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冬の車内寒さ対策・器具篇/自作 バンコン キャンピングカー 〜ぽっかぽか、それには苦労がつきまとう〜

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2018.12.22 車内小物

どうも、シバク・ドワレです。

本格的な寒波もひと通りやってきて、冬本番ですね。車中泊マニアの皆さん、踏ん張り時が来ましたよ!

寒さ対策さえきっちり行えば、夏の猛暑に比べたら天国です。

 

先日連載したスキー車中泊のシミュレーションとも重なりますが、今日は暖房器具に絞ってのおはなし。

 

市販品のキャンピングカーを購入する方なら、暖房としてFFヒーターをオプションで付けるのが一般的だと思います。

しかしながら、我が家のロケバンは元が福祉車両を改造した自作車両。仮に500万のキャンピングカーが520万になるのなら抵抗は無いと言うか金銭感覚がマヒして追加するでしょう。

しかしヒーター本体だけで約20万、それプラス取付工賃に数万円の出費にはなかなか踏み切れません。

 

かつて所有していたキャブコンやトラキャンにはFFヒーターが装備されていましたからメリットは知っていますが、デメリットも判っています。

それは、作動音とバッテリー消費。

音の方は静かなキャンプ場ならうるさく感じますが、高速SAや大規模道の駅で車中泊するなら何の問題もありません。しかしバッテリーはけっこうやっかいです。

 

キャンピングカーと名乗るからには、車両本体のエンジン稼働用バッテリーとは別にサブバッテリーを装備しているのが普通ですが、その容量には限界があります。

いくら105アンペアを2連装したところで、使ってしまえばタダのクソ重い箱でしかありません。二つで大人一人分くらいの重量がありますからね。

 

ふた晩も稼働させると、けっこう無くなります。長旅ではこれはツライ。

晴れが続けばソーラーパネルによりある程度は復活しますし、ハツハツ(発電機)やAC電源により充電させることもできますが、そのためには泊地を厳選しなければなりません。

 

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そこで私は、カセットボンベさえあればなんの電源も要らない、イワタニの風暖という携帯型ファンヒーターを¥22000ほどで買いました。

 

これの仕組みは、まずは昔からあるカセットボンベ式のヒーターのように着火、1分くらいすると本体内の発電機が火力により作動してファンが回り出すのです。ちょっとした火力発電所ですよね。

 

旧式のカセットヒーターも持っていますが、このファンの効果は絶大。

フロントシート裏のダイニング・ギャレーに置いて使ってみましたが、ほんの数分で後部室内は暑いほどになります。

 

当然ながら世の中良い事ばかりではない訳でありまして、温度の微調整が効かない。強と弱の切り替えはありますので、すぐに弱にしますがそれでも暑い。

もちのろん、FFヒーターと決定的に違うのは換気が絶対必要な点ですが、それは勝手に解消します。暑いので我慢できずに窓を開けますので。

 

寒いからヒーターを点けて、暑くなり窓を開ける。なんか本末転倒な話ですが、窓の開き具合で温度を調節できるサイドウインドウだからできる技で、今風の窓が開きにくいクルマでの使用はやめたほうが賢明です。死にますから。 

 

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と、ここまで書いて私のロケバンには換気扇替わりのボックスファンを積んでいるのを今思い出しました。

タツの中の端っこに隠してあるので、スッカリ忘れてましたわ。それを微風にして回しオンオフすれば、窓の開閉による人目に晒され状態も解決ですね。

 

それでも暑くなると、いったん消火します。

しかし外気温が5度を下回る気候なら、ものの5分もすればまた寒くなりますから、再び着火。それの繰り返し。

これをめんどくさいと思うかどうかは、そもそも狭い中での車中泊自体が楽しいのかどうかにも関わる話です。私はその作業をむしろ子供のように楽しみながら行いました。

無論、就寝時は消火して寝ます。当たり前ですよね。

 

暖房器具だけが暖房ではない


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他には、このようにギャレーにて煮炊きをするだけでも、狭い車内はけっこう暖かくなります。

スキヤキやトンしゃぶなどをするなら継続して火を使いますので、ファンヒーターは要らないくらいです。思いっきり車内が湿気ますけどね。

これも、換気は絶対的必須科目なのは言を待ちません。


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そして、いよいよ寝ようと思えば、このコタツ式テーブルの中に仕込んである、冬山登山用ダウンシュラフの出番です。

以前はベッドを広くしたいがためにコタツ式ではなくテーブルを就寝時に畳んでいましたが、それだと寝付くまでの酒や小物を置いておくスペースに困りました。

 

あと、いくら冬山用ダウンシュラフでも、マミー型にすっぽりと収まりファスナーを閉じると肩が凝りますので、どうしても身体にかぶせるだけになります。

すると、隙間から冷気が忍び寄り、夜中に何度も目が覚めます。しかし、このコタツ式だとダウンシュラフの上から布団シュラフが完全に覆ってくれ、コタツ内部は2人分の放射体温で暖まる空間がありますから、隙間風の心配はありません。

夫婦の隙間風の心配も解消されて一石二鳥ですね。

 

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大前提として、このような窓に張るマルチシェードは必須です。

この画像は取材仕事の駐車ですからスライドドアやフロントには装着していませんが、防犯の意味も含めて車中泊時はガラス窓全面に装着しています。

 

あとは、AC100V電源が使用できるオートキャンプ場やRVパーク、または発電機を焚く時には、300Wの小さなセラミックファンヒーターを稼働させます。

これなら換気の必要もなく、就寝時も点けたままで寝られますが、もちろん電源の用意がたいへんですから後回しになりました。

 

このように、試行錯誤を繰り返しながら発展してきた我が車中泊の暖房問題。

今のところ、FFヒーター代20何万円を使う事なくなんとかなっております。

年明けのスキー車中泊が楽しみ!

2018.12.22

 

 

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都心部駐車場問題/自作 バンコン キャンピングカー 〜コインパーキングに駐められる限界は?〜

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2018.12.17 都心の事情

どうも、シバク・ドワレです。

背中痛を鎮痛剤と根性で誤魔化して、無事に今年度の仕事納めが完了しました(現時点)。あと年内の行事は入院してケモるだけです。

 

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妻を通院している病院で降ろし、大阪市天王寺区の取材先に向かいます。

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谷町筋を南下すると、四天王寺近くで高さ日本一のビル、あべのハルカスが上から目線で出迎えてくれました。

快晴の逆光なのでiPhoneのレンズの汚れ・傷によりリング状のハレーション/ゴーストがちょうどハルカスに重なり、クリスマスムードに仕上がりました。こうならないように、業務用の機材は手入れを入念に行って、乱反射防止用のレンズフードを必ず装着します。

今日は企業取材で小さなビルの外観撮影のみ。20分で済む仕事。体調が良くない時なので、助かります。天気も朝までの雨が上がり、外観撮影にはこれ以上無い好き青空です。

日頃の行いの割にはついてますね。ラッキー!

 

仕事の内容はさておき

今日は私の大事な商売道具でもある自作バンコンキャンピングカー、ロケバンの駐車場問題について述べましょう。

何度か触れたように、我が家は運転免許持ちは私一人だけなので、自家用車の二台持ちはしていません。昨年3月まで生意気にももう一台BMWを所有していたのですが、駐車場契約も二台分、当然税金や保険料などの維持費も二台分。で、一度に動かすのは一台だけなのはあまりにも不経済なので手放したのです。

 

そのため、ロケバンを選定するにあたり、都心のコインパーキングに駐められるサイズを第一条件としました。

もちろん細かなことを言えば、百貨店や都会のショッピングモールの駐車場には高さが最大でも2.1mくらいの制限があります。それはスッパリと諦めました。

何故なら、前車の自作キャンピングカーであるトヨタグランビアの車高は1.98m。駐車場では有利ですが車内で立つ事ができず、ロングキャラバンではどうしても不都合だったからです。

 

現在の私のロケバンは、長さ4.99×幅1.69m。

幅は5ナンバーの小型車枠ですが、長さは中型車(普通車)サイズです。高さは車検証上は2.3mですが、ルーフキャリアとルーフボックスを装着していますので、約2.7mあります。

一方、現在のバンコンに於ける主流車種であるハイエースワイドスーパーロングの長さは5.3m、幅は1.88mもあります。

この一見微妙とも思えるサイズの差が都心部ではどう反映されるのかを画像で説明しましょう。


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まず、何も考慮せずに駐めた枠。

車止めいっぱいまでバックしましたが、フロントが完全に公道にはみ出ています。手前の三枠には「軽」と描いてあったので除外した結果がこれです。

これでは左右の駐車車両や通行人・車両に迷惑をかけますし、当て逃げされる危険性が高まります。


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そこで、全体を見たところ駐車場が軽く三角形になっており、画像手前ほど狭く奥に行くに従って広くなっているのが判明しました。

一台隣に移してみると、なんとか枠に収まっています。この枠が、長い都心部業務に於ける経験上、平均だと思われます。

この事により、ロケバンの旧型日産キャラバンスーパーロングでカツカツ。ハイエーススーパーロングだと、どう頑張ってもはみ出る事が判ります。

この駐車場では割と後部に余裕があり、リアゲートを上げて機材を取り出す事ができましたが、梅田や難波など第一級都心部では車止めがあってもバックモニターで確認しながら下がらないとぶつかるくらい狭い事もザラです。

もちろん先に機材を降ろさないと、路面のゲートが上がってからでは降ろせなくなってしまいます。

 

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横幅はおそらく全国共通のサイズではないかと思われますが、運転席から降りられるいっぱいに駐めて、助手席側でこの余裕しかありません。完全に小型車を念頭に置いた設計なのが判りますね。

これでも、降りるときには隣の車両にドアをぶつけないように必死のパッチで降りなければなりません。逆に言えば、無神経な人に隣に駐められたら、ドアパンチを喰らう可能性が高まります。

 

これが都心部に於ける駐車場の実情です。

しかし大都会に限らず、コインパーキングなら全国どこでも似たり寄ったりではないでしょうか。

この話は、リタイヤして遊びのみにキャンピングカーを使う人や田舎道しか走らない人には無縁のようにも思えるでしょうが、案外辺鄙な観光地や昔ながらの湯治場駐車場などにはコインパーキングより狭いものが多くあります。

更に、都会の道はよほど込み入ったところに入らない限り道路幅に余裕があるものですが、山はもちろん農村などには軽自動車しか無理に思える道も数多く存在します。

 

そんな訳で、都会での業務と山深いところでのキャンプや田舎キャラバンでの遊びを両立できるキャンピングカーを作るにあたって、この車に至った訳です。

 

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いつもの如く、現場には1時間前到着を心掛けていますので、時間までは車内で寛ぎました。

 

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終わったあと、妻が診察を終えるまで待つのも同様。このブログを書く作業や昼寝なども、人目を気にすることなく行えます。

頭の疲れは寝ても回復しませんが、身体の疲れは寝るのが一番!

