ロケバンリノベーションvol.2・フルモデルチェンジ完成/自作 バンコン キャンピングカー 〜コペルニクス的転回、ここに極まる〜
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2019.9.3~6 ロケバン大改造
どうも、シバク・ドワレです。
果たしてアートなのか、それとも飽き性のなせる技なのか。
答えは永遠に出ません。
何がって?もちろん、ロケバンの内装改造・仕様変更です。
一年八ヶ月かけて作り上げた我がロケバンの居住部分を、1日で無に戻しました。いや、棚はそのままですから無ではありませんな。10の2くらいに逆戻り。
とにかく、新築並みに建て替えたのです、基礎から全て。
構想すること4日くらい(たったそれだけかい!)、施工期間4日。難工事でしたが、無事に竣工しました。
4日間の作業の様子を、この記事で一度に紹介します。
かなり長くはなりますが、何日にも分けて記事を上げるよりも、その方が流れが つかみやすいからです。
今回の内装工作は作る作業よりも、従前の座敷や調度品の数々を解体して車外へ一時搬出、そしてそれを1日の終わりに車内に戻すのがたいへんでした。
青空の月極駐車場なんで。
蛇足ですが、この「月極(つきぎめ)駐車場」って呼称は、関西独特らしいですな。全国的には賃貸駐車場かな?
ベタなネタですが、私も例に漏れず小さい頃は「げっきょく」駐車場チェーンが幅広く経営してるんかとオモコしてましたわ。どこに行ってもあるさかい。
嗚呼、屋根付きのマイガレージが欲しい!車庫があるなら、ロケバンもペケも触り放題なんやけどなぁ。。。ま、大阪ではそんなこと夢ですな。
思い付いたら即実行する私ですが、さすがにこれだけのリノベーションを入院中にするのは不可能。退院してようやく決行できました。
実は半年くらい前からチラッチラッと考えてたんですけどね。
下へ続く
あまりの難工事に疲れて、ブログも書かずにヘタってました
これは、解体模様。
リアの車椅子乗降装置が座敷(ベッド)で隠れていましたので、遵法精神に法り、内装の仕組みを変えることにしたのです。
何もない車内の広いことよ。。。
座敷やダイニングテーブルを解体して搬出すれば、ロケバンの心臓部であるサブバッテリーを整理、移動します。
いままでのところでは、ベンチにした時にちょうど足を下ろす床にありましたので、いったん前に退避させたあとボックスを後ろにずらし、格納しました。一台20kg以上あるのでたいへん!
ソーラーパネル発電のチャージコントローラなどが多数設備されている、電装コントロールパネルは裏向けにして置いときます。これの復旧作業が最難関。
これが私の愛用電動工具たちです。
電動ドリルドライバーは、いちばん廉価なものだとトルクが低くて簡単なネジまわしにしかなりません。このような硬めの木材に長いコーススレッド(木ネジ)を最後まで締め込むには、トルクが強大なものを選びましょう。
初心者向け、とホームセンターの宣伝に書いてあるようなものは、せいぜい組み立て式本棚などにしか向きません。
ダイニングテーブルを撤去した、居室最前部。
セカンドシートは倒したままで、最上部に干渉しないギリギリを採寸します。総て現物合わせ。
どんどん作って行きます。
この根太(ベッドのベースになる天の材木)を、縦にするか横にするかでベッドマットの配置が変わりますので、脳内設計図を元に現物を眺めながら思案します。
前のベッドベースができましたので、後部も同じように作ります。
以前は一体式のベースでしたが、車検時などに搬出しやすくするために、二分割としました。
セカンドシート以外にも、いろいろと干渉するシートや造作物がありますので、それらを考慮して設計して行きました。
ベッド部分が完成しました。
前の座敷より低くなりましたので、景色が観やすい。
居室後方右サイドに、ギャレーを仮置きしてみました。
オレンジのグリップがあるので、引き出しが開けられませんね。高さを調整しましょう。
ベニヤ板を敷いて、後ろに2×4の脚を付けてかさ上げしました。
少しだけベッドマットにかかっていますが、それがベッドを安定させるのに役立っています。
ギャレーと上部の棚の位置関係はこんな感じ。
システムキッチンぽくなりました。
杉の一枚板に脚を付けて、最前部にオーディオ&ビジュアルを移設します。
スピーカーの下には、百均の滑り止めマットではなく、防振用の肉厚ゴムを敷きます。
こんな感じです。
今まではJBLスピーカーが棚や冷蔵庫の上に置いてあって、危険でしたが解消です。
自宅で使っていなかったローテーブル二台の脚を外して。。。
その天板を、ベッド後部に設置。
これは何かと申しますと。
冷蔵庫と、大シンクを擁する小ギャレーを設置したのです。
もちろんこのあとに、転倒防止策を講じました。この形式なら、ギャレーも冷蔵庫も搬出するのは容易いので、車検対策になるとともに、真ん中に広い通路がありますので、トイレや電子レンジなども設置できます。
先ほどの白い化粧版の下が冷蔵庫のベース、上はベッドとダイニングを仕切る壁です。
今度は座敷では無く、ベッド&ベンチ。
従来仕様の終末期にもベンチ化したのですが、なんとそのベッドベンチも、広くしたダイニングテーブルも、一回も車中泊で使いませんでした。よくある事です。 ガハハ!
