院案内

どうも、シバク・ドワレです。

今日は、ご自身も親族もまったく入院をしたことの無い幸せな方へ、院内の様子を時系列でお話ししましょう。例によって不謹慎な表現があるかもしれませんが、私的ブログなのでご容赦を。

 

がん病棟の朝は早いです。何故なら、御年寄が患者の大半を占めるから。我が監獄の規則では、起床は6時に定められていますが、早い人は5時過ぎからゴソゴソが始まります。

これはもちろんタコ部屋(総室)なので気づく事柄で、個室なら7時までは寝られるでしょう。病院によってまちまちですが、だいたい7時頃にナースが朝イチの巡回に訪れるからです。採血がある人(当日に化学療法をするか、化学療法一週間後など)は、この時間に吸血鬼ナースにより吸い取られます。が、バイタルチェックはまだです。

 

やがて電気髭剃りのバリバリ音が室内に轟き、二度寝の享楽を打ち破られます。私はヒゲを剃らずカットしかしませんが、気になる人は毎朝剃らないと気持ち悪いみたいですね。

8時に待望の朝食。薬などの副作用で食欲減退気味の時は地獄の時間ですが、増進中の時分は夜中に腹が減って仕方ありませんので、貪り付きます。

朝食は和食と洋食をチョイスでき、毎朝交換とは行きませんが、ある程度のスパンでチェンジする事もできます。

量は、3食とも通常食とハーフ食を選択可能で、体調により自分で決める事ができます。他にドクターの指示による全粥、肉類無しなどがあります。

私は三ヶ月ほど前まで、病院食とかお粥が嫌いでイヤで仕方なかったのですが、突然の体質確変モードに突入し、どちらも好きになりました。原因は不明ですが、後述の持込や食堂での外食を毎食続けて散財すると、次のキャンピングカーを購入する資金が一向に貯まりませんので、おそらく自助機能が働いたのでしょう。

 

朝メシも終わり、病棟全体が賑やかになってきます。廊下や部屋の掃除をする外注スタッフの方々が動き出し、個室風呂への入浴も始まります。個室付き特殊浴場ではありません。

もう患者は自由時間を与えられ、談話室で大画面テレビを観る人、マッサージチェアで凝りをほぐす人、院内を散歩して少しでも運動不足を解消する人など、様々です。

しかし私もそうですが、ケモ(化学療法)直後などの安静期はベッドの上に釘づけです。散歩どころか、トイレに行くのも嫌なほど。

しかし早く抗がん剤を排出しないとしんどさが持続してしまいますので、根性でトイレに頻繁に通います。上級個室だとその点は楽ですが、運動不足になる懸念がありますね。私の唱える、金持ち早死に説の一論です。

 

週に一回のシーツ交換が終わると、10時前後に、朝のバイタルチェック。体温・脈拍・血中酸素濃度・血圧の測定です。この時に体調や副作用の具合を訊かれるとともに、前日同時刻からの大小便の回数・様子を報告します。特に運子さんの肌のツヤ、色や柔らかさは大切な症状判断要素の一つなので、個室でじっくりと観察して、嘘偽りなく伝えましょう。

 

ご飯ばかりの生活

昼までボーっとしたら、もう昼食タイム。私は8時に朝メシ、正午に昼メシなどの規則的生活を高校生以来していませんので、病院昼食は断っています。間隔が短すぎます。

何も食べない時もありますが、食欲がある時は近くのスーパーで買い出した弁当や、カップ麺などを食します。

そう、私は既に結腸がんステージ4で全身転移状態なので、食事制限はありません。食べたい時に、好きなものを食べるよう指示が出ています。もはや成人病を気にする段階では無く、それよりも嫌いなものを固定された時間にブロイラーの如く強制摂取させられた結果、食欲が皆無になり何も口にする事が出来なくなる事が怖いのです。

幸い私は入院中に少食になり減量を果たし、退院すると好きな食材や酒を浴びて体重を元に戻すとの特技を有しておりますので、ここ五年ほどは体重を高値安定しております。

この特技はがん患者垂涎の的になる貴重な技らしく、主治医やナース達も時に首を傾げます。

健康で入院もせずにただ好きなものを飲食しまくれば、果てしなくおデブになるのは自明の理ですので、私はこれを「抗がん剤ダイエット」と呼んでいます。そんなダイエット嫌や!と、よく言われますが、事実なんやからしゃあない。

 

さて、世の家庭人達は幸せな寛ぎタイムである、昼下がり。この辺りから入院患者の地獄が始まります。そう、暇でヒマで仕方ないんです。テレビを付けても下らんワイドショーばかりで、真実を知る報道番組は皆無。芸能人が不倫しようが政治家が路上で接吻しようが、知ったこっちゃ無い。

私はそのヒマ解消法として、仕事を持ち込んでいます。これははかどる。大部屋ですがカーテンで仕切れますので、他の患者と話す必要はありません。ですので、思う存分に業務遂行できるのです。

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グロい写真ですが、前々回くらいのケモから薬疹が頻繁に頭部に出現し、ついにそれが巨大化して脱毛してしまいました。一円ハゲと五百円ハゲくらいかな?

が、年始につるっ禿げ近くまで行きましたが、無事復活を遂げましたので、また生えるでしょう。気にせんことですな。テンガロンハットがありますし。

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このような症状も、15時にある二回目のバイタルチェックで、残さず報告します。すると、実に適切に薬剤を処方してもらえます。自宅治療ではこうはいきませんね。

 

acsekitori.hatenablog.jp

 

さあ、暇を持て余し入浴も済ませたら、18時に夕食です。内容はmain dishが魚、時にムニエルやソテーも出ます。フレンチ一色では決してなく、ムニエルの付け合わせにジャガイモの和風煮っころがしが付いてたりします。

他には、薄味の中華もあり、結構バラエティに富んでいますよ。白飯の代わりに私はお粥を頼んでいますが、麺類(そば・うどん・そうめん)に変更もできます。

たまにすき焼きが出たり、バレンタインやハロウィン、節句などに行事食がある心遣いが嬉しいですね。

 

夕食後、主治医の回診が過ぎれば、22時の消灯までまた暇な時間です。これはネットサーフィンやブログ執筆などに充てています。MacWi-Fiルータを持ち込んでいますので、自宅とそれほど環境は変わりません。webも、芸能ネタなどを見ても何の得にもならないので、お勉強タイム。

いいですよ、思う存分勉学に励むのも。日常の業務や家庭に振り回されている時にはなかなかできない調べごとなどを、これ幸いとやりまくります。

 

もう22時の消灯時間が過ぎてしまいした。近隣への迷惑をかけぬよう、そろそろ寝ますか。

しかし、たっぷり昼寝した日にゃ、すぐに寝られるはずもなし。

そういう時のために、iPadiPhoneがあります。いい時代になりましたなあ。

 

上記の他に、必要に応じて月に一度程度のCTやMRI検査がありますし、症状が重くなり食事もままならなくなると、24時間絶食でフル輸液などを受けなくてはなりません。

私はタバコを吸いませんので特に支障は感じませんが、ヘビースモーカーはがんに罹患していると云うのに、外まで点滴をぶら下げながら吸いに行っています。神経を疑いますが、他人との共同生活への極度の緊張と死への恐怖を紛らわす精神安定剤なんでしょうね。神経質な人は、とことん神経質ですから。コップが倒れる音にも、飛び起きたりする人もいますよ。仕方ないですね。

 

さあ、今回の監獄暮らしも折り返し地点を過ぎて後三週間ほど。仮出所へ向けて、マイペースで頑張りますか!