 

このように、一台しかない自家用車を適当なサイズのキャンピングカーにする事により、末期がん患者でも働いたり遊んだりできるのかもしれませんね。

 

まだ愛馬X4 typeLDのエンジンオイル交換が残ってますが、腰と背中が。。。

2018.12.17

 

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車中泊・道の駅とサービスエリアの比較/自作 バンコン キャンピングカー 〜どちらもゲリラ行為には変わりませぬが〜

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2018.11.25 車中泊停泊地

どうも、シバク・ドワレです。

車中泊愛好家のお仲間の皆さん、まいど!

皆さんは、道の駅派?それともSAPA派?

 

私は、サブバッテリーの残量が少ない時はSAPAで発発(発動機式発電機・ジェネ)を回して電源を確保し、サブバッテリーが安心ならなるべく道の駅を使います。その方が静かで落ち着くからです。

 

昨今の道の駅やSAPAでの車中泊ブームによりマナー・モラルの低下で居心地はあまりよろしく無いですが、仕方がない。まだ今のところ車中泊完全禁止にはなっていませんので、良識常識の範囲内での利用を前提としてこの記事を書きます。

 

今更ですが、道の駅とサービスエリアのメリットデメリットを、実際に泊まったスポットを写真で紹介しながら述べましょう。

 

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トップ画像とこの写真は、山陰自動車道宍道湖SA上りです。

この時は夜に到着し、我々一台のみでしたので乗用車スペースでジェネを炊きました。混雑時ですと迷惑が掛かりますので、大型トラックがアイドリングしている近くでそれを行います。

 

ここのように、途切れ途切れの高速道路のSAPAですと、夜間はほぼ無人かせいぜいトラック数台のことが多いです。防犯上はあまり良くありませんが、公団のパトカーが随時巡視してくれます。

 

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対して、東名や名神を筆頭に、日本の枢軸を通る高速道路ですと夜間は大型トラックが溢れ出し、乗用車スペースを塞ぐことも珍しくありません。

もちろん一般乗用車エリアも満車状態。このような状況での車中泊は、ストレスがかかるだけですので緊急時以外はあまりしたくありません。

 

画像は高知自動車道の末端にある南国SA下りで、主要高速ではありませんがGWでしたので満車でした。このような混雑時は、数車線をまたいでトイレに行くのが危険でもあります。

 

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コツとしては、有名サービスエリアの直前か直後のパーキングエリアを狙うこと。

レストランは無いところが多いですがジュースや軽食などの自動販売機はありますし、トイレも最近は綺麗になっています。なにより空いていますから、朝の個室争奪戦をしなくてもすみます。

 

画像は最近開通した新名神自動車道の高槻〜神戸間にある、茨木千提寺PA下り。

すぐ先に、豪華な造りや店舗で話題になっている宝塚北SAが控えていますので、トイレ休憩以外の車中泊などはほとんどいません。ですので、トイレのすぐ近くのスペースに駐めることができるのは雨天などの時には嬉しいですね。

このトイレ近くで長時間居座るのもマナー違反ですが、空いている時限定、と言うことで。

 

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こちらは変わったところで、阪神高速湾岸線大阪市内向きの朝潮橋PA

こじんまりしたパーキングですが、平日ならまず車中泊する人はおらず、穴場です。直ぐ近くにはユニバ(USJ)も海遊館もありますので、大阪見物を終えた後の車中泊には最適。

しかし繁忙期には行ったことありませんので、満車で入れなければ悪しからず。代替地としては、名神道の吹田SAをお勧めします。阪神高速をそのまま市内に流入して環状線から池田線に移り、豊中ICから名神道を名古屋方面へ直ぐです。

 

このように、路線や繁忙期か否かによって随分と居心地が変わる高速道路のSAPA。

いちばんの安心点は、有料無料に関わらずネクスコ国土交通省の管轄地であり、随時パトロールされていることです。暴走族が走ることもありますが、集会などをすることはまあまずありません。

それと、トイレがどんどんリニューアルされて清潔になっていることですね。これは大きい。

 

最大のデメリットは、大型トラックが一晩中アイドリングをしてやかましいことこの上無いことでしょうか。彼らは仕事ですし、保冷車ならジェネを切るわけにはいきませんから仕方ありませんね。

あとは、当然ですが通行料金がかかること。私はその対策として、泊まるSAの直前のICから入り、翌朝直後のIC、もしくはSAに併設のETC専用出口から出ています。

みみっちいようですが、急ぎもしないのに不要な高速区間の料金を払うのも馬鹿らしいので、気象と時間を見計らいながら適宜判断しています。

 

余談ですが、以前に山陽道三木SAのあまりの居心地の良さに二泊してすぐ先のICから出ようとしたら、ゲートが開きませんでした。すぐに料金所のおっちゃんがやってきて、

「二日もなにしてましたん?」

と訊かれましたので、

「ショップで遊んでましてん」

と答えたら直ぐに開けてもらえました。その辺は、自己責任でよろしく。

 

あと、高速のSAPAでは、一度も警察からの職質に遭遇したことはありません。後述しますが、道の駅とは管理方法が異なることと、立地によるものが大きいと思われます。

 

一方道の駅は



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対して道の駅。

全国で1,000箇所を超えたのでしょうか。よく知りませんが、とにかくどこへドライブしても結構ありますよね。便利です。

しかし、中にはこれが道の駅??との旧態依然とした昭和のドライブイン状態のところもまだまだ多く、ファミリーや私のような下痢持ちだと不衛生なトイレに困ります。

 

画像は山口県の県道沿いにある、道の駅うり坊の郷katamata。

ここは一見昭和風ですが、単に規模が小さいだけでとても清潔であり、ショップにはその名の通り猪肉の直売などがあり魅力的な道の駅でした。

トイレはウォシュレットこそありませんが洋式完備で、まずまずです。

 

 

道の駅最大のデメリットを先に申しましょう。

それは、単なる国道や県市道沿いに立地していますので、自由に出入りできるのが仇となり、暴走族系の溜まり場になりやすい点です。こればかりはどうしようもない。文句を言って喧嘩しても仕方ないですしね。

集団化したあんぽんたん系若者は、群集心理が発生してひとりでは決してしない暴力行為をふるったりするので、狂犬の集団には関わらないのがいちばんです。

 

平日はかなりマシで、やはりサタデーナイトに彼奴等も集結しやすいので、休前日は高速に逃げるのも一手でしょうか。

よく他のサイトでも見かけますが、道の駅駐車場に黒いリング状のタイヤ痕があると、そこでサイドブレーキターンをしていちびるやつが多い証拠です。そんなとこなら直ぐに移動すべきですが、夜半に到着すると判断が難しいですね。

話し声わめき声だけでもやかましいのに、よこでそんなことされたらうるさくて寝られたもんじゃありません。

 

そのこともあり、私は道の駅にはなるべく薄暮くらいの明るいうちに到着したいのですが、車中泊は一般観光客の迷惑になるので営業終了から翌朝営業開始までにするべきだ!との意見を見かけます。しかしそれでは物販店や飲食店でお金を落とすことができません。

そんな無賃乗車みたいなことはしたくないので、私は早めに着いて土産を買い、営業開始後のレストランでブランチを食べてゆっくり出発。そんな風に使っています。ちょっとは貢献しないとね。

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これは2枚とも、兵庫県西部の道の駅みつ。

いままで行った数ある道の駅でも、トップランクの落ち着きでした。道の駅氷見など大規模な店舗があり温泉併設の車中泊がしやすいところも楽しいのですが、ここは日曜日でも大した混雑は無く、静かに海を見ながら過ごせました。

近いので定番スポット決定です。


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こちらは我が家の定宿中の定宿、兵庫県北部但馬地方の道の駅神鍋高原です。

ゆとろぎとの天然温泉併設ですし、真夏を除けば高原の爽やかさがあります。冬はゲレンデが近いので多少ざわつきますが、雪遊びのベースとしてはもってこい。四駆で雪道を楽しみ、スキーをして妻をそり遊びさせて、温泉に浸かって。

あとは、さあ。

 

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お楽しみの車内メシです。

こちらは高速道路でも道の駅でも変わりませんが、どちらも混雑時にはカーテンなどを閉じて窓の隙間だけ開けて換気をし、外から車内が見えない工夫をしています。キャブコンなどで自慢げに車内を見せているキャンパーも見かけますが、ちょっとどうかなあ。キャンプ場ではありませんからね。

火気厳禁では無いのですが、この行為は飲酒を含めて極めてグレーゾーンですね。やめろと言われたら即座に中止します。

 

最後に、先述の職質問題。

過去に一度だけ経験があります。それは、鳥取県の道の駅神話の里白うさぎでした。

平日の夜、車中泊は我々を含めて三台ほどだったでしょうか。一週間ほど伯耆大山蒜山高原などを巡って疲れていたので熟睡していた未明に、突然窓をコンコンと叩かれました。

最初は不審者か??とこちらが職質してやろうかと思ってカーテンから覗くと、制服警官が立っていました。

「ここで何をされているんですか?」

車中泊です。ごらんのとおり」

「そうですか。いや、職務なものですみませんが、このあたりは不審者が多いもので」

「中を見ますか?危険物はありませんが」

「いえいえ、結構です。よい旅を!」

 

包丁とまな板は積んでいましたが、それを使うキッチンも備えていますので何の問題もありません。

なるほど、ここは日本海沿いの静かな漁村です。いつ朝鮮半島方面から不審船が漂着して密入国しているか判らない。

 

場所を考えて車中泊すればこんなことも起きにくいのですが、悪いことをしているわけではないので、堂々と説明しましょう。旅を続けて夜通し運転すると事故を起こすので寝てますねん、と。

 

書くまでもないことですが、車中泊を本当に安全に安心に行うには、キャンプ場やRVパークが良いに決まっています。料金がかかるのは、安心料ですし設備を使用するのですから当たり前です。

しかし、キャンプが目的では無くロングキャラバン(キャンピングカーでの長距離連泊長旅)をするなら、毎夜毎夜そのような施設に寄っていたのでは、かなりの時間ロスになってしまいます。

 

キャンプをしたいならキャンプ場で、これは当然ですね。

キャラバンなら隠密的ではありますが、SAPAや道の駅を上手に利用するしか現在の日本では他に有効な手段がありません。

一泊1500円程度で電源が使えるRVパークが、全国に雨後の筍のごとく増えるのを待つとしましょうか。

2018.11.25

 

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推定40代以上の女性と高速道路のWC問題/雑感 〜そんなにオンナを捨てたいか〜

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2018.11.6 おばちゃんのど厚かまし

どうも、シバク・ドワレです。

すごくたいそうな題を付けましたが、そのまんまです。

休日などの混雑時に、サービスエリアの男子トイレに40代以上くらいのおばさんが堂々と入って行く問題。由々しき事態です。

 

最近ではトイレの入り口近くに、

「今日はおっさん。は、いけません」

みたいな張り紙がしてあるので若干マシにはなったみたいですが、それでもまだまだ散見します。

 

その文言の意味と、そもそも私が何に対して怒っているのかが解らないかたに解説しましょう。

土日など休日の高速道路サービスエリアに観光バスや長距離路線バスが停車してトイレ休憩をすると、一度に大人数がトイレに押しかけますので、個室数の少な目な女性トイレには長蛇の列ができます。

朝以外なら男子トイレの個室は空いていますので、それを知っているオバハンが、

「今日はアタシはオッさんやねん!」

と言い放って堂々と男子トイレに乱入するのです。

そのくせ、

「おいおい、そこのスカート履いたオッさん!こっちはあかんやろ」

などと注意しようもんなら、

「誰がオッさんやねん!」

と逆ギレ間違いなし。

行儀良いかたには無縁の話です

これをご覧の淑女の皆様には考えられない現象でしょうが、私はこの目で現実に幾度も現認してきました。

このような事を平常心でシラフで行う、恥じらいのかけらもない女性とは話したくもありません。

 

百歩譲って、持病があるなど病的な症状で排便や尿を我慢できない状況で、顔に脂汗など流しているならむしろ個室まで誘導しますが、大抵の場合は、オバハン同士デカイ声で談笑しながら入って行きます。

個室数の少なさなど環境に問題もあるのでしょうが、そんな事は管理者であるNEXCOに言うてくれ。

そっちは笑いながらションベンしたら間に合う状況でも、おまえらオバハン軍団に個室を占領されたらこっちは下痢を漏らすかもしれんのやぞ!