前回のベンチ製作時にも書きましたが、ずっとベッド状態の座敷で過ごしていると、足がしびれてきます。こうやって椅子に座るように姿勢を変えることにより、背中まで楽になります。飲食時にもPC作業時にも、その苦痛度合いは段違い。
画像は、後ろを向いて座っている様子です。
これは逆から見た様子。
フロントシート側、つまり前を向いています。画像ではカーテンが閉まっていますが、ベッドの横全面が窓になりましたので、採光と通風は抜群です。裏を返せば冬に寒いとも言えますので、マルチシェードは欠かせません。
さあ、全貌の写真をお見せしましょう
私が今までリフォームする度に、やれベッドは狭くても収納スペースが大事とか、やれベッドは広くないと寝られん!とか、アタマは前向きやないとアカン、いや後ろ向きやないとトイレに出にくい、などなど右往左往の東奔西走した事は思いっきり忘れて水に流してくださいな。ガハハのハ!
人間にとって大切なのは過去では無く現在であり、そして輝かしい未来なのです。えっへん!
しかし大切な青春の思い出ですから、過去記事を消したりしません。一つ一つのリフォームたち総てが、私と妻と、ロケバンの記念碑ですから。
こないだ、ロケバンを買ってからの総集編を書いたのは、そんな理由だったんですわ。
飽き性の言い訳はこれくらいで良いですか?
知らんがな、好きにせえやって?
そうですか。
before
after
before
after
じゃ〜〜〜ん。
こんな風になりました。
手っ取り早く説明すると、従来は前部がダイニングで後部が座敷だったのを、前後ひっくり返したのです。
まだこの仕様でも実際の車中泊をしていませんから、またまたリフォームするかもしれません。いや、きっとするでしょう。
before
after
御託をごちゃごちゃ並べんでも、
「飽きたから変えた」
って一言で済ませば潔いんですが、ゴタクを並べないとブログが成立しないわけでして。一行で終わるブログなんか死んでも書きたくないし。
でも、いくら自分のブログを盛り上げるためとは言え、アレがあかんからこうした、との否定的思考によりこじつけるのにも疲れてきました。欠点をムリクリ探して冒涜し倒してそれを反省するフリをするのに疲れたんです。後悔なんて高尚なこと、生まれつきでけへん体質やし。
これからは、単に
「こうしたほうが良さげやし、気が向いたからやってんでぇ」
路線で行きたいと思います。
電装を済ませ、小物もいろいろ作りました
before
after
これが、新装なった電装コントロールパネルです。
パネル自体は変わっていませんが、棚の前に付いていて座敷へと固定されて棚の脚も兼ねていたのを、独立してベッドとダイニングの仕切り壁の前に吊り下げています。
これも下の造作と固定してしまえば搬出が困難になりますので、独立している棚からぶら下げたのです。
この作業がいちばん時間がかかりますが、漏電や火災を起こしてはたいへんですので、慎重に行いました。
これが今回のリノベーション第二の目的である、水洗トイレのポルタポッティです。
ご覧の通り充分なスペースに設置しましたので、豪雨や猛吹雪の車中泊時に役立つでしょう。
無いと地味に困るのが、ティッシュ。
百均で二百円にて販売されているボックスに入れて、ベッド横のピラーにぶら下げました。床に置いていると、必ずどこかへ消えてしまうからです。
これは最後部にぶら下げた、車内天井用収納ネット。
この中に物を入れるのが本来の使い方ですが、私は違います。
実はこのリノベーション作業が完了した今日(9/6)の夜に、シャープの小さな電子レンジが到着しました。
こいつの落下防止に、このネットを利用しているのです。
普通の家庭用の横長のやつより、かなりコンパクトなのでキャンピングカーにぴったりだと直感し、中古で仕入れました。もちろん100VのAC電源が無いと使えませんが、RVパークやオートキャンプ場で使うつもりです。まだテストしていませんが、発電機でも使えそうな予感。
以上で、新装ロケバンの紹介を終わります。
ロケバンリノベーションが成功したあまりの嬉しさに、思わずカレーを作って食べました。
近江牛のスジとデカいエビを入れ、ジャワカレー中辛とゴールデンカレー辛口のブレンドの大好物コラボです。最高!
レンジでチンじゃないですよ。
今日のところはこのへんで!
さらばじゃ〜。
2019.9.6記
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。