正直と報告/闘病記 〜顔で笑って心で爆笑〜
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2019.2.1 如月雑記、吐露はじめ
どうも、シバク・ドワレです。
予定通り35日間の休薬を終え、本年初のケモが始まりました。
どうか今後は副作用が軽微ですみますように!
さてみなさん。
ドラマや映画、及びその元になる小説や、ワイドショーやドキュメンタリーのコメンテーター発言などを何とは無しに聴いていると、
「泣きたい時は泣けば良い。辛いときは我慢することなんかない」
と、重病人や心あるいは身体に重傷を負った人、並びにその家族が言われているのを散見しませんか?
フィクションなら創作ですから別として、ドキュメンタリーなどでは真の患者や家族を映し出していますから、それを忠実に実行する方もいらっしゃるでしょう。
しかし私は、真逆です。
がんに罹患した頃よりとっくの昔、幼少の頃から泣きたい時でも泣かずにグッと堪えて、わざと意地を張り逆らう言葉を吐き出して感情を抑えていたんです。
これは各々の性格・性分の問題ですよね。
もちろん、泣く事により感情の昂りから醒めて冷静になる人もたくさんいるでしょう。
が、私はシンドイしんどいと言うと、余計にシンドくなり、泣けば余計に泣きたくなるタイプです。
私は滅多なことでは泣きませんが、妻や過去に知り合った星の数ほどの女性たちは泣くと更にヒステリーが倍増し、収拾がつかなくなるケースが多く見られました。
何の関係も無い他人なら、火に油を注ぐような追い討ち議論をしても差し支えありませんが、生活を共にする相手だと一刻も早く平常心に戻してやらないと、リズムが破壊されますし、生活における他の障害が発生しかねません。
ですので、時にはこちらは様子を見るために口を閉じ、必要な時に感情を鎮める文言を駆使して鎮圧にかかります。
ですが、読んでいただくのは他人様が大半のブログでは、こうした方が良い、こうするべきだなどと宗教や精神論的に押し付ける気はまったくありませんし、他人様を制圧するなどもっての外です。ほっときゃいいんですから。
そもそも、なんの話でも人に押し付けたり逆にこうしろと説教・説法されるのは大嫌いですから。
オートバイやキャンピングカーを褒め倒して、さも皆さんもどうぞ的に書いてあるように映る時もあるやもしれませんが、違います。
コアな読者の方は今更何を!と御察しのように、単なるモノ自慢です。
興味を持ち、既に片脚を踏み入れた人びとには積極的にアドバイスしますが、なんの関心も無い人に押し付けたりするのは時間のムダです。
しかし時には雑談から私のライフスタイルの話に移行して、キャンピングカーなど見たことも無い人とその話をする事は多々あります。
その時に食い付きが良ければ議事進行しますし、退屈そうなら即座にその話題は中止して相手の興味ある話に移行します。引き出しは多いので。
結果、私が現在入院治療している病院の女性ナースに、2人キャンピングカーに興味を持つ人が発生して、うち1人はインテックス大阪で開かれるキャンピングカーショー(展示会)に1人¥800くらいを払ってまで、家族で出かけるらしいです。
そのナース(45歳主婦子供あり)には先程、こんなアドバイスを謹呈しました。
「新車だと、4〜500万で登録まで完了するような物件はやめといた方が良い、単なるベッドカーだから。
大小問わず、シンクとコンロを備えたギャレーと、サブバッテリーが有ってこそのキャンピングカー。
最初は外食するから快適なベッドがあれば良いと思っていても、必ず車内でコーヒーくらいは淹れてテレビでも観たくなるから。
そのためには、乗り出しで600万くらいはかかるかな」
と。
私は中古車の程度の良いのを買って内装はフル自作したので、ひゃくなんじゅうまんえんでトイレ・Wシンク付きワンルームマンション並みのに乗ってますが。
あ、闘病記でしたね。
つい、趣味の話になると路面を逸脱して転覆し。。。
ご無礼こきました。続けましょう。
下へ続く
閑話休題
で、シンドくても他人には言わない話。
シンドイと口にする事により、余計にシンドくなるような気がする小心者なんですわ!
聞かされる方はウザいでしょうし、同情の押し買い?を強要しているみたいなんで、私は会った人にはあまり言いません。
なんか自分の事を高倉健さんみたいにカッコつけ過ぎ感が漂いましたが、デメリットもあります。
そのせいで、ただでさえ遊び倒している私は、毎週化学療法をしても、
「ピンピンしとるやないけ!ほんなら末期がんなんてたいそうに言うなや!」
と、河内のオッさんに言われそうです。
しかし、原発の横行結腸がんがステージ3Bで見つかり、その後肝臓転移→腹部大動脈周辺リンパ節転移→肺転移と、大腸がん患者のキングオブキングス、王道を歩んでいる私は紛れもなく末期がん患者なんです。OBになり様子見では無く、肺とリンパ節に複数の悪性腫瘍を抱えている現役の。
治療しなければ一年持たないと余命告知も受領しましたしね。それから四年半生きとりますが。
当然ながら、医療従事者と妻には、正確かつ感情を移入しない痛みやだるさ、吐気や嘔吐・出血などの現状報告はしとります。
痛いのに、痛くない。
辛いのに、ツラくない。
吐きそうなのに、吐かない。
このような、私が遭難救助の協力をして、その後仲良くしてもらった富山県警山岳警備隊みたいな隊訓を自分も是としていたら、ドクターに正確無比な医療を提供してもらえなくなります。
妻にも然り、必要以上に心配させる事はご法度ですが、やはり正確に現状認識させとかないと、有事の際に対応が困難になりますから。
妻も持病持ちですから、お互いに情報は常に共有して来るべき時に備えています。
このブログでは、どちらかといえば医療従事者用に近い正確な情報を発信していますよ。自らの治療記録にもなりますから、痛い・苦しいなどの副作用や症状は適宜記入しています。
読んでいただく相手さんと、対面して直接やり取りする訳ではありませんしね。
結論、騒ぎ立てられそうな相手には黙っておく。冷静な判断が必要な相手には詳細に報告する。
これが、私のポリシーです。
2019.2.2
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。