 

などと下品な事は紳士である私は言いませんが、そのような張り紙をされる国に成り下がったことを恥じなければなりません。

 

よく言われることですが、逆の場合はいかに?

 

仮に私が抗がん剤の副作用、もしくは体外への排出作用で水様便を我慢することが出来ずに女子トイレに駆け込んだらどうなるでしょうか。

おそらく即座に通報されて、個室から安堵の顔で出たところを拘束されて事情聴取。

下手したら逮捕されるでしょう。

 

この差はなんなんでしょうか。

男女差別を声高に主張するひとは、まずこの問題を私に丁寧に説明していただきたい。

一方的に女性だけ擁護されるのは納得いきません。

 

その他、オバハンのどあつかましさ言動をここで述べると、

「そんなん男も一緒や!いや、ジジイのほうがもっとヒドイわ!」

と反論されるに決まっています。

口から生まれてきて議論が何よりの大好物である、頑固ジジイ代表選手の私としてはいくらでも再反論できますが、せっかくの「今日はオッさん」問題が雲散霧消しますのでやめときます。

 

とりあえず私にとっての死活問題、混雑時の高速道路トイレ問題についての憂慮点を現地からお届けしました。以上、ドワレ報道局でした。

2018.11.5

 

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連載:スキーと車中泊4・スキーと雪遊び、宿泊/自作 バンコン キャンピングカー 〜心から楽しんで、夜はしっかりと休息を〜

 

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2018.11.4 ベストなシーズン5 

どうも、シバク・ドワレです。

全4回でお届けしました車中泊でのスキーや雪遊び連載も、今日で最終回です。

注意点ばかりあげつらって教条主義に走りすぎ、なんだか盛り上がりに欠けて企画倒れの気配も漂いますが、もう少しで終わりますのでご辛抱を。

 

最終回は楽しいスキーを終えて、ゲレンデの駐車場で車中泊をする模様を構成してみましょう。基本的には昨夜の雪が積もった道の駅での車中泊と同じですが、気温がかなり違います。

まずは、本来の目的であるスキーや雪遊びを堪能しましょう。

 

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除雪が行き届き、リフト券売り場前の駐車場ではほぼ雪がありません。

しかしこれも気象次第ではクルマの屋根まですっぽりと覆われるほどに雪が積もりますので、一概には言えませんね。

 

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リフト券売り場が大混雑する前、もしくは空いた後に購入しましょう。

大行列に並ぶのは時間の無駄です。私は一日券、妻はスキーをしませんので五百円ほどで買えるムービングウォーク(ベルトコンベア)の乗り放題券を購入してそり遊びをさせましょう。

 

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滑る用意をする前にゲレンデ中央のセンターハウスを探検してみると、土曜日だからか餅つきイベントを発見!

さっそくきな粉餅を振舞ってもらい、血糖値を上げておきます。

 

一刻も早く白銀のゲレンデへ飛び出して颯爽と風を切り滑りたいところですが、リーダーたるもの、まずは隊員を楽しませなくてはなりません。

まずは妻にそり遊びと雪ウサギ作りをさせて、その後は車内で暖をとらせる間に何本も滑降する作戦を実行する事にしました。

 

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これがムービングウォーク。

子供の頃、身体が弱かった妻はこんなのも初体験でおっかなびっくりのヘッピリ腰です。ただ乗っかるだけなのですがね。

再婚した私と出会うまでは自宅警備員だった妻も、度重なる車中泊やツーリングでの合宿を経るたびにアウトドア女に変貌していきました。

やっぱ外やね!

 

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さあ、そりのスタートです。

これも当然初めての妻は、緊張のあまり顔が引きつっています。本人曰く、口から心臓が飛び出そう。。。

 

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それでも、何本も滑らせるうちに勝手に腰をひねってコーナリングするまでに上達してきました。

素質はあるようですが、いきなりスキーをさせてコケまくり、二度と行かない!っとならないように徐々に雪に慣れさせましょう。

 

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10本ほど滑らせて少々疲れたようですので、雪ウサギを造らせます。

これは出発前から楽しみにしていたみたいで、大はしゃぎ。大阪生まれで大阪育ちの妻、こんなに多い雪と戯れるのが夢だったようです。

 

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お気に入りの出来栄えのようで、満面の笑みです。

この笑顔が見たくて、私は遠く雪国へ連れてくるのです。

 

雪は誰もを子供に変えてくれる、自然がよこしてくれた魔法使いなのです。

 

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雪質を足と手で確かめて、さあ私も楽しみましょう。

 

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誰も写真を撮ってくれませんので、華麗なる私のスキー姿はありません。。。

しかし、いくつになってもスキーはやはり楽しい。

オートバイも風を切って走りますが、それはエンジンの手助けがあります。

スキーなら、万有引力に手伝ってはもらいますが、行く方向を決めるのもジャンプするのも、ぜんぶ自分の身体のコントロールのみです。

 

いま、生きている!

それがスキーの魅力です。

 

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楽しいスキーなのですが、昼飯の後にパトロールスノーモービルがサイレンを鳴らしながらゲレンデを急いで登って行きました。

しばらくすると、ドクターヘリが舞い降りてきます。

立木に衝突したのでしょうか、それともスキーヤーあるいはボーダー同士がぶつかったのでしょうか。

 

スキーやスノーボードは、遊びであると同時に第一級のウインタースポーツです。

競技や講習会で無い限り、審判やコーチは横で見張ってくれません。

自分の命を守るのは自分、弱い同行者を守るのはもちろんリーダーの最大の務めです。

 

このヘリコプターで搬送された方の命の灯火が消えることの無いように。

 

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楽しかった雪遊びも心地よい疲労感とともに終わりを告げて、夕闇が迫ってきました。

ゲレンデ食堂、ゲレ食の裏手を散歩してみると、見事なつららが待ってくれていました。

 

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ゲレンデによっては、本館に天然温泉が併設されているありがたいところもあります。

寒い中でもけっこう汗をかいているものですし、このあとには厳寒の車中泊が待っていますので、本当に極楽です。

 

ゲレンデ内にはなくとも、車で数分のところに存在することも多いので、下調べしてからお出かけください。無料駐車場なら当然出入り自由ですが、有料のところでも事情を話せば一回分の料金で済ませてくれるところもありますよ。

偉そうに言うのではなく、お願いしてみる、との心構えが重要です。

コミュニケーション能力次第ですね。

 

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さあ、温泉でほっこりしたあとはお楽しみの夕餉(ゆうげ)です。

私はこのようにコタツスタイルにしており、ゲレンデでは電気は使えませんので中にヒーターこそありませんが、膝まで布団をかけてぬくぬくで食事を摂る事ができます。

横に見えているのは、換気扇に使うフラットファンです。

 

なぜ換気扇がいるのか?

おわかりですよね。

夏なら涼風を取り込むために窓を開けていることが多いものですが、厳冬期なら寒くて寒くてとても窓を開け放ってくつろぐことなどできません。

すると、タバコも吸わず湯も沸かさないならまあ良いのですが、カセットコンロで煮炊きなどして、換気をしないと確実に死が待っています。

昨日述べた排気ガスによる一酸化炭素中毒といっしょですね。

 

この症状の恐ろしいところは、換気をせずに火気を密室で使い続けると、意識はあるのにまず手足が動かなくなり、火を止めることもできないまま死を迎えることだそうです。

幸いに私はまだ生きていますからそんな経験は無いのですが、頭が痛くなった事はあります。冬山のテント内でした。

それ以来、換気には最大の留意で調理に臨んでいます。 

 

ですので私がブログなどに書く車中泊での調理や食事の様子を、そのまま真似することは避けていただきたいのです。

あくまでも一例としてこんな楽しみもある、程度に受け止めていただき、危険の無いよう十分な配慮の元実行してくださいね。

 

 

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関連項目として、暖房があります。

これは私の秘密兵器、イワタニのカセットボンベ式ファンヒーター、「風暖」です。

これはよくあるアウトドア用のカセットヒーターの単なる電熱器状態と違って、まず着火してしばらくすると内蔵されている火力発電所が稼動を始め、その電気を用いてファンが回り部屋全体に暖気が行き渡る優れものです。電池やバッテリー不要なのです。 

 

もちのろん、FFヒーターと違って室内で燃焼しますから、換気は絶対に必要です。

このためにもフラットファンは年中積んであります。そちらはサブバッテリーが必要ですが、消費電力は大したことありません。

 

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そんなこともあり、ゲレンデについた後の車中泊ではなるべく火を使わずに済む惣菜や刺身などを前夜のうちに購入して、クーラーボックスや冷蔵庫にロックアイスとともに保存して山へ登ります。

これなら、換気に気を遣うことなくすぐに食事、いや飲み会を開宴できますしね。

 

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しかしそれだけでは寂しいですし、何と言っても寒い中で冷たいものだけを食うのは腹にもよくありません。

ですので、このように鍋料理をすると心から暖まります。

 

しかしこれをするためには、びしょびしょになったスキーウェアを干すのは諦めてボックスなどに収納し、車内を完全に整理しなければなりません。

くれぐれもタオルやウェアに飛び火して車両火災など起こすこと無きよう、老婆心ながらくどいほどにご忠告申し上げます。

 

あとは、最大のハードルであるトイレ問題が残っていますね。

私はロケバンにはポルタポッティという名のキャンピングカー用水洗ポータブルトイレを積んでおり、通常は道の駅などのトイレを借用しますがキャンプ場やRVパーク、ゲレンデなどでトイレが遠い時や悪天時にそれを使用しています。

前述のようにロケバンにはキッチンとベッドの間に通路がありますので、そこに置いて用を足すのです。

しかしこれは夫婦だからできることで、思春期のお子さんがいるならとてもじゃないが不可能。娘や息子本人はもちろん使用しませんが、こちらがしてもひんしゅくを買います。

 

ですので、家族連れならなるべくゲレンデ車中泊でもトイレ近くを狙うのですが、そううまくいくときばかりではありません。

駐車場競争に出遅れてトイレとは程遠いところしか確保できなかったならば、日帰りで帰宅したり麓の民宿を手配するなど、善処しましょう。

 

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さあ、あとは心置きなく飲むだけです。

今日撮った動画を見返しながら、雪の余韻を楽しむのも特上の肴になることでしょう。

 

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但し出発時にはこんなになった愛車を掘り返す労力も残しておき、深酒もほどほどに!