2017.10.31

 

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ミステイク/雑感 〜右往左往よりどっしり構えや〜

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2017.10.27 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

今日はドタバタの1日でした。

病院を脱走して挙行した午前中の撮影はつつがなくこなして処理も終わり、無事にデータ送信を済ませた時です。

ある大手ウェブサイトの編集者嬢から半泣きの声で電話があり、

「ドワレさん、今日の午後って空いてないですか?」

「う〜ん、空いてるような、空いてないような…」

生返事をしたのは、もちろん病院の自室に帰隊しなければならないからです。

 

「都合が付くのでしたら、1時間後に京都へ行ってもらえませんか?」

ムチャです。自宅から、道が空いていて1時間くらい。支度もしないとなりません。

「着き次第の取材開始でかまいませんので、なんとかお願いします。私のミスで先方がえらくご立腹なんです」

はあ〜〜、また尻拭いかいな。まあ、そんなんようある話やし、手馴れたものなんで、受けました。

そこからは消防の出動並のスピードで出発です。セットしてあるお出かけグッズを手に取り、機材ヨシ!財布ヨシ!周囲ヨシ!体調ヨシ!

指差確認を終えてすぐさま出動。高速料金もフルに出してくれるそうなので、サイレンを鳴らしたつもりでけっこう急ぎました。

 

45分程して、京都市内へ突入した頃です。もう下道に降りており、電話が鳴りましたのでコンビニに寄りました。嫌な予感。

 

予感的中。

「すみませんすみません。先方への謝罪が上手くいかず、今日の取材はキャンセルになりました」

あんなあ。ええ加減にせえよ。人を駒のように扱ってからに。

 

すると、続けて

ギャランティは規定通りお支払いしますので、お手数掛けました」

な〜んや。それを先に言って下さいよ。イヤやわ〜、危うく罵るとこやったやないですか。

それなら、いくらでもコマのようにクルクル回りまっせ!困った時はお互い様やないですか!ホンマにそこでクルッと回ってトンボ帰りしました。

注:私は金だけで動く守銭奴のやふなヤラシイ男やないと思ひます、おそらく。

 

ミステイクは後が肝心 

起きてしまった事はしょうがない。ミスは誰にでもありますからね。ミスした後の対処が問題なんです。まあ、まだまだ若い。頑張りなはれ。

 

そんなこんなでジタバタと動き回りましたが、身体は絶好調です。どうやら困ったひとのせいで、アドレナリンが噴出したようです。

実は私のカラダの中には、実働部隊の私と、もう一人司令塔の私が同居しているのではないかと感じているんですよ。

今回のケモでは初日の打って直ぐから吐気が訪れましたが、それはこの抗がん剤直後の多忙を見越して司令塔の私が意図的にそうしたのではないかと。

仕事が入ってない時は、だいたい開始から3日か4日目からしんどくなりますからね。それが今回は4~6日目に仕事が入っており、合わせたかのように快調です。気合いってヤツですな。

 

あ、今日のは愚痴やないですよ。単なる不労所得を得た幸せ報告でしたー。

2017.10.27 

 

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アンチ固定観念/雑感 〜ファジィで行こう!〜

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2017.10.25 エッセイ

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どうも、シバク・ドワレです。

最近、ネットやら街中でオバさんを見たり、妻に他所で起こった出来事を聞いたりして思う事。

それは、あまりに頭が凝り固まってまへんか?との感想です。何も妙齢の女性に限らないんですが、特に目につくもので。

 

一例として、流行に乗ってグループ化し、そのグループに入らない者は異端児扱い。なんでこんなに流行ってるのにやらないの?と、まるで宗教かマルチの押し付けのようです。

私はもともとアウトローなロンリーウルフなんで、異端児扱いされるのが至上の快感ですからむしろその傾向が好都合なんですが、一般的な小市民の妻には疎外感が生じて辛い時もあるようです。

固定観念に縛られるあまり、

「〜をするには、こうしなければならない!」

「〜はこうするのがオシャレなのに、なんでみんなと同じようにやらないの?」

と、決めつけて型にはまる性質が、大多数のオバさんにはあるようです。趣味しかり、子育てしかり。

もちろん、学校や社会での法令や規則、モラル・マナーを遵守するのなんか、いくら私がアホでも解ります。それとは別に、趣味嗜好の話です。

オシャレってなんでしょうか?皆と同じファッションをする事でしょうか?

私は、各個人が身の丈に応じた最適な、清潔感あるスタイルで生活することこそオシャレだと思っています。

 

特に今感じるのはがん治療についての押し付けですね。

過去に何回も述べてますが、本当に、自分の信じる治療法?まじない?を押し付けるオバさんが多いです。

ウンザリ。

 

TOP画像は、自作のモダン焼きの仕込みです。かなり生地が薄いのがお分かりでしょうか?大阪以外ではあまり家庭でお好み焼きを焼かないでしょうが、よく作る人にはわかると思います。

 

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しかし、生地が焼き上がってきたら、この画像のようにちょうど良い加減になるんです。

これ以上最初に水分を少なくすると、豚玉の場合は玉子が勝ってしまい、卵焼きみたいなお好み焼きになるか、水分よりも小麦粉が上回ってしまいなんともパンパンの硬い硬いお好み焼きになってしまいます。玉子を切らしている時にはもう少し生地を少なくして水分も少な目にし、キャベツのフワフワ感を出しますが、その辺りはフィックスドアイデアではなくファジィな勘で仕込みます。

袋ラーメンなんかでもそうですが、袋にある説明書きを読んでそのまま作ると、大概美味しくないです。茹でてるうちに水が飛んでやたらスープの少ない仕上がりになったり、先述のように小麦粉がやたら多いパサパサのお好み焼きになったり。

 

イチャモンではありますが

大阪の街中でも、チェーン店ではなく下町のオバちゃんがやってる「◯っちゃん」(自分のあだ名)のようなお好み焼き屋では、生地を硬めにして、ひっくり返す前にコテでギュウギュウに押し付ける店がよく見られます。パンパン叩きながらひっくり返す、アレです。

私観では、ガッカリです。

こんなドラ焼きみたいなお好み焼き食えるか!と思いますが、勿体ないので食べます。しかし、二度とその店には行きません。

これには、見よう見真似で店を始めて、どこかで見たお好み焼きの焼き方を参考にして、固定観念で日々営業している典型やと感じてしまいます。

 

商売の店やから文句を付けましたが、もちろん家庭の奥様に出された料理は黙っていただきます。口に合わない場合は、抗がん剤の治療中なので沢山は食べられないです、と最初にお断りします。実際そうですしね。美味しいとつい食べ過ぎて、あとでエライことになりますが。

 

アタマを凝り固めると、視野がどんどん狭くなり、幅広い知識の吸収の妨げになると思いませんか?

