サービスエリア/雑感 〜安らぎと憩いの別荘地〜
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2018.5.13 エッセイ
どうも、シバク・ドワレです。
全国の高速道路に点在するSA/PAは、車中泊愛好家である我が夫婦には道の駅とは違った安心感があります。それは、有料のゲートに挟まれた閉塞区間である高速道路の路肩として存在し、暴走系若者や車上生活系老人が気軽にたむろできない点と、近年リニューアルが進み抜群の清潔さを保つWCの存在に尽きます。
キャンピングカー乗りとしていちばん憂鬱になるのは、他のキャンピングカー乗りが道の駅などでテーブルやチェアを車外に出して、酷い時は数台で囲み区画を占有して宴会を開いている光景に出会った時です。そのような時、近隣に他の道の駅があれば移りますが、そうでなければ一般車両から白眼視されつつとても肩身の狭い思いをし、ひと夜を過ごさねばなりません。
そのような懸念も、SAならまずありません。そんな事をしていたら、直ぐにNEXCOのPCが飛んできて撤収命令が下るでしょう。もちろん車内のみとはいえ車中泊は公認されていませんので、ゲリラ的行為である事に変わりなく、大手を振って行うことはできませんが。
その点、バンコンならカーテン類を閉めてさえいれば目立ちません。目立たなければ何をしても良いのかと叱責されれば、返す言葉は見つかりませんが。しかし、大型のキャンピングカーが普通車スペースに長時間駐車しているのと普通車であるバンコンがそれをするのでは、心理的よりも物理的に迷惑がかかりにくいのも事実でしょう。
一般的なメリットは
そのような言い訳はともかく、SAのメリットは他にもあります。
まず、ほとんどのSAではフードコーナーが終夜営業している点。これは実に助かります。特に豪雪時の避難的車中泊では、窓を開ける事もままならない状態で湯を沸かすのも叶わず、温かい食べ物が神に思えます。それがSAなら、ほんの数十メートルのラッセルだけ頑張れば、うどんを食べられるのです。もっとも、高速道路に乗る前に豪雪が始まっていたなら通行止になり、その恩恵に与かることはできませんが。
他に、温泉や銭湯が付属しているSAも有難いですね。道の駅に比するとまだまだその数は圧倒的に少ないですが、最近オープンしたところではシャワーコーナー併設も増えてきました。
このように有料とはいえとても便利なサービスエリア。車中泊完全禁止にならないよう節度ある行動を心がけ、モラルとマナー遵守で使用したいものです。
2018.5.12記
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