 

長い連載を、ご愛読ありがとうございました。

皆様のスノーライフが楽しく安全で幸せになることを願いつつ、キーボードを置きます。

それでは、白銀のゲレンデでお逢いしましょう!

2018.11.4

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連載:スキーと車中泊3・ゲレンデ到着/自作 バンコン キャンピングカー 〜はやる心を抑えつつ、見上げるのは眩いゲレンデ〜

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2018.11.3 ベストなシーズン4

どうも、シバク・ドワレです。

出発直後の事故渋滞や大雪警報による高速道路通行止めで、目的地のゲレンデ駐車場にたどり着くことができずに道の駅でのビバークを強いられてしまいました。

今日のシミュレーションは、やっとの思いでゲレンデに着くまでを描きましょう。

 

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朝起きてみると、車は白くなっているものの動かせないほどではありません。

除雪車が夜明け前から頑張って、通路を確保してくれています。

 

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マルチシェードを外すと、窓は結露しています。

エンジンを始動してエアコンを効かせ、コーヒーを飲んでいる間に少しでも乾燥させます。しかしこれは朝起きてからすることであって、就寝時にエンジンをかけてヒーターを効かせる事は絶対にしてはなりません。

新聞報道などでご覧になったことがあるでしょうが、毎年冬になると雪の車内で暖をとるためにエンジンをかけて、マフラーを雪で塞がれて排気ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒死する事象が起きています。

これだけ周知徹底されていても、人間は寒さに抗うのがたいへんな生き物で、ついやってしまうのです。悲しいことですね。

 

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朝食を軽く終えたら、まずはこの作業が待っています。

内部の結露はエアコンを効かせればじきに乾きますが、外の雪はちょっとやそっとでは落ちませんのでブラシでがんがん落とします。

 

本来は屋根の上の雪も全て落としてから走行しないと、途中でどんどん落ちて後続車に迷惑がかかったりしますが、私のロケバンはハイルーフの上にルーフボックスが付いていますので、取り切ることができません。

 

後続車にも迷惑なのですが、いちばん危ないのは運転席上の雪の塊が、走行中にフロントガラスに落ちてきて視界を遮ること。

これは絶対に避けなければなりません。

ですので、ミニバンなど車高の高いクルマなら、脚立などを用意しておき徹底的にフロント周りの雪は落としましょう。

再び走り出します

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道の駅を離れて、幹線国道を走り出します。

ここはまだ市街地なので、大雪警報は出ていましたが屋根の積雪は大したことありません。雪はまだ降り続いていますが、警報は解除され、次第に冬型は緩み晴れが期待できる状況です。

 

大型トラックなどチェーンを巻いたクルマもまだまだ存在しますので、轍ができています。

スタッドレスだと走りやすいので調子に乗って片手でジュースなどを飲みながら運転していると、思わぬところで轍にタイヤを取られて脱線しますので注意しましょう。

 

今日は土曜日ですから大型トラックは少なめですが、彼らは思った以上のスピードで走り、もたもたしていると後ろに張り付かれて煽られている気分になりますが、制限速度程度を出しているならマイペースで構いません。

運転に自信がなくて、それ以下のゆっくりスピードを自覚しているなら、さっさとコンビニなどによって譲りましょう。

 

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コンビニで小休止している間に、すっかり晴れ渡ってきました。

こうなると、朝までのどんよりした気分は吹き飛んで、もうゲレンデを颯爽と滑っているイメージが湧いてきて楽しくなります。スキー気分が盛り上がり、いちばんワクワクする瞬間ですね。

 

市街地をとっくに離れて山村に入っていますので、家々の屋根にはたっぷりと雪が積もっています。

遊びで来ている我々が軽々しく口にすることははばかられるくらい、雪国の暮らしは壮絶です。この雪を降ろさないと、木造家屋は倒壊するでしょう。

 

しかし我々スキーヤーが雪国の経済を支えているのも事実です。

車中泊だと宿に泊まらないのは当然としても、つい車内で食事をしてリフト代や駐車場代以外に金を使わないものですが、一回はゲレンデ食堂でお茶をするなど、なにがしかの貢献は忘れないようにしたいものですね。

いよいよ山道へ

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国道を離れて山道に入ると、観光バスなどはチェーンを巻くために専用のスペースに寄り道します。

乗用車でスタッドレスを装着している限り、よほどの事がないとチェーンは不要ですが、このようなところに紛れ込むと前へ進むのが遅れますので状況をよく判断しましょう。

 

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豪雪のあとは、夏は二車線に整備されている区間でも除雪は一車線分しかしないことがままあります。

このように前方からクルマが降りてくると離合できない箇所もありますので、早め早めに先を読んで、退避できる場所を常に頭に入れておきましょう。

 

轍がS字を描いているのは、二駆のクルマがシャーベット状の雪に足を取られて左右に滑ったのを如実に物語っています。

 

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やってきました、ゲレンデ駐車場。

思惑通り、最盛期ではないのでいちばん上の駐車場までくることができました。スノボブームが終焉して空いているのも影響しているでしょう。

 

前夜から止まっているクルマたちは見事に埋まっています。

まさか車中泊のクルマで中に人が乗ったまますっぽりと埋まることはないでしょうが、宿で憩う人たちのマイカーでしょう。

こうなると、晴れが続いて融けないかぎり脱出には相当労力を要します。

こればかりは天候に左右され、善処策はあまりありません。強いていうなら、クルマを長期離れる時はフロントウインドウの外側にシートを張っておき、引っ張るだけで雪を落とす作戦くらいでしょうか。

ワイパーを上げておくのも忘れてはいけませんし、冷え込むとサイドブレーキも固着しますので、オートマならPに入れてサイドブレーキは下ろしておきましょう。

 

一昔前なら鍵穴に解氷剤をスプレーしておいてキーが刺さらないのを防ぎましたが、いまはキーレスなのでその心配はありませんね。

しかし、低温下ではバッテリーの放電は思った以上に進みますので、バッテリーの管理はおろそかにしてはなりません。

 

麓では晴れていたのに、また曇って小雪がちらついてきましたが、雪山ではそれは当たり前。ゴアテックスなどの防水透湿素材のジャケットを用意しておき、天候の急変に備えましょう。

 

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クルマを駐めてスキーの準備をしている間に、今度は快晴になりました。

さあ、いよいよ待ちに待ったスキーやゆきあそびです。リフト券を買って滑り出しましょう!

 

シーハイル!!

2018.11.3

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連載:スキーと車中泊2・雪道走行/自作 バンコン キャンピングカー 〜高鳴る胸、白銀の世界へといざや行かん〜

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2018.11.2 ベストなシーズン3

どうも、シバク・ドワレです。

昨日から始まったスキーと車中泊連載、今日は第二弾の出発・雪道走行編です。

装備編はいかがでしたか?なにもキャンピングカーに限らず、ミニバンや普通車での車中泊にも対応できるように書いたつもりです。

 

実際に私のロケバンは、キャンピングカーではありますがFFヒーター(換気不要ヒーター)を装備していませんので、防寒具を多めに持って行き対処しています。そのあたりはミニバンでも共通ですね。

ロケバンの利点は車内で調理しやすかったり洗い物ができる点、つまりそれはキッチンスペースとベッドを分けてあり、その間の通路に立てるのが雪の車中泊での最大のメリットでしょうか。

ミニバンなどでベッドの直ぐ横がスライドドアだと、吹雪の中トイレに立ったあと、帰ってからいかに雪を車内に持ち込まないかが快適さの秘訣なのですが、通路があるとほぼその悩みは解消します。

これは夏の車中泊ではあまり恩恵を感じませんが、雪や豪雨のときは本当にありがたい。

あ、トイレもあるのが大いに助かりますね。

詳細は後日の滞在編で。

 

f:id:acsekitori:20181102101329j:plain夕方に仕事を終えて積み込みを済ませて、妻が帰宅したので軽食を摂って出発しました。

今日は某月某日金曜日。

老人徘徊者としては平日に出かけたいところですが、妻は平日が仕事、フリーランスフォトグラファーである私はいつどうなるかまったくわかりません。判り易くするために今回のシミュレートでは健全な社会人、いや企業人のみなさんが休むであろう金曜夜発土日に遊ぶ予定で出かける構成にしてみます。

 

家を出るときには小雨がぱらついていました。

大阪では鬱陶しい雨も、某高原スキー場では雪になって明日のバージンスノーを約束してくれるでしょう。

昨日書いた通り、既にサンダルでは滑るので不便ですね。

雨にも強い靴で、ソールがギザギザになっていて運転もしやすい靴がベストでしょうか。

高速道路に乗ってワープしましょう 

高速道路のIC付近では事故が発生。

帰宅ラッシュと相まって、渋滞がとんでもないことになっています。

これで大幅にゲレンデP着が遅れますが、焦っても仕方ありません。このために軽食を済ませていますので、あとは様子を見ながら適宜SAで休憩してうどんなどを食べましょう。

注意点は、この時間では既に道の駅の本館食堂は閉まっていますので、高速渋滞を避けて下道で走っても、道の駅ではトイレ休憩くらいしか望めません。

しかし下道には天下のコンビニが点在していますので、腹が減る直前に入りましょう。

減ってしまってから探すと、案外無いもんですよ。自宅近くのコンビニやスーパーであらかじめおにぎりやサンドイッチを仕入れておくのもいいでしょう。

 

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実は先ほどの小雨は、今日の気圧配置が西高東低によるきつい冬型のしぐれだったのです。

大阪まで雪雲が来ることは滅多にありませんので油断しがちですが、冬の期間日本海側では晴れよりも圧倒的に雪の日の確率が高いことを念頭に置きましょう。

 

大雪や暴風警報が出るかもしれないかなりキツめの北西風ですので、高速道路も雪国に入った途端に積雪しています。

チェーン規制が出ていましたが、私はスタッドレスタイヤですのでフリーパス。

四駆かどうかはチェック項目には入っていないようですが、四駆+オールシーズンタイヤだと通れる場合もあるようです。しかし警報級の豪雪時には、完全にチェーンを巻かないと走れない区間も出てきますので、スタッドレスは当然として必ずチェーンも一組用意しましょう。

 

高速道路は基本的に随時除雪しますので、走りやすさでは3桁国道の比ではありません。

この日は除雪してもすぐに両サイドに吹き溜まりができるほどの降雪量で、これで除雪が追いつかなくなれば通行止めの処置が取られます。

そうなると、初心者や装備不足の車にとっては恐怖の峠越えが待ち構えていますので、天気予報をチェックすることは重要で、警報が出ていたら慣れるまでは中止したほうが賢明ですね。

雪が本降りになる前に、決断しよう

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ずいぶん脅してくれるなあ、と思いましたか?