その典型が、頑固オヤジですがね。

アッ、それはワイか!

2017.10.25

 

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吐気とその抑え方 /闘病記 〜マジムカツクんじゃね?〜

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2017.10.23 副作用対策

どうも、シバク・ドワレです。

妻から「真性ドSや、隊長は」との心外な呼称を受けている私。夕餉前の絶妙なる時間にこのコラムをお届けします。

 

仕事が入り延びていましたが、本日入院中2回目の抗がん剤治療、いわゆるケモが始まりました。前回からの期間が短いせいか、注入して2時間程で早くもむかつき、吐気がやってきましたわ。←東・北日本の方々、私はオネエじゃないですよ。関西弁です。

この吐気、私の化学療法にはラーメン定食に於ける白飯のように必ずセットになっており、逃れようがありません。しかし制吐剤が改良進歩して、約10年前に初めて術後補助化学療法を受けた時に比べると幾分かはマシなような気がします。

 

ケモを始める前にイメンドという制吐剤カプセルを必ず飲むのですが、昔はそんなもの無かった。その薬剤は厳重管理されており、当日始める前及び翌朝と翌々朝の都合3回、ナースに飲んだかどうか尋ねられて未服用であればその場で飲まされます。

しかも単独で飲んだ場合、その包みは捨てずに提示しなければならず、ナースは確認したのち署名して持ち帰ります。

てっきり私はその薬効と成分のシビアさにより管理されているのかと思っていました。しかし先ほど入手した情報によると、とてつもなく高価のため、紛失したから「はい、もう一度取ってくる」とは行かないからのようですな。それくらい貴重な薬なのでぞんざいに扱うな、との大人の事情のようです。

それほど医学は進歩するとともに、健康保険の仕組みはアップアップなのが現実なわけですな。私立病院にも監査指導があるのでしょう。恩恵をあずかりまくりの私が言うのもアレですがね。

 

いちばんシンドイのは

さてこの吐き気、薬剤により少なくなったとは言うものの、厄介な副作用です。

個人名は出さないので状況を報告すると、一昨日の未明より同室者に激しい嘔吐が始まり、一昼夜悶絶して吐き続けておられました。どうやら抗がん剤の副作用によりイレウスを発症したようです。

ドクターのなんらかの挿管により一旦収まりましたが、すぐに再開です。他の同室のお年寄りは、もらい吐きしてました。患者当人は(あ、私も患者でしたね)、今朝ベッドのままどこかに搬送されましたから以後の様子は判りません。

 

なんか自慢になりますが、私はすぐ隣でゲロゲロされても特に何も感じません。

悲しい映画や子供が亡くなるシーンを見るともらい泣きする事はありますが、もらい吐きはしないのです。

もともと鈍感力が強大なのに加えて、数々の遭難現場での救助作業や高山病を発症した登山者の介抱などで慣れたのもあると思います。情けは人のためならず、なにが幸いするか判りませんな。

 

吐き気、って呼ぶくらいですから気分転換がいちばん。なに、原因がはっきりしている症状ですから、まったく不安にはなりません。あめちゃんを舐めたり、大好きなカルピスを濃いめにしてぐびぐび飲み倒したり。

あと、病院食にはポン酢をドバッと掛けます。←これ重要

梅干しも良いですね。

 

がんそのものは気合や根性で治るものではありませんが(私は笑えばがんが治る、との論にはあまり賛成しません。泣いてるより笑ってるほうが良いに決まってますが、それを盲信して治療放棄する人がいるからです)、吐き気や倦怠感は精神コントロールでかなり改善されます。

そのコントロール方法は、簡単です。より辛く、よりシンドかった事を想起すれば良いのです。

 

初めて北アルプスを25kg担いで登った。

モンブランのナイフリッジで息が上がりそうになった。

腹を切られて、大腸が半分になった。

離婚して子供と離れた。

家を失った。

失業に近い状況に陥った。

転移後に剱岳の登はんで死にそうだった。

 

そんな事を思い出せば、吐き気くらいどうって事はありません。いや、どうって事ないように思い込んでるだけです。コントロールですから。

それで実際に吐気がなくなる訳ではないのですが、気分的には随分と楽になれます。

 

あ〜、能天気な性分でよかった。めでたしめでたし。

2017.10.23

 

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禁欲III がん患者と性交渉/闘病記 〜柔肌の熱き血潮に触れもみで 寂しからずやブログ書く君〜

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2017.10.22 エッセイ         画像:果てしない大空の、道東 野付半島にて

どうも、シバク・ドワレです。


前二回に渡り、私の煩悩について告白しました。いよいよ、核心です。核心と云ふからには、コアな内容です。少しでも今回のようなテーマがお嫌いな方は、ページを閉じて下さい。

また、このようなテーマに星を付けづらいでしょうから、ご配慮は不要です。


それでは今日は、真剣にがんと性についてのお話をしましょう❤️

 

私はまだ54歳ですので、精力は盛んなお年頃です。青春真っ盛りですな。
ところが、平均して月に半分は入院治療中の身分。体力的には可能でも、物理的に年に365日家庭内フルマラソンを行うのは不可能です。


しかも、大抵の抗がん剤尿道より排泄されます。詳細は健全なるこのブログでは書き著せませんが、肝臓により解毒・中和されてはいるものの、残留成分により女体に化学反応を与えて壊死などを生じさせる可能性もあり、留意が必要です。


これは3年半前に今の薬を開始する時に、当時私が居住していた地域でのがんの拠点病院の化学療法カウンセリング担当ナースに、極めて医学的に直接質問して答えを得た真面目な話なのです。

私は、医療機器修理業責任技術者なる世間では聞きなれない資格を有していますので、乏しいものの医学知識はありますし、祖父も開業医でした。それを伝えたところ、ナースも医学的見地から答えてくれたのです。

とは言っても、ずぶの素人患者にも守秘義務を遂行した上で答えなくてはならないのですがね、医療従事者は。

 

結論は、抗がん剤点滴終了後少なくとも5日間は性交渉を避けた方が無難でしょう、との事。5日も待つと、次の点滴開始が6日後に迫っています。これでは、いつするんや?状態。

 

性交渉はだいじなこと 

しかし、がん患者が無認可でSEXをしたら捕まる法律は、幸い日本にはありません。いや、おそらく地球上には無いでしょう。

ツーリング、車中泊乗り鉄、タイガース応援、仕事。そして、山旅。
これらの趣味(仕事はたいへん楽しく、実益を伴う趣味です)から、如何に間隙を縫って愛の営みを行うか、努力が必要です。

 