ところがそれは取り越し苦労に終わらず、高速の峠区間が通行止めになっており、サービスエリア手前のICで排出誘導されてしまいました。

並行して走る3桁国道は、このありさまです。まだ降り出してから時間が経っていないのでこの程度ですが、これから朝にかけて除雪車も動きませんので、みるみるうちに乗用車では太刀打ちできなくなるでしょう。

そうなればお手上げです。

 

はるか遠くの県道などに迂回するか、高速IC近くのコンビニなどで待機するか。

はたまた、君子危うきに近寄らずの精神で撤退し来た道をとんぼ返りするか。

それは、リーダーたるドライバーの判断事項です。

たとえ雪道の運転に自信があっても、相手は大自然です。定型は存在せず、どんな急変が襲ってくるかは判りません。

また、夜間は路肩の吹き溜まりが見にくく、雪が乗っている下には大きな側溝が待っているかもしれません。

そんなところに落ち込んだら万事休す。

いくら強靭な4WDを持ってしても、無理なもんは無理です。夜が明けても、四方八方で同じ状況になりレッカーを呼んでも来るのに半日は待たなければなりません。

くれぐれも、安易に雪の多いところに突っ込まないことです。

 

そしてなによりも判断材料となるのは、同乗者です。

子供たちは案外白銀の世界に大はしゃぎして、体調はなんとも無いことがままありますが、細君などはこの先どうなるのか?との不安から腹痛を訴えることも珍しくありません。

そのような状況では、現地に無事に着いたとしても車中泊どころではなく、宿が満室なら進退窮まります。

リーダー責任としてあらゆる手を尽くして情報を入手し、無理そうなら次回への楽しみに置いといて、潔く帰宅しましょう。

 

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さて、私はこの道は冬だけでももう何百回も走っており、コーナーの深さも熟知していますので峠越えを決行します。

 

あれあれ?前を行くミニバンが、左右にふらついて危ないことこの上無い。

若い男子二人連れとおぼしき和歌山ナンバーくん、どうやらスタッドレスが古すぎてグリップしていないようです。夏タイヤであればここへ来るのは不可能ですから、おそらく私の読みでまちがい無いでしょう。

しかも、私が先日さんざんけなした二駆のようですね。

後ろタイヤは唸りを上げて左右に振れるのですが、前のタイヤはただ押されて回るのみ。チャリンコと一緒です。

これではこの峠を越えられるかどうかは、丁半博打ですな。

 

時速10km/hほどと、超亀の子ペースで走っている和歌山くん。誰でもビギナー時代はあるものですが、今日の路面は教科書にしては少し難解すぎたようですね。

左右に振れていますので、簡単に抜くこともできませんが仕方ありません。こちらも急ぐ旅路ではなし、もしスタックしたら引っ張るのを手伝ってやるくらいの余裕の気持ちで後をついて行きました。

 

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しばらくゆっくりと走り、和歌山くんは博打に強いようで、なんとか峠を越えました。

しかし、下りになった途端にスピードを上げるのは感心できません。本当に世にも恐怖な物語が始まるのは、これからですよ。

私のは四駆ですが、それが威力を発揮するのは主に登りの凍結路。

下りでスピードを出し過ぎたら途端に四輪ともグリップを失い、ガードレール一直線です。こんな峠にはガードレールさえ無いところも多いので、谷底へまっしぐらですね。

 

クロカン四駆のようなローレンジギアは日産キャラバンには付いていませんので、オートマをいつものPOWERからSNOWモードに切り替えて2速をホールドし、じんわりアクセルを踏んだり弱めたりでスピード調節をしてブレーキはほとんど使いません。

ローレンジがあり、さらにマニュアル車だと、これがさらに強力に威力を発揮して本当にアクセルのオンオフだけで車をコントロールできます。一速ではギアが低すぎて雪を掘るので、セカンドかサードで発進し、徐々にギアをアップしてスピードを出し、5速でも40km/hくらいしか出せません。減速するときはその逆です。

前の婚姻時代に住んでいたナンチャッテ雪国では、凍ればアイゼンが要るのでは?ってくらいの急な坂の上に住んでいましたから、ランクルのロクマルなどでそんな運転をしていました。

 

基本的に雪道では、急にブレーキを踏むかオーバースピードになるから滑るのです。

それさえしなければ、まるでモーターボートが滑走を始めたかのように浮遊感を楽しみながらドライブできるでしょう。

そのような余裕を持てるようになるには、トレーニングあるのみです。

私が砂浜やダートを見つけたら直ぐに荒れた方へと走らすのは、そのためなのでした。

 

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やっとワインディングが終わり、平坦な集落に出てきました。

ここまでくればもう安心ですが、峠よりも積雪量は増えてきましたね。さすが警報クラスの冬型です。

一息ついたら判断です 

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なんとかゲレンデがある市の道の駅まで辿り着きました。

既に早くに着いた車中泊のクルマでいっぱいです。もう22時を回ってしまいましたので、これからゲレンデまでの急勾配を登るのは危険と判断、我々もここで寝ることにします。

幸いに今日は正月もとうに終わり、二月の連休前の端境期ですから夜が明けてから登っても、ゲレンデの駐車場もまあまあマシなところに駐められるでしょう。

 

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こんなこともあろうかと、スーパーでトンしゃぶの用意をしていましたので道の駅の施設は真っ暗ですが腹ごしらえには何の不安もありません。

車内で湯を炊くと窓が結露して大変なのですが、マルチシェードというアルミ蒸着キルティングの目隠しを全窓に装着しますので、思ったよりはマシです。

それにバックモニタを常時映して走行しますので、後部視界にはあまり問題はありません。強いて言えばフロント三面と左サイドのスライドドアの結露だけ綺麗に拭いて出発すればより安全でしょう。

 

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腹も満たされたら、次はトイレ。

道の駅や高速SAなら年末年始や大連休さえ外せば、なんとかトイレに近いところで寝ることができます。

しかし屋根の下の通路にも、これくらいは積もります。アスファルトがカチカチに凍っていてこのくらい雪が載っているのが一番滑りやすい。くれぐれも転倒注意です。

小さな子供のみならず、女性軍もテンション上がりまくりではしゃぎますので、リーダーは後ろで優しく見守り、危険が迫れば妥当な案を指示・命令しましょう。

 

さあ、やっと一夜目の就寝ですね。

昨日サクッと書いたように、寝具は厳冬期用の登山シュラフに尽きます。封筒型の方が寝返りは打ちやすいのですが、首の隙間から冷気が入りますので、熟睡できません。マミー型なら頭をすっぽりと覆って絞れますので、たらこキューピーになった気分で爆睡できます。

ですので夏や春秋のキャンプ用と、雪遊び用のシュラフは分けたほうが無難です。

寝具がチャチで寒いと、ホンマに寝られませんよ。朝までが永遠に続く地獄のような時間で一睡もできず、雪遊びどころではなくなります。

 

また、FFヒーターが完備されていても、点けっぱなしで寝てしまうと乾燥でノドをやられ、翌朝からの楽しい雪遊びが台無しになる可能性大です。

それとビギナーが忘れがちなのが、FFヒーターもファンを電動させている点。

サブバッテリーの残量を計算しとかないと、翌日のテレビや照明などが全く使えず、ただ真っ暗の中で耐え忍ぶ最低なスノー車中泊になってしまいます。

 

このようにゲレンデなどで二泊することを思えば、走行充電も使えませんし、吹雪いていればソーラーパネルもあてになりません。サブバッテリーの容量は減る一方、子供達はアニメも見ることができず狭い空間ではしゃいでは怒られてばかりでぜんぜん楽しくない遊びにならないよう、しっかりと車中泊停泊時の計画を立てましょう。

 

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出発時にはサブバッテリーの残量が、少なくともこの画像くらいは欲しいですね。 

 

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サブバッテリーが有る無しに関わらず、照明は予備の保険も考えて、登山用の乾電池LEDランタンを積んでおくことを推奨します。こんなに小さいのに明るいなあ!と喜ばれること請け合い。六人用テントより狭い空間なのですから、当然ですね。

それを就寝時の支度やトイレ時に使い、車に備え付けのメーン照明は食事時だけにするなど、工夫が必要です。

あとは、テレビの類。

私のロケバンのように22インチになると、1時間あたり70wくらい消費してしまいますので不効率ですね。そのため、iPadタブレットがあると、WiFiか4Gさえ入れば動画を観ることもできますので、何時間かはサブバッテリーに負担をかけずに楽しめます。

 

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それと、大人だけならCDコンポの小さいのを積んでおき、音楽を楽しむのも一興です。

外はシンシンと降り積もる雪。

その中で隣家を気にすることなく大きな音でジャズやクラシックをかけると、なんとも幻想的な雰囲気に浸ることができます。なに、雪の吸音力はすごい威力なので、隣の車には聞こえやしません。

小さなキャンドルランタンなどをテーブルに灯せば、クリスマスではなくとも奥さんや彼女はきっとあなたに惚れ直すことでしょう。

 

そう、雪の車中泊をサクッとこなせるあなたは、間違いなく雪の帝王。もてることもてること間違い無し。かな?

2018.11.2

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連載:スキーと車中泊1・準備/自作 バンコン キャンピングカー 〜まずはスキー道具を積むことから〜

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2018.11.1 ベストなシーズン2

どうも、シバク・ドワレです。

昨日は、私の四駆への思い入れを一方通行な論調でお届けしました。

今宵は、客観的にスキーゲレンデではキャンピングカーをどのように活用できるのかを記しましょう。

 

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スノーボードブームも風前の灯、ゲレンデは閑古鳥が鳴いているかと思いきや、却って滑りやすくなったとスキーヤーが戻り始めています。

スキーの楽しみはもちろん風を切って誰もいない白銀に自分のシュプールを描く事に尽きますので、また混雑が始まるとイヤなのですが経営難で潰れてしまうと気軽に滑ることができなくなりますので仕方ないですね。

そこそこに賑わいつつリフト待ちは少なく、と願うのは単なるワガママなんでしょう。

 

それでは、実際に私がスキーへキャンピングカーで行く道中と現場の様子をシミュレートしてみます。

ロングキャラバンの途中でゲレンデ遊びをする事もあるのですが、それを描写するとややこしいので、何泊するかはともかくスキーだけを目的としましょう。

それと、中途半端は嫌いなので、完全再現版でかなり長くなりますから今日はスキーなどの積載から出発直前まで。

 

先ずは、装備から。

通常の車中泊に比べると荷物が増えるのは当然ですよね。

しかしいくら巨大なワンボックスとはいえ、積載量には限度がありますので、取捨選択が肝心です。アレもコレも持って行きたくなるのが世の常ですが、ホントに要るのか?過去、持って行ったのに触りもせんかったもんは無いか?と慎重に選びましょう。

 

なにはなくともスキー。

始めて間がないか、お年寄りなら「板」と呼んでしまう、二本の細長い物体です。

スキーと正しく呼ばないと、昔は検定で落とされたそうです。カービング検定になった今は知りません。かつて教えてもらっていた、一番偉い指導員とクラウンかなんかのバッジを持ってる友人師匠に聞きました。

蛇足ですが、私は検定を受けた事がないので無資格者ですが、槍ヶ岳の肩から滑り降りたりヨーロッパの氷河滑降も何度かしていますので、どんな斜面でもそれなりに楽しく滑る事ができます。仕事で30年、毎シーズン10〜20日は滑ってましたしね。

 

これは悩みどころ。

昔クロカン四駆に装着するのが流行った、背面タイヤキャリア。これは普通の立ち位置で、脚立などを使わずに積み下ろしできますのでとても便利なのですが、走行中に泥混じりのシャーベット路面を走ると一発でドロドロになります。

するとスキーの、特にソールとエッジを痛めますので上級者はまずしません。

てかそもそもクロカン四駆自体が絶滅危惧種ですな。

 

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これはむき出しのルーフキャリアでも同様ですね。

私のその泥対策に、ルーフボックスを装着しています。無雪期にはキャンプグッズなどを収納できるので、一石三鳥くらいの働きをしてくれとります。

ルーフボックスにも数ありますが、スキー3セットくらいとブーツ・ウェアを収納できるだけのスペースは欲しいところです。

楽しいスキーの後に濡れたグッズを車内に積載すると、途端に結露が始まるし、下手したら寝床がびしょびしょになりますから。

妻はスキーをしませんので、ゲレンデ遊び用にスノーボート(そり)も入れて行きます。スキーは一台ですが、これくらいは楽勝で飲み込みますよ。

 

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さて、ゲレンデ遊び道具を収納して忘れてはならないのが雪靴です。

通常都会在住だと出発時は雪が無いので忘れがちで、スニーカーやサンダルなどで出かけてしまいますが、それだと雪国に着いてさあドアを開けて降りると、つるつるのアイスバーンに即転倒の憂き目に遭います。

スキーをする前に、駐車場で頭部打撲で救急搬送などされたらシャレになりません。

 

これは登山靴(トレッキングシューズ)でもスノーブーツでもなんでもよいのですが、ソールがフラットなブーツは厳禁です。まだスニーカーの方がマシ。私は運転しにくいので運転席ではトレランシューズなど、現地に着いたらビブラムソールのトレッキングシューズを用いています。

よく豪雪のニュースで雪かき中の現地の人が履いている雪用長靴も、膝まで積もった雪の時には重宝しますよ。

 

そして、ウェア。

なんといってもアウターはダウンジャケットで決まりですが、これも運転しにくいので私はフリースの長袖ソフトシェル(セーターみたいなもの)に、ダウンかフリースのベストを着用して運転します。

身頃さえ温めたら、案外寒く無いものです。

 

パンツはフリースの厚手か、冬用クライミングパンツを履きます。雨や雪予想なら、フリースでは濡れますので撥水加工のものが良いですね。アウターも同様で、私はゴアテックスのハードシェル(カッパの上等なやつ)とその下に普通生地のダウンジャケット、そして別に防水透湿素材のダウンジャケットを用意して降水量により妻と着分けています。

要は冬山登山と同じ発想で、極力濡れずに蒸れず、体温が低下しないウェアを心がけています。立派な雪山ですからね。

 

これらを、適当に後部客室に放り込むと、現地に着いてからがたいへんです。

ですので、道中着るものは前部コックピットのシート裏、夜間の防寒対策品はリアハッチの下や、サイドウインドウ下に吊るすなど、整理を心がけます。

 

少し話は飛びますが、就寝時の寝具ははもちろん厳冬期用ダウンシュラフ

象足と呼んでいる、ダウンソックスも持って行きます。ネックウォーマーや正ちゃん帽も必須ですね。ジャケットのフードでも事足りますが、やはり頭全体や首筋をしっかりと防風しないと、外に出たときに隙間風は命取りです。

 

なにもモンブランへ登頂するような装備は過剰ですが、転ばぬ先の杖。

体温はいったん低下すると、思考能力も下がりますし、元へ戻すのは大変です。

少なくとも昼間の体感気温を現状維持し、体温も下げないこと。

 

そして、案外初心者が陥りやすいのが車内を温めすぎることです。FFヒーターの低価格化で装備しているキャンピングカーが増えましたから、使いたいのは山々でしょうが、これが曲者です。

私も子供たちが幼いときは使っていましたが、Tシャツで過ごせるような30度近い車内から、一気にマイナス5度ほどの車外へトイレに出ようもんなら、たとえ凍結路面で滑らなくとも身体がついて行きません。

寒暖差アレルギーの最大要因ですし、年寄りなら下手したら心不全で死にます。

そこで、暖房設備は凍えない程度にほどほどに車内を温めるのにとどめ、それよりも暖かい飲食物や厳冬期ウェアで体内からぬくめる方がよほど理にかなっています。

 

かつて冬山にバリバリ登っていた現役アルピニスト時代はヒーターなんかありませんでしたが、厳冬期の3000mでも普通に過ごしていました。雪洞がマイナスの温度にはならない利点もありましたが。

 悩むなら行ってみよう

このように、膨大な装備で膨れ上がる雪遊び車中泊

しかし場所を厳選すると、ドアを開ければそこはもうゲレンデのリフト乗り場です。

早朝に家を出発したのでは、そんな特等席は空いておらず延々とグッズを担いで急坂を登る苦行が待ち受けますが、車中泊で前泊したならそんなのは杞憂。

次回に詳細を述べますが、3本滑ったらお茶タイム、などがゲレ食(レストハウス)で大金を使うことなく、席取りもすることなく気軽にできるのもメリットですね。

 

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子供たちが育つスピードは、親が思う以上です。

他人の子供はすぐ大きくなってるでしょ?

雪山登山は敷居が高くとも、スキーやそり遊びなら手軽かつ健全なファミリーアウトドア遊びです。中学生になってクラブ活動が始まれば、なかなか難しい遊びでもありますので、始めるのは子供が小さいほど良し。

きらきらと陽光に照らされた粉雪たちが、袖先に舞い降りて六角形の雪印を作るのを見たとき、子供達はネットゲームなどでは得られない笑顔を魅せてくれました。

 

さあ、次回はいよいよ出発です。

2018.11.1

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車内と室内との相違点/自作 バンコン キャンピングカー 〜広ければ寛げるが、荷物と酒の置き場に困るのですよ〜

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2018.10.4 キャンピングカー雑記

どうも、シバク・ドワレです。

何回も同じようなネタを書きますが、総ての記事を常に読んでいただけるわけでも無いと思われますので。

当たり前ですな。

他人のブログなど、読み流して忘れてゆくのが普通です。

 

さて表題の、キャンピングカー車内が住居室内とどう違うのか。

これは所有者には当然日々痛感している事柄ではありますが、これから買おうかなと検討中の方には興味あるのでは。買ってみないと判らないことが多い世界ですからね。

 

ここでキャンピングカーの大小類別を列記すると長くなりますので、簡単に進めるために私が現在所有しているバンコンバージョンについて記します。もっと広いキャブコンやバスコン、逆に狭い軽キャンなどは話が違ってきますので、今回は書きません。

また、一人旅は念頭に置かず、夫婦旅か家族での使用を想定して書いています。

専門的な文言も書きますが、検討中の方には理解できる範囲だと思うので、あまり注釈は入れません。くどいので。

 

バンコンには現在一つの潮流が生まれており、昔はギャレーや冷蔵庫常設が当たり前だったのが、いまや単に後部客席のシートを完全なるフラットにできるだけの、言わばベッドカーが良く売れているようです。

これだと、アルファードやエルグランドのようなビッグサイズのミニバンのシートを倒すよりも、ベッドが完全なぶん、寝るときはかなり楽です。ミニバンではどうしてもシートが走行用にバケットしていますから、波波が激しくて寝返りも打てない。

現行ハイエースのスーパーロングワイドだと街乗りには大きすぎますが、車内は抜群の広さです。それでギャレーなどの調度品が無ければ、六人くらいの宴会も可能ではないでしょうか。

しかし、しかしですよ。

持てないひがみとは取らないでね。

いくら広いハイエーススパロンワイドだと言っても、所詮は車内です。実面積で言うと、1.8m×3.5mの4畳弱くらいのもんです。我がロケバンだと、二畳の座敷に一畳強のダイニングキッチンがある程度。

 

そこで一年生活をすることを想像してください。しかも二人かそれ以上で。まあ無理ですよね、普通は。船上生活者でももっと広い船でしょう。

贅沢を言えばきりがありませんが、一人ならなんとでも我慢できることが複数人だと、ちょっとしたことが喧嘩の元になります。手が当たったとか、荷物を踏んだとかの些細なことで。

 

三日やそこらのちょい旅ならギャレーなどが無い分広い空間が快適ではあっても、長旅になるとその何もない空間が仇になり、疲れてくるのです。

まず、荷物を置く場所が無いので、食器や酒などのボトル類、車内で飲食する食材をベッドの上に置いておくことになります。

着替えや布団も必要で、ベッド下の空間はあるものの普段シートにできる分手狭な収納ですし、なにより一度ベッドにしたら下のものを取り出すのはものすごくめんどくさい。酒やタンブラーなどはひょいと取り出したいものの典型ではないでしょうか。

いちいち酒を飲むのに全員外に出て、ベッドマットをひっくり返して食器類を取り出すなんてことをするのなら、乗用車の車中泊と変わりません。

 

経験者はウンウンとうなづくでしょうが、ベッド上にコンテナボックスなどの物を置いて走行すると、カーブのたびにどっさわっさと荷物が大移動して危ないことこのうえ無い。必然的に、山道などでは超スローペースで走ることになり後続車には迷惑ですし、ドライバーにもストレスがかかる。

自宅では、普通着替えや食材をベッドの上に放り投げて生活することはしませんよね?それが調度品なしのキャンピングカー(ベッドカー?)ではそのような独身繁忙者状態の生活を強いられる可能性が高いです。

 

そこで、空間を犠牲にしてでも上部収納棚や小物入れ付きギャレー、クローゼットなどの収納部分があるバンコンを推奨します。

それだと整理整頓すれば大人二人が充分安らかにお眠りできるベッドと、多少工夫は必要ですが車内で調理/洗い物ができるキッチンを備えることができます。

仮に飯は外食オンリー、寝酒は一切飲まん!との方がおられても、私はそんな奇特なことはできませんので悪しからず。

毎日まいにち外食を食べると肥りますし、不経済な上に飽きる。ええとこ無しです。

外食なんか、たまに食うから美味いんです。

車内調理はちょっとマニアックだとしても、お造り五種盛りと窓に積もり行く降りしきる雪などをアテに照明を落とした車内で飲む酒は最高ですよ。

 

その時に、飲み終わりのグラスをすすいでおかないと、車外から虫を呼び寄せることになります。特に、アリ。こわいですよ〜〜、無数のアリが車内を行進したら。

その時、ギャレーは絶対欲しくなるはずです。

手にビールやジュース、刺身醤油がかかったときに手洗いもできますしね。

問題は風呂トイレ 

あとは自宅と決定的に違うのは、トイレと風呂でしょうか。

こればかりは狭いバンコンではかなりきついです。

我がロケバンも、ポルタポッティという外国製のポータブル水洗トイレを常備していますが、主に使うのはサイドオーニング(我が家はカーサイドタープ)展開可能なRVパークか、オートキャンプ場でトイレットテントを張って中に置いて使うくらい。道の駅やSAで外にテントを張ることや物品を放置することはできません。

車内のギャレー前に展開して妻に使わせたこともありますが、あくまでもトイレが近くに無い時の緊急用です。

シャワーに至っては、先述のハイエースのでかいのなら付いているものもありますが、そのぶん居住スペースが犠牲になります。

 

結論として、トイレは携帯用を緊急時に備えて積んでおき、通常は施設のトイレを借用する。

風呂シャワーは立ち寄り温泉や銭湯を利用して、後はどうしようもなく暑い夜はギャレーで濡らしたタオルを絞って体を拭く。

これくらいがバンコンが幸せに使用できる限界です。

 

どうですか?