夫婦ですから、して当たり前の事をしないわけにはまいりません。中には私の論に真っ向から勝負を挑まれる、セックスレス夫婦ももちろん存在するでしょう。

セックスだけが男女の繋がりでは無い、と。

しかし私の持論は、この努力を怠るのは男の沽券に関わる、との意見です。

お互いしんどい時もありますし、女性には月のものもあります。ですから、極めてデリケートな問題ですが、真剣に討議しなければならないのです。

日本では性の話はタブー視されるか、セクハラ扱いされるかが関の山ですが、フランスではごく当たり前に夫婦間の性交渉について論議されていました。それに加わり日本の現状を伝えたところ、かなり驚かれました。それを国民性の違いで片付けてはいけないと思います。

 

ー営巣ー 〜悠久のときを二人で奏でる〜

 

指と指を絡めて、髪の毛を撫でてやる。


しなだれかかり、頰を紅く染めて甘える彼女。


倒れて背中を打たぬよう頸の後ろに左手を添えてやり、その体重を一手に引き受ける。


やがて氷像が融けて崩れ落ちるように、私の下に横たわる彼女。


瞼に軽くベーゼをくれてやり、睫毛を唇で軽く噛んでやる。


彼女から切なく甘き香りが立ち昇ると、もう言葉はいらない。


心と心が通い合い、同じ方向に光が見えたとき、二人は脱力感ののち深い眠りに就く。

 

どこまでも、いっしょに堕ちてゆきたい。

 

いつまでも、どこまでも。

 

著者注:最後の部分は私小説ですが、ほぼフィクションです。類似行為を決行して往復ビンタを拝受されても当方は一切免責とします。

 

現実は、
「おい、するで」
「はい」

明治か!
2017.10.22

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車中泊のクルマに於ける燃費/自作 バンコン キャンピングカー 〜車だって、腹が減っては戦はできぬ〜

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2017.10.21 経費計算             画像:東名道大井松田近辺よりの富嶽

どうも、シバク・ドワレです。

以前にも似たような記事をアップしたかもしれませんが、最近ボケてきて忘れましたので再度。これは、最近の超低燃費軽自動車やハイブッリドカーを乗り回す、車中泊とは無縁の方には無関係の話ですので悪しからず。

 

初めに、拙文では記事中に「ロングキャラバン」とか「キャラバン時には」、などの用語が出てきます。

これは、日産が伝統的な貨物ワンボックス車にその名を冠していますので混同されやすいのですが、私などの古くからのキャンパー乗りは、三日以上の連続した長期車中泊旅の事をキャラバンと呼んでいます。

古くは中東のラクダによる隊列、そしてヒマラヤ遠征でのベースキャンプまでのアプローチでもその名を使用していますね。私は、その単なるお仕着せの旅行とは違う、自分による自分だけのさすらい旅のイメージとして、キャラバンの呼び名を借りています。

 

さて、本題です。一回のロングキャラバンで平均2000kmは走りますので、それを元に割り出しましょう。

ガソリンは1L=¥130、軽油は同¥105で計算します。

グラの燃費は、キャラバン時は平均8km/L。日産キャラバンは、ロングキャラバン時は(ややこしいですね)ディーゼル車ですので10km/Lとします。

 

するとグラでは、

2000km÷8km/L=250L。一回のキャラバンで、ガソリンを250L消費することになります。さらに、

250L×¥130=¥32500。金額にすると、旅の交通費の大部分を占める燃料代に32500円も使うことになりますね。

 

一方、日産キャラバンでは、

2000÷10=200。同上、軽油を200L消費しますので、200×105で¥21000です。実に、一回の旅で¥11500もの差が出ますね。

これを年に三回するとして、その差額は¥34500。もう、壊れた電化製品が買い替えられるくらいの差が出ています。

 

維持費における燃料代 

年間の維持費としての燃費計算をしてみましょう。

私は大阪住みですので、日頃から下道での渋滞は必至。すると、グラでは平均燃費は約6km/Lまで低下します。日産キャラバンは未知数ですが、8km/Lとしましょう。

私は業務にも自家用車を使用しますので、キャラバンを除いた走行で、年間に少なく見積もっても1万kmは走ります。

すると、

10000÷6≠1667L。ガソリン代にすると、1667×130=¥216710。

一方キャラバンは、

10000÷8=1250L。軽油代にしてみると、1250×105=¥131250。

¥85460の差額です。先ほどのロングキャラバンを足すと、なんと11万9960円。ちょっと燃料の違う車に乗り換えるだけで、驚くなかれ、年間約12万円の経費が節約できるのですよ、奥さん。

 

さあ、買い替えてその12万円でどこいこかな〜〜。

あれ?節約になってへんやん!

2017.10.21

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計画書 次期キャンピング車自作プラン/自作 バンコン キャンピングカー 〜始まりはいつも妄想から〜

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2017.10.20 四輪買い替え計画

どうも、シバク・ドワレです。

現在所有しているトヨタグランビアが、もうぼちぼち休みたいなあと宣うので次期車購入計画を立てました。まだまだ元気に走ってくれそうですが、本人がそう言うなら仕方ありません。齢、約20歳。ヒトに換算すると、78歳ってとこですかね。よく頑張って働いてくれました。中古キャンピングカーとして中東系外国人ブローカーから20万円で購入して、約4年。業務にも使用してますので、たくさん利益を生み出してくれました。

そこで次期車ですが、もちろん内装は車中泊前提です。それも、仮眠では無く生活可能なレベルに自作します。つまり別宅ですね。愛人とではなく、妻と一緒ですが。愛人なんか欲しいと思ったことすら無い。そんな手とゼニや体力のかかる事をするなら、妻とツーリングか車中泊旅をします。愛すべき忠実なる隊員ですから。

 

閑話休題

既に幾度も自作していますので、完成への懸念はありません。グラでのベッドやギャレー、棚などの設備もほぼ移設しますので無駄も生じませんしね。

 

エンジンタイプは原油も再び値上げ気配ですし、この先北朝鮮とイランの情勢次第ではとんでも無いことになる可能性も否定できません。極端に値上げするとしたら狙われるのはレジャーや庶民の生活に直結するガソリン車でしょうね。既に主要メーカーの戦略はハイブリッドやPHEVにシフトしてますしね。物流の根幹を成す軽油車は暫くは救済されるでしょう。

これには証券などの投資と同様、読みも大切ですが博打を打つ決断力も必要です。博打に負けて軽油のみ大幅値上げするやもしれませんが、そんな事したら物価上昇と中小運輸業界の総倒れで日本経済が立ち行かなくなるでしょう。私はこれでも経済学士です。

 

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なんにしても、電気自動車の類いの新車を購入する資金など持ち合わせていませんし、車中泊対応のハイブリッド車種のセコを買うほど愚かではありません。プリウスのバッテリーでさえ、ヘタったら莫大な追加費用が発生しますからね。

そこで、狙いはNoxPM愚法対応のディーゼル車。リッターあたり¥30違うのは、長駆が多い私には大きすぎる決定的要因です。もちろん、スキーや悪地キャンプ、厳冬期キャラバンに備えて四駆は必須になります。そして、どうせなら今より居住空間が広いほうがベター。

 