欲しくなってきましたか?

でかいキャンピングカーほど停泊地では快適ですが、街中や仕事には不向きですよ。その代わり、冬の寒さや豪雨のとき個室トイレがあるのは最高です。

小さすぎる軽自動車は、取り回しは良いが高速道路はほぼ無理ですし二人ではストレス大。くつろげません。しかし、一人なら最高のおもちゃです。

カナディアンモーターホームやバスコンはかなりの富裕層か、いなか暮らしで無いと現実的では無いでしょう。

自分の持ち物を自慢してなにが嬉しいねん状態ですが、私はバスコン以外を所有してみて、現在は二台持ちは不効率なのでしませんから、バンコンに落ち着きました。

 

それぞれ自分にあったキャンピングカーが見つかると良いですね。

2018.10.4

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車中泊考察・過去から現在へ/自作 バンコン キャンピングカー 〜ただ寝るだけでも、私には最良の治療薬〜

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2018.9.24 車中泊考察

どうも、シバク・ドワレです。

今日のテーマは車中泊ですが、キャンピングカージャンルではなくて雑感です。

約二年少々治療の傍ブログ執筆をほぼ毎日続けて、闘病記などたまにしか書かずにその半数以上を車中泊ネタが占めているのは周知の事実。周知とはどこまでを呼ぶのかわかりませんが。

いつもはグラからロケバンへと進化したマイキャンピングカーでの、主観的な内容で認(したた)めています。基本は愛車紹介であり、その愛車の使い勝手をダラダラと自慢する旅日記。

それについては、私は著述業の端くれではありますが、個人の自己満足ブログであり依頼仕事ではありませんので何の気後れもありません。しかしこれからの車中泊の推移を良いものにするべく、過去から現在へと至る実態を書き留めるのも重要だと思います。

そこで、今日は自らを戒める意味も含めて、可能な限り客観的に述べてみたいと思います。

 

私が車中泊を始めた1985年は、巷はタイガースの大躍進に沸いており、また日航ジャンボ機墜落事故の悲しき年でもありました。

まだスキーブームも登山ブームも起きておらず、それらと連鎖的に起こったRVブームもまだ先の事で、若者にはトヨタマーク2などのハイソカーが流行の入り口だった頃です。かくいう私も、バイトで買った三菱ギャランシグマと云う4ドアセダンに乗っていました。

当時の私が車中泊をする主な目的である、「前泊(登山口やゲレンデPなどで、翌日早朝からの行動に備えて前夜の内に前入りして仮眠するハードかつプアな遊び)」するクルマもセダンが主流であり、ごく一部の人がハイエースやキャラバンなど商用貨物1BOXの荷室に布団を持ち込んで広々と優雅な、しかし寒さに打ち震える車中泊をしていました。

対するセダンやクーペの車中泊組は、中にはフロントシートと後部座席が一体化するフルフラットと呼ばれる仕様もありましたが、バケット型のシートは凸凹と波打っており、快適な睡眠とは程遠い状態でした。

 

他方、キャンピングカーは今で言うところのキャブコン(2トンくらいのトラックの荷台部分をシャーシだけにして、その上に居室をFRPやアルミパネルなどで架装したもの)が出始めたばかりで、それさえも少数派。

バン系では、先述のように商用1BOXを使い勝手良く自己流で改造する強者や、後部の窓を全て埋めて金キラの内装にしたラブホテルのようなバニング以外には、ショップビルダー製のバンコン(1BOXやミニバンの後部客室をベッド化したりギャレーと呼ばれるミニキッチンを設けたキャンピングカー)は皆無な状況でした。

ほとんどはアメリカやカナダ製の、モーターホームと呼ばれる巨大なキャンピングカーであり、それさえも一部の富裕層が別荘代わりにキャンプ場で年に数回使用するような贅沢品で、今のように高速サービスエリアでの停泊を見かける事はほとんどありませんでした。

 

サービスエリアやドライブイン(当時道の駅は存在せず)での一般車による長時間の車中泊自体見かける事はほぼ無く、本当に旅の道中で疲労回復のために数時間仮眠している程度でした。

必然的にそのマナーも良好であり、ひっそりと目立たないように深夜にやってきて、いつのまにか消えて出発していた、との表現がぴったりでした。

 

その牧歌的な車中泊状況が激変したのは、映画「私をスキーに連れてって」を発端とするスキーの爆発的大ブームが巻き起こった頃でしょうか。世はバブル全盛期で、クルマメーカーもこぞって新型車を発表し、スキーのイメージに迎合しやすいクロカン四駆が隆盛を誇ります。

火付け役は、なんと言っても三菱パジェロでしょう。それまでのランクルやサファリの武骨な乗り心地から、形こそクロカンだが客室の中身は乗用車との、ハーフ的四駆の先駆け。今で言うところのSUVの先祖ですね。

クロカン四駆と言っても実際にはセダン的使われ方がほとんどで、岩や倒木を乗り越える能力よりも道中の高速道路や車中泊の快適さに狙いを絞り、それが世のナンチャッテスキーヤーのおメガネに見事に適いました。

小さめの1BOX並みにある広々とした客室で、2列目と3列目のシートをフラットにして毛布などを敷くか、若しくは5人乗りなら後部座席を立てて、荷室を完全なフラットにしてシュラフなどで快適に寝る、そんな事ができるのがクロカン四駆のメリットでした。

 

我も我もと誰しもがゲレンデに押しかけて、本来の意味では無く駐車場確保のために前泊した時代。

正月でもリフト待ちが無いゲレンデが大半の現在では考えられませんが、リフトに1時間並んで滑るのは5分、リフト待ちの列がゲレンデ上部のリフト降り場までループに繋がるとの風刺漫画があったくらいの大混雑でした。

 

次のミーハーアウトドア派によるブームは、オートキャンプでしょう。これもニワカに始めた人でどこのキャンプ場も満員御礼。 

そこからはみ出した人、或いは一泊5〜6000円のサイト料に嫌気がさした人々が、せっかく買ったガソリンランタン・2バーナーコンロやシュラフなどを使うために、そろそろでき始めた道の駅や運動公園の駐車場などで準キャンプ行為を行いひんしゅくを買い始めたのもこの頃です。

2台分のスペースを占領して自車の横にテントを張り、BBQや調理をしてトイレでは皿洗いや身体を洗うなど好き放題。現在でも一部の心無い者に脈々と受け継がれる悪事です。

 

そのような状態を車のパーツショップが見過ごす訳がありません。こぞって4〜500万円で購入できる、現在へと続くライトなキャンピングカーを世に送り出して、密かなキャンピングカーブームが起こります。

中にはホテル代などの経費を抑えるために車中泊を始めたのに、いつの間にやら高額なキャンピングカーを買う羽目に陥って、計算したら高級ホテルに年間何十泊もできる投資を強いられた本末転倒な事態も珍しくありません。

現況、問題点山積 

本格的に車中泊との文言が世に知れ渡ったきっかけは、道の駅の大増発でしょう。 

それまでは高速サービスエリアで大型トラックの排気音・排ガスに悩まされながら仮眠していたのが、夜間静かに寝られる道の駅は、ファミリー層にはうってつけの停泊場所になりました。

 

今や、幹線道路や有名観光地に近い道の駅は、週末ならずとも車中泊で満車状態も珍しくありません。

これは私も道の駅で車中泊している身なので反省すべき点なのですが、そうなると一般の方が道の駅本来の利用方法である、24時間オープンしたトイレを利用し難くなります。

特に酷いのは、老人に多く見られる屋根付き車椅子スペースの独占行為。仮に本当に障害を持つ人であっても、夜通しそのスペースに駐車して車中泊するのはモラルから逸脱した行為ではないでしょうか。

 

現時点では道の駅での車中泊行為が完全禁止にはなっていませんが、国土交通省の見解では禁止にしたい様相を呈してきました。

これも、一部悪者の自らの首を絞める悪業の結果でしょう。

完全に禁止になり、その行為が道路交通法違反になる事など無いよう祈るばかりです。

今後の私的利用

ここからは、また私的な話に戻ります。

幸いに、公認車中泊場所であるRVパークは増えていますし、探せば安いオートキャンプ場もあります。

しかし、そのどちらもがトイレが遠く、ウォシュレットが無いところがほとんどなのです。

万年下痢の私には、これはキツい。

 

ならホテルに泊れよと言われたらなかなか反論もしにくいのですが、それだけの旅行では予約が必要など自由が無いし、せっかくのロケバンが泣きます。

末期がん患者が自宅か病院でおとなしくしておかなければ逮捕される法律も、私は聞いた事がありません。

よって、私はこれからも極力満車にならないウォシュレット付きの道の駅を探し出し、車中泊するつもりです。

そのために、車内で総てを完結させるためにギャレーも大型化しました。トイレでの洗面や皿洗いなどしません。

本来の利用目的である、夜間のトイレ使用のために間借りをして、翌朝道の駅の店舗が開店したら何がしかの物品購入や飲食をして貢献する。

有料施設である高速道路サービスエリアとは違い、そうする事が地域発展への微々たる助力になると思っています。

2018.9.24

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車中泊考・室内荷物置き場/自作 バンコン キャンピングカー 〜置き場がないとコーナーでゴロゴロ転がり、朝は整理でなかなか出発できず〜