こうなると、自ずと車種は絞られてきます。

ターゲットは、トヨタ200系ハイエースのワイドスーパーロングハイルーフか、日産E25キャラバンスーパーロングハイルーフ。いずれも4WD限定。

ハイエースは全世界で絶大なる支持を得て、外国人ブローカーを含む国内の輸出業者により活況を呈していますので、底値が高い上に窃盗団の格好の的です。密輸するのに車検証や印鑑証明は不要ですからね。

それと、手が届きそうな200系1型の2KDエンジンは、燃料ポンプ不調への対策車で無いと、安物買いの銭失いになる可能性があります。年式で見極められますが、登録時の年月でしか判断材料が無いので、正確性に欠ける。しかも、全長5.3mと全幅1.88mは都会暮らしで1台持ちの私には大きすぎます。フェリー代もドン!と高くなりますし。

消去法により、キャラバン4WDが残りました。これなら、スーパーロングでも全長4.99mと絶妙な上に全幅は1.69と小型車サイズ。室内高は1.65mありますので、妻ならかがまずに立って着替えや歯磨きができます。

 

探さなければ見つからない

今、良い物件を物色中です。と言っても盗むのではありませんよ。買います。中古車選びは見合いと一緒で、縁とタイミングがポイント。

お年玉で買うくらいの時期に良縁があればええなぁ。

 

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早く次の車中泊したい!

2017.10.20

 

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禁欲II(セカンド)/闘病記 〜天井を友とすると、更なる高みが恋しくなり〜

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2017.10.17 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

先日の記事で、私の煩悩欲を羅列しました。入院により、実行できない事へのフラストレーションを発散する意味合いです。その中に、私のライフワークとも言える登山を敢えて入れませんでした。

それは、ちょっと他の即物的欲求とは異なっているからです。

 

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もう、本格的登山を中断して何年経つでしょう。

この画像の、木曽の御嶽山に山岳部の先輩とともに登頂したのが2014年5月ですから、もう約3年半登ってませんね。この時はGW前ですからまだまだ残雪たっぷりで、アイゼンとピッケル、そして滑落に備えてクライミングヘルメットもかぶっています。

あの忌まわしき大噴火の4ヶ月前の事です。私たちが巻き込まれていてもおかしく無い地中の状況だったでしょう。亡くなられた方に、謹んでお悔やみ申し上げます。

 

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御嶽にも一緒に登った高校山岳部のN先輩。

それよりも2年前、私が離婚した後に肝転移が見つかり手術と抗がん剤治療をして意気消沈していた時に、

「ヒマがあるなら富士山へ登ろう!」

と誘ってくれた、ある意味命の恩人です。そのまま山へも登らず、手放してしまっていたオートバイや四輪にも乗っていなかったら、私の精神状態はどうなっていたか判りません。過大なストレスはがん進行に直結しますので、もう成仏してたかもしれませんね。

オペ明けからの富嶽登頂はなかなかキツイものがありましたが、数回の低山トレーニングにも同行してもらい、無事成功しました。

感謝の意味を込めて、その後先輩のご自宅から徒歩2分のところに引っ越して、いつでも飲みに来ていただけるホームバーをオープンしました。

 

acsekitori.hatenablog.jp

 

本命の山、剱岳

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富士山で気を良くした私は、続けざまに初秋の剱岳登頂を目論みました。

そのルートの難易度とアプローチの長さから、日帰りするわけにはいきません。当時休業中だった私は、とても山小屋連泊などする経済的余裕もありませんでした。

なら、どうするか?

テントを担いだのです。多少無謀ではありましたが、単独で立山室堂より雷鳥平まで装備と1週間ほどの食糧をボッカして、私にとってのヒマラヤ並の登山へ挑戦しました。

結果、血圧と気圧とのバランス、もし滑落して出血したら血小板不足により止血できない危惧と闘いながらも、無事に登頂を果たしました。筋力不足により14時間も掛けて一般ルートとしては最難関のコースで怪我もせず帰ってこれたのです。

ついでに休養を挟んだ翌々日に、立山三山も縦走して、初秋の北アルプスの稜線を漫歩しました。トップ画像は真砂岳頂上で山ガールに撮ってもらったショットです。

上の下段画像は、剱岳別山尾根の有名なカニの横ばいです。

 

acsekitori.hatenablog.jp

 

 

 

もちろんこれらは結果オーライのラッキーなだけの話であり、登頂失敗はともかく、遭難でもしていたらその体調と準備不足を激しく叱責されたでしょう。

しかし、それでも行って良かったと自己満足しています。

現在でも、その富士と劔の頂上が心の礎となっていますから。

 

しかし、その後に腹部大動脈周囲リンパ節に転移が見つかり、そして更に肺にも転移が発見されました。こうなると、肝転移の時のようにオペはできませんし、抗がん剤治療も術後補助化学療法では無く永年持続治療になります。

その結果、骨髄抑制が進んで血液の代謝が悪くなり、感染症と出血を伴う怪我がタブーになりました。オートバイなら、余程の山奥で無い限り救急車が来てくれます。しかし山中ではそうは行きません。

スマホが登場以来、地形図やコンパスを持たずに気楽に登山をして、道迷いで県警などの公共ヘリを要請するハイカーが後を絶たないと聞き及びますが、言語道断です。私が新人の頃は体力トレーニングと並行して読図の徹底訓練をしましたが、おそらく地形図を見た事も無い人たちが多いのでしょう。

 

比べられたくは無いですが、今の私が登山をするのは、それらのお気楽登山と同じ扱いになるのかもしれません。ですので、欲望は高まるばかりですが、眺めて楽しむのみにしているのです。

 

おそらく、これが私の本当の禁欲ですね。

他の事はドクターやナース、親族の目を盗んで楽しんでいますから。

そんなに盗んでも、目は二つしかありませんがね。

2017.10.19

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写真のお仕事 料理撮影/業務撮影 〜大和は国のまほろば、美味い店もあります〜

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2017.10.17 お仕事エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

暇なので、私の仕事の仕方を紹介しましょう。いつもブログ用にはiPhone6でチョイ撮りした写真を載せていますが、こちらは真剣勝負の本番。Nikon D4で本気撮りした現場の写真です。

著作権と版権とのせめぎ合い、いわゆる大人の事情ってやつで惜しいことに店名は明かせませんが、奈良県中部で若い大将が営んでおられる名店です。

店名も言えないなら紹介するなよ、とは言わんといてください。グルメリポートではなく、単なる私の業務紹介ですから。

 

この日は記事よりも画像重視との要望があるクライアント、旅行関係web雑誌の撮影でした。照明は、アンブレラではなくライトスタンドにブームを取り付け、300wのモノブロックストロボを下向けにしてライトボックスディフューザーを取り付けています。

アンブレラより影はぼかせますが、それでも立体的なブツでは影が強く出てしまいます。当然レフで影を目立たなくして光の回らない部分を起こすのですが、限界がありますので後は構図でそれを調整します。

TOP画像はてっちりコース。

 

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(上)ヨリで撮る方が、(下)ヒキよりも影が気になりませんね。

これがディフューザーを通さないストロボの直射だと、パキパキのくっきりした影が付いてしまって使い物になりません。しかもカメラ付属、もしくはカメラに直接付けたストロボでは商品に正面からダイレクトに光が当たり、影が商品の向こう側に落ちてとても平面的な写真になってしまいます。 

 

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こちらは、極上の江戸前寿司

横撮りと縦撮りでずいぶん雰囲気が変わるのがお判りでしょうか。コースなどの集合写真でもそうなんですが、特にこのような単品指定のブツの場合、如何に余白を作らないかが腕の見せ所です。

この場合、木製のトレーが平面的なので、影はあまり気になりません。

 

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私の撮影著作権よりも、オーナー板さんの製造著作権が上回りそうですのでぼかし処理をしていますが、造り盛り合わせです。

これは敢えて視点を低くすることにより、バックにある店の壁の漆黒さと器の影のコントラストで立体感を表現しています。影がどうしても消せないのなら、利用すれば良いのです。壁にストロボ光が当たってしまえば台無しになりますので、ストロボの設置位置を調整して対処します。

器を斜めに置くのもポイントで、テーブルも利用して遠近法で奥行きを出しています。真横に置いて撮ると、どうしてもベタな感じになりますね。

 

普通の構図も必要

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最後は別の店でのサラダとマグロ造り。

このように、思い切って寄ってしまうのも影を消す方法です。しかし、アップの写真だけを続けると飽きられるので、メリハリが必要でしょう。

料理の場合、ピントの位置も大切です。一番手前に合わすと、被写界深度の関係で料理の後ろの方はボケボケになりますし、後ろの食材に合わせると後ピンで使えません。

上のサラダは、生ハムよりも野菜のフレッシュさを強調したかったので、センターに合わせました。解像度を落としてアップしているので、少し解りにくいですね。マグロはごく標準的な撮り方です。

角度については、私は基本四十五度くらいの俯瞰で撮影します。お客さんが座って料理を見るときに、ちょうどそれくらいの角度になるからです。

 

以上、ごくごく簡単に私の業務を紹介しました。少しはブログ用の料理写真を撮るときの参考になったでしょうか。

読んで字の如く自画自賛になってしまいますが、料理の味を決めるのはシェフの腕もフォトグフラファーの気迫も一緒です。気を抜いた写真は、誰が見ても判るもの。写真が美味しそうに見えなければ、誰もその店に行きませんよね。

板さんが本気で作った料理なら、こちらも一撮入魂で応えます。

 

ブログ用のiPhone画像も、手は抜いてないんですよ。酔っぱらってブレてるだけです。

2017.10.17

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禁欲/闘病記 〜忘我の時、天井を友とする〜

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2017.10.16 エッセイ 

       画像:函館市食事処くいしんぼう函館 三色丼(ウニ・イクラ・アワビ)

どうも、シバク・ドワレです。

人間には三大欲があるってよく聞きますな。食欲、睡眠欲、性欲ですか。仏教での五欲はともかくとして、私にはざっと考えただけでも六欲はあります。お読みの方にはどうでもいいことでしょうが、どうでもよいことを省くと私のブログは成立しまへんので。

順を追いましょう。

 

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何を置いても、まず妻ですね。

私の三大欲に入ってますね。危うくオートバイをNo.1に持って行こうと書きかけたら、はてなブログのタブがフリーズして、保存されてなくて書き直しました。妻恐るべし。

まあ名誉顧問、いや参与的欲望ってことで、妻欲。説明不要。

 

本命はこの馬

 

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いま、とにかくこれです、実質第1位はX4 typeLD=SC38・サンパチ。

別名CB1300DC、これが無いことには私の闘病が乗り切れません。それくらい好きなんですわ。大型二輪免許を取る前は、ハーレーなんかも良いかなあって思ったりしましたが、いやいやそれが。

購入して、その乗りやすさ・取り回しの良さと、強大な低回転トルクからくるエゲツない加速に、いっぺんにとりこになりました。もうシグナルGPをする歳でも性格でも無いんですが、大阪での信号待ちにお約束で付いてくる、すり抜けバカスクどもを振り払うにはこいつでなければなりません。ピンクナンバーも250も、うっといねん。ちょろちょろとゴキブリみたいに。あ、ジェントルなスクーター乗りの方は好きですよ。同じ二輪ですから。

もちろん、オートバイ=ツーリングですので、所有欲だけではなく泊まり日帰りを問わず疾走もこの欲望の内です。ハーレーは、宝くじが当たる予定ですので、当たった後に古民家の別荘とともに買うことにしましょう。

てことで乗鉄馬欲が二位。

 

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そしてこれですね、グラでの車中泊

ディーゼルのクロカン四駆がほぼ大阪で登録不可能になって以来、四輪そのものに特段思い入れはなく、四駆であり動けば良いって感じなんですが車中泊無しでは私の闘病生活は成り立ちません。あれ?さっきも言うたかな。

これは欲望ってよりも生活必需品ですね。オートバイよりも気軽に出かけられるのがミソですな。気合いを入れる必要もなく、思い立ったが吉日。ドクターには内緒ですが、よく退院当日にそのまま妻だけ拾いに帰って出かけてますだ。 良きストレス解消法。

第三位は車中泊欲でした。

 

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四位・五位は甲乙つけがたいので同列と言うことで。

我らが阪神タイガース愛と、鉄道です。

初めて甲子園に観戦に行き、すぐにファンになったのは10歳の頃でした。当時はラッキーゾーン健在で、田淵や遠井の吾郎さんがガンガンホームラン打ってました。ブルペンもアルプス席からすぐ前のフェンス越しに、まだ中継ぎだった山本和行がビシバシとヒゲ辻さんなんかに投げ込んでおり、そのミットから出る凄まじい音響にプロは凄いなあと幼心に感心したものです。当時私は少年野球をしていたのでした。

掛布がブレークしたのはもっと後です。江川との対決で人気絶頂だった掛布ではなく、私が高校入学時に太平洋クラブライオンズから田淵とトレードでやってきた真弓明信はんの大ファンになりました。監督やって評価がダダ下がりしましたが、あれほどのマルチプレーヤーは今後出ないのでは?ってくらいの活躍でした。

画像は甲子園歴史館で撮影したものです。

 

もう一つの欲望、それは鉄道ファン。これも10歳の頃からレンジファインダーカメラを国鉄の駅に持参して当時の花形特急電車などを流し撮りで撮りまくり、小六で買ってもらった一眼レフが、私の職業を決めました。好きこそ物の上手なれ。親には感謝しています。

鉄道模型にも凝った時期があり、レイアウト(ジオラマ)製作も二回やりました。いずれも巨大なものでしたので転居時に処分してしまいましたが、今は既製品の60×90cmのレイアウトを所有しています。帰宅したら久々に走らそう。

最近は月半分は入院しており、その合間にツーや車中泊をこなしながらちょびっと仕事もしていますので、なかなか乗り鉄に行けません。青春18きっぷが廃止される前に、また五日間の乗りっぱなしをしたいものです。

画像は、妻と行ったフルムーンきっぷ(五日間グリーン車乗り放題)を使用しての、SL人吉号での一コマです。

 

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そしてそして、末尾になりましたが、愛すべき飲食物です。

ラーメンを筆頭に、馬刺し・牛タタキ・魚の造りなどなど。それと、必然的に付いてくるアルコールの美杯たちです。

私のリアルな友人たちからすると、欲望の最下位はおかしいんちゃうか?と言われそうなくらいの大酒飲みの私ですが、入院中はまったく欲しくなりませんので、おそらく中毒ではないのでしょう。断たないと死んでしまう、と言われれば簡単にやめられます。ラーメンしかり、ナマ物しかり、もちろん酒も。

しかし、上位のオートバイや車中泊は、それをしないことによって死期が早まるのでは?との想いがあるくらいなので、やはり私にとっての食べ物やアルコールは、あくまでもそういう楽しみに付随するオカズなんでしょう。

ぶっちゃけ、飯なんか食えたらなんでもいいです。病院食も美味しくいただいとります。が、食わなんだら死ぬので、最下位欲望。

 

 

こうやって羅列して、欲望が湧き上がってくるのを抑えるのがたまらなく快感です。究極のドMですな。冗談はともかく、このようにあえて列挙することにより一段と愛情は深まりますし、帰宅してそれらを遂行できた時の喜びはひとしおです。

人間、好き放題するだけではなく我慢も必要。そうやって自分を律することが、今の私には長生きの秘訣です。精神コントロールが必要な状況に置かれていますので。

 

まだまだ修行中の身ゆえ、煩悩を立ち上げては封印する今日この頃です。

2017.10.16

 

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車中泊スポット/自作 バンコン キャンピングカー 〜クルマで寝ると思うか、ベッドがエンジンを持ったと感じるか〜

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2017.10.13 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

オートバイを買ったら、ツーリングに出かける。キャンプをするかどうかは置いといて、それはごく普通のことですよね。

しかし、ミニバンを買ったからといって、車中泊をする人はその人口比としてはごく少数派でしょう。帰省などの渋滞回避に、仮眠をするために高速道路のSAPA等で寝るのは別として。

私は、仕方なく仮眠ではなく、あくまでも目的として最良の結果を追求するために車中泊を好んでしています。時には、自宅から30分もかからない道の駅で寝ることもあります。自宅を持たない車上生活者、いわゆるプーとどこが違うのか?と問われると、寸分の違いもありません、と答えるでしょう。

 

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拙文でも度々述べてきたように、私はそれを20歳前に最初に買った、HONDAアコードハッチバック時代から始めました。

なにもその遍歴の長さを、ビギナーに対して自慢しているのではありません。もう34年も続いているくらい、生活の一部になっているのです。

なぜ、そんな狭い空間で夫婦とは言え二人でぎゅうぎゅうとおしくらまんじゅうのように寝なくてはいかんのか?大概の良識ある人々は、そう思うでしょう。が、愛する妻だからこそできるのですよ。私だって、知らないおっさんと車中泊するのは嫌です。そんなシチュエーション、想像すらしたくない。

 

秘密の隠れ家、と言えばベタすぎますね。大人のアングラな解放空間。難解すぎますか。

 

これは、テント生活を学校の押し付けではなく、個人的に経験したことのある方ならわかってもらえると思います。冬山登山経験があり、雪洞で寝たことがあるなら尚更です。

あの、独特の排他的高揚感。狭いんやけど、なんでもすぐに手が届く極めて怠惰な生活を極上の喜びとする、失禁的快感。

寝場所に辿り着くまでの行程が難易であればあるほど、休息場所としてのこの閉鎖空間がたまらなく快適に思えます。ですから、外界との謝絶の意味でカーテンは必須ですね。

つまり、閉所恐怖症の対極に位置する、閉所フェチなんでしょう、きっと。MRIがけっこう好きですし。

しかも、雨の中テントを張らなくても良いし、豪雪の降りしきる稜線直下で雪に穴ぐらを掘らなくても即座に寝られる。このようなぐうたら思考が、私の車中泊の原点なのかもしれません。

 

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ゲリラ的ではありますが、このような最高の眺望の元、盃を傾ける事もできます。

ここは盛夏の兵庫県・鉢伏高原スキー場。車外で調理をする時は、他車がおらず迷惑がかからないのが絶対条件で、調理が終われば道具は即座に片付けます。火器使用禁止の場所では当然行いませんし、仮に注意を受けるような事態になれば平身低頭謝ります。こちらが悪いのですから。

反面教師的に敢えてこの写真を載せましたが、高速道路のSAPAや道の駅では、このような行為は絶対禁止です。論を待ちませんね。

 

くれぐれも迷惑をかけずに 

もちろん、夏のゲレンデなどであっても夜間閉鎖の張り紙があるのに無視するとか、管理人不在なのを良いことに傍若無人の振る舞いをするなどは論外です。公立私立を問わず公園の駐車場などでは、夜間駐車可能なのを確認してからあくまでもスマートに、デリケートに。

 

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こういう観光だって、車中泊なら予約要らずで簡単にできます。

急に連休が取れたら、思いついたその夜に出発して、走れるとこまで行って車中泊。翌朝はゆっくり起きて、好きな方向へハンドルを切るだけです。

 

上の画像二つは、高知市のひろめ市場。この時は、高知城を南下した鏡川右岸にある、天神橋駐車場へ駐めて車中泊しました。24時間で¥1500と、ちょいお高めですが管理人が常時見張ってくれており、トイレも使えますので環境はかなり良いです。

 

下二つは、金沢駅とその近くの小料理屋でのショット。この時は金沢駅西駐車場で寝ました。ここは当時24時間駐車で¥1200ほど。ホテル並みのトイレを備えた10階建くらいの高層駐車場で、眼下には金沢駅に出来たばかりの新幹線や在来線の旧型車両を見下ろすトレインビューで、私には最高のシチュエーションです。

 

そんなこと、あぱほてるに泊まってもできるやろ、とお思いですか?その通りですな。

 

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やっぱり山好きですので、キャンプもします。

キャンプでもオートバイの時を除けば、車中泊。副作用でしんどい時でも簡単に寝られますから。そんな時に行くなよ、てか。

 

トップ画像と、この上の画像は南アルプスの前衛峰の麓を流れる、ある大河の源頭部。自然が多いのではなく、自然しかありません。まったくなんの設備もありません。目の前にはあくまでも清く冷たい沢の水が流れているだけです。

 

下は、バイカーズミーティングで訪れた高山市の、ほおの木平スキー場。ここには乗鞍岳登山バス乗客用のトイレはありますが、幕営した場所からは坂を登って遠い。

 

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しかし、我が家にはこの可愛い可愛いポルタポッティ335ちゃんがいてはります。

使用後の処理を考慮して平時は大での使用厳禁ですが、有事の際はそんなこと言っていられません。車中車外を問わず、異物撒き散らしテロによる大惨事を防止するためにも、このリーサルウェポンは必携です。

 

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本格的キャンプと、道の駅などでの即席車中泊とのちょうど中間に位置する楽しみに、RVパークがあります。

これは主に道の駅や立ち寄り温泉の副次的施設で、空いたスペースを有効活用してあり、広めの駐車場と100V15Aほどの電源を一泊¥1500~2500程で使用できます。施設によっては炊事場も利用できますので、調理後の衛生管理にはもってこいです。しかし、あくまでも車中泊施設ですので、ほぼ全てのRVパークでBBQなどの車外調理は不可能です。

それと、副次的施設ですので、トイレが遠いのが難点です。場所によっては徒歩5分以上かかることも。

 

上は、山梨県のRVパークやまなみの湯。この時は8月だったのですが、停滞前線の影響で三日間豪雨予報の中、二泊三日で滞在しました。それで許可を取って端のスペースにトイレ用タープを張らせてもらいましたが、通常は断られるかもしれません。この時はグラのリフォーム前で、まだ車内でトイレを使用できなかったのです。

 

下は、佐賀県のRVパーク有田温泉です。その名の通り温泉施設内にあり、とても良い湯でした。こちらは水道を使えます。トイレはすぐ横でとても快適でした。

 

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何と言ってもお手軽なのは、やはり高速道路SAPAと道の駅ですね。

 

上から、北九州市九州道めかりPA。対岸の壇ノ浦PAとともに、関門橋関門海峡を一望できる絶好のスポットです。

次は、兵庫県南部の第二神明道路の明石SAです。ここは上りと下りが同一施設を利用できるようにリニューアルされ、トイレもきれいになりました。神戸観光や淡路島観光の往復に便利ですね。

そして、鳥取県西部の道の駅燕趙園。名湯三朝温泉にほど近く利用価値は高いのですが、いついってもガラガラ。平日夜間は単独になることも多く、防犯上初心者は避けたほうが無難でしょう。この写真は、グラがまだ8ナンバーの公式キャンピングカーだった頃。懐かしいです。

最後は兵庫県但馬地方にある道の駅但馬楽座。¥500で入れる温泉が併設されており、ご覧のように24時間営業のコンビニも。私の奥座敷です。

 

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やはり、これなくしては車中泊を語れないでしょう。

温泉につかって汗を流すとともに、大地のエネルギーを全身に蓄える。

そして、リングプルをプシュッと開けて、好みのタンブラーに極上の泡をこんもりと膨らませ、その土地の名物をアテに一気に飲み干す。

外は雨でも名残雪でも、ダウンシュラフがあれば別天地です。

灼熱は苦手ですが。

これ以上は説明不要ですね。

 

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これを書いている病室のベッドだって、カーテンを閉めれば、ほら。

なんとなく車中泊してるみたいでしょ?違うか。

 

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しかぁし、こんな風来坊の私にだって、帰る自宅はあるんです。

手造りのカウンターで、妻といっしょに手作りの飯を食いながらワインを飲む。そんな生活を時には恋しくなることもあります。でも、できないんやから仕方ない。入院などで物理的に不可能なのと、家に三日もいれば落ち着かない衝動的な私の性分。

年に250日くらいは家の外で寝ている、私のぼやきでした。

 

 

楽しみを羅列しているようで、実に教条的なモラル押し付け記事になりましたね。しかし、それは長年この趣味を続けている私の宿命であると思っています。

その理由として、車中泊が経費節減との曲解によりブームに近い状況となり、あまりに一般の方に迷惑をかけている車中泊実行者が多いからです。その場で注意しても良いのですが、妻は昨今の状況を鑑みると、刺されるからやめてくださいと懇願しますので記事で訴え続けます。

人を刺すような人でなしが、私のやたら行間が狭く文字数が多いブログを読むとも思えませんが、口喧嘩であってもトラブルを起こすのは本意ではありません。周囲からすれば騒動を起こしている同じ穴の狢に映ることでしょう。

 

正規の料金を支払って行うオートキャンプやRVパーク以外では、あくまでも車中泊はゲリラ行為。

目立たぬように、はしゃがぬように。

あなたは良くても、周りは迷惑です。

2017.10.13

 

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古民家への想い/雑感 〜おばあちゃんの優しきおもかげ〜

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2017.10.10 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

私の父は満州で開業医をしていた祖父の元で生まれ、終戦により引き上げてすぐに祖母は亡くなりました。既に父が3歳の時に祖父も他界していましたので、当然のことながら私は父方の祖父母を知りません。

しかし、母の実家がある讃岐高松へは、父の転勤で神奈川より大阪に戻ってきた小学校2年生の頃から、家族で毎年夏休みに訪れるのが我が家の数少ない恒例バカンスとなっていました。その頃は祖父母ともに健在で、お勉強好きですがゴン太だった私は口うるさかった祖父によく叱られて、それを優しい祖母に慰めてもらっていました。

 

上の画像は、先日ブラッと立ち寄った高山市の保存民家ですが、まさにこんな造りだったんですよ。6畳から10畳くらいの和室が4部屋正方形の続きになっており、その一室に仏間があって豪華絢爛な仏壇が鎮座している。

仏壇の上には私が小5の時に亡くなった祖父の遺影があり、その下で祖母がいつも寝ていました。それは中2の夏。その秋深くに、祖母は大往生で息を引き取りました。

中学に上がった私は、もう高校生になって忙しくなった姉のため帰省しなくなった両親に代り、一人でおばあちゃんに会いに行っていたのです。

 

おばあちゃんの思い出

祖母が寝ていた仏間の前には縁側があり、その縁側の延長上には厠(かわや)がありました。完全な屋外ではありませんが、縁側と庭の間には何もなく、冬は寒かったろうと思います。もちろん汲み取り式で水道なんてなく、石に素掘りの手水が置いてあり、その上には手ぬぐいがぶら下がっていました。

 

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ここまで立派な造りではありませんでしたが、けっこう広い坪庭があり、同じように苔むしていたのを覚えています。

風呂は、五右衛門風呂。鉄の分厚い釜に木でできた底板が浮いており、それを水圧に逆らってうまく中心に乗ります。失敗して踏み損なうと、板が浮力で横に跳ね上がり底に着地した足裏がとても熱くなります。

外では本家の叔父さんの奥さん、つまり義理の叔母さんが薪をくべて火力を調節しながら湯加減を訊いてくれたものです。

 

母の実家の方はもうとっくに本家長男である私の従兄に代替わりしており、近代建築に建て替わっていますが、高山の重文民家を訪れて懐かしい想いでいっぱいになりました。

出来うることなら、古民家に住んでみたい。維持管理がたいへんなのはよく判っています。が、幸いなことに私の現在居住するマンションから徒歩2分のところには、現役カーペンターである山岳部の先輩がいらっしゃいます。兄のように慕っていますから、きっと超低額で補修してくれることでしょう。

 

古民家が存在するところなら、近所付き合いもたいへんです。都会っ子の妻には耐えられないでしょう。病院通いもあるし、仕事もまだある。

まあ、宝くじが当たってから別荘にでも考えますか。

2017.10.10

 

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