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2018.7.30 キャンピングカー室内空間

どうも、シバク・ドワレです。

昨日、ロケバンのリノベーションが無事竣工し、ブログにもアップしました。

 

www.alpineclubsekitori.club

今日は、その空間に対する実用的な考察です。

まずは、前車グランビアの改造バンコンの車内画像から。

 

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かなりカオスな状態ですね。

これでも、車幅1800mmある国産最大級のミニバンなんです。私が車中泊に贅沢を求めすぎているのは自覚しています。装備が多すぎる。三日程度のショートキャラバンでは、使わない道具が殆どです。

しかし、我が家はマンションの6階なので、いくらエレベーターがあると言っても荷運びが大変なんです。そのために、ひょっとしたら使うかもしれない・あれば便利、などの装備まで車内に積みっぱなし。

これでは燃費にも安全にも良く無いのはわかっちゃいるけどやめられない。

 

登山ではありませんから、もし長旅の道中で必要な物品があればショップで購入する手もあります。しかしそれでは、同様なギア・グッズがかぶってしまい、家には不良在庫の山になってしまいます。

以前の記事でも書きましたが、そんな山積みをするくらいならもっと装備を絞って断捨離し、シンプルな車中泊にすれば良いだろうとの声も聴こえてきます。

が、私はそんな寝るだけの車中泊は嫌いなんです。

 

アクティブな遊びをしていた時代には、深夜に登山口に着いて少しばかりの酒を飲んで直ぐに就寝し、早朝起きたら即登山に出かける。山で数泊したのち車に戻ると、着替えだけ済ませれば速攻で帰宅の途につく。そんな利用方法なら、せいぜいカーテンとLED照明、小さなちゃぶ台くらいがあれば用足りるでしょう。

しかし、今は抗がん剤治療入院から解放されて、退院すればその日に出発して何泊もするキャラバンがほとんどです。すると、就寝の快適さ以外にも、寝るまでの寛ぎや旨いものをせこせことではなく大らかにいただける広いテーブルやカウンターなどが必要になり、そのくつろぎの一環として病院ではまったく観ない映画などを観る大型テレビ、はたまたいつでも冷えたビールが飲める冷蔵庫なんかも必要になってきます。

トイレについては人それぞれですが、我が家には必須アイテム。放浪旅だけでなく、大災害時に自宅トイレが使用不可能の場合にも役立ってくれるでしょう。

 

なら、ホテルは?

これも私には愚問です。度々述べていますが、まずは予約が必要な点。私の病状は、がん細胞そのものの痛みはおそらく未だ出ていないのですが、薬の副作用が突然現れたりしますので、当日出発の直前になって取りやめになることもあります。

そんな時、先述のような快適なホテルを予約して当日キャンセルすると、下手したら80〜100%もの手数料を取られる。これでは当日まで常にそのストレスがかかり続け、そんな思いをするなら最初から旅自体を止めよう、となります。

予約以外にも、二人がそれなりのホテルに泊まるとなると出費もバカになりません。

この話になると、よく

「キャンピングカーに投資する金額があれば高級ホテルに何十回も泊まれる」

との意見が出てきます。

しかしそれは、高級市販キャンピングカーを購入した場合のはなし。私のように普段使いの車を、自己改造によりキャンピングカーに仕立て上げたなら、投資額はしれています。自動車本体は、車中泊をしようがしまいがかかるのですから別として、内装にかけた金額は、アンティーク家具などを使用したり木材もホムセンのパイン材なので恐らく10万円程度です。

矢崎のイレクターパイプを使用したらもう少し金額が上がるかもしれませんし、そもそもイレクターだと溶解接着しなければなりませんから、なんらかの理由で内装を全て下ろす必要が出てきた時に、切断して分解し再度購入しなければなりません。

乗用車はトラックと違い、荷台の内部は広くても周辺部が中に向かってRが付けてあり、ベッドなどの内装をいっぱいいっぱいに作ると出せなくなるんです。

それが2×4や1×4などの木材だと、タッピングで固定していますから電気ドライバーさえ使えれば容易く分解して再組み立てできます。海の家感覚ですね。

 

www.alpineclubsekitori.club

 

閑話休題

すっかり自己弁護、言い訳に終始しましたね。毎度ですが。

車中泊考察と名打ってはいますが、純然たる自画自賛です。

 

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上が今回の改良後、下が前です。

寝る空間としては、確かに座敷にしたほうがはるかに広い。当たり前ですね。いつも二人旅なので尚更就寝時の恩恵は大きいでしょう。

しかあし。これは竣工直後の画像なので、生活臭がありません。前方のダイニングに小物は入っていますが、ほとんどモデルハウス状態。これが、10日くらいの着替えや食材・食糧、水や酒・ドリンク類などなどを持ち込むと、せっかくの座敷も物置と化してしまいます。

そうならないために、今回は床下収納庫をかさ上げしてパワーアップしました。

 

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根太が乗っかっている脚から上が、かさ上げ部分です。

本来の目的は、下画像の左中央やや下に写っているオレンジ色の外すことのできないグリップ、これに座敷が干渉しないためなんです。が、どうせなら座れる限界まで上げて、下に重量物や長尺物を収納できるようにして、ロケバンの名に恥じないキャンピングカーにしようと思い立ちました。

木材基礎の下には、既に収めてあったカラーボックスの類が写っています。これによりサブバッテリーを始め、キャンプグッズなどが転がり回ることを防止しています。食材と地べたで使う道具を分けることで、衛生面でも一助あります。

リアゲートを開けると、最下部にはジュラルミンカメラケースや台車が収まり、その上の台にロケバッグや脚立がするするっと入って行きます。その両サイドもぽっかり空間がありますので、取材基地としての機材収納には十分ですし、タープやポール、ダッチオーブンなどのキャンプグッズも大方は収納できます。

 

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前方の、ダイニングと玄関の様子です。

これは竣工直後のテスト時の画像ですので、使い方が定まっていない時のものです。

右の革シートの座面は、本来は座敷に上がって食事を摂ったり就寝する時は、上に跳ね上げます。何故ここもスノコで覆って座敷をツライチにしなかったかと言えば、妻が寝た後・起きる前に私が一人テレビを観たりMacを使う時の椅子にするからです。

 

茶色いクッション状のものが挟まっていますが、これは布団型シュラフ。当然、就寝時は布団になりますので、座面を上げたここには板で安定させて、代わりに別のクッションを挟みます。

その横の、座敷中央下部の空間は食材や食器の出し入れ用。見栄えがあまりよろしくないので、そのうちカーテンでも付けましょう。それ以上奥の中央部や、大型ギアを出す時は上の畳とデッキを外して対応します。

 

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ダイニングの装備を説明しますと、上画像の左下から水洗トイレ・上にギャレー(手洗い)・その奥にダイニングテーブル・その上にミニキャビネット液晶テレビ・さらに奥にキャビネットと発動機式発電機。

画面中央に冷凍冷蔵庫・上には仮置きした小物置きとカップテーブル・その上にボックス型扇風機(窓に向けて外向きにし、換気扇兼用)。

これだけの装備をまとめ上げました。

冷蔵庫からスライドドアまでには二人が立てるスペースがありますので、着替えや調理も楽ちんです。

 

シャワーがないのと、トイレが個室ではないのを除くと、以前乗っていた小型キャブコンにかなり近づきました。走行性能ではこの日産キャラバンのほうがはるかに勝っていますので、現状の予算においての理想を追求して、ほぼ目的を達成しました。

 

さあ、使うぞ!あ、今日から入院してたんや。

2018.7.30

 

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燃料費/自作 バンコン キャンピングカー 〜塵も積もれば山となり、家計圧迫す〜

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2018.7.10 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

今回の入院4回目、最後のケモを先ほど終えました。気分が少々良くないのでブログを更新して気分転換を図っています。

 

さて、原油価格の高騰も一息付いたのか、街のスタンドの価格も落ち着いて来ましたね。

いっときは¥150を超えていたレギュラーも、安売り店では140円台前半に下がり、軽油なら近郊で最安値だと¥112を見つけました。

レギュラーガソリンと軽油の価格差、たかが¥30、されど¥30。

オートバイのように10リットルちょいしか入れないのなら、感覚的にさほど気にならないその差額。しかし、RV系の四輪だと70リットルくらいは給油しますので、一回に¥2000くらい差が出ます。

 

もちのろん、燃料の価格差よりも燃費の高低で燃料代は激しく変わりますよね。

例えば、1リットルで10km走る車(RV)と20km走る車(コンパクトカーorハイブリッドSUV)とを比較してみましょう。

RV/レギュラーでは、九州往復の1200kmに費やす燃料代は、

1200÷10=120L ×¥145=¥17400

一方でコンパクトカーなら

1200÷20=60L ×¥145=¥8700

となります。

それがRV系/ディーゼルだと、

1200÷10=120L ×¥115=¥13800

です。

やはり、コンパクトカーに軍配が上がります。

ちなみに、高級車/ハイオクならば、

1200÷6=200L ×¥155=¥31000

と、驚愕の値が。趣味、もしくは支給経費で無いと乗れませんね。

蛇足ですが、サラリーマン諸氏からよく、

「おまえは交通費が経費で落とせるから良いのう」

と羨望視されますが、例え税金が幾ばくか安くなるとは言え、法人化しているならともかく、個人事業主が実際に支払うのは自分の財布からです。

勤めている会社の経理に紙切れを提出したらポン!と出してくれるのとは訳が違います。必要経費はダウンさせるに越した事はありません。

まぁなんにせよ、軽自動車やコンパクトカーに乗る気は全くありませんのでそれは視野の外に置いときます。私にとっての四輪は、まず車中泊ありき、ですからね。

 

ちなみに、我が愛馬X4 typeLDだと、

1200÷17≠71L ×¥145=¥10295

です。コンパクトカーやハイブリッド車に負けていますね。もっともそれらの四輪に比べてゼロから100km/hに乗せる時の所要時間や、高速時の緊急回避加速が天と地ほど違いますから、仕方ないでしょう。

高速道路の料金所やSAから本線への合流、及び100km/hで巡航している時に大型フルトレーラーなどを追い越す時の加速は、タンデムでもなんの不安もありません。これは一見危険な行為のようにとられるかもしれませんが、もたもたしているより余程安全なのです。もちろん、100km/hを超えてからアクセルを戻すのは大人の自制心です。

このような事が、高速道路においては250や400などの中型車よりも大型二輪の方が数段安全だと思う点です。

比較検討するのなら 

このガソリンスタンドの価格動向も、本来なら色々な店の写真を撮り統計を取って書くべきなのかもしれませんが、天才的に邪魔くさがりな私がそんな事するわけが無い。好きな事は徹底的にやりますが、嫌いな事は見向きもしない。

直感的に閃きだけで55年生きて来たのです。芸術家ですね〜(それは仮面で、実態は大阪のあきんど)。

そもそも統計学が好きで信奉しているのなら、五年生存率5%を切った現状に発狂しているはずなのであります。そんなもん、たまたま統計取っただけで、がんを背負ったまま何十年も生きとるモンはなんぼでもおる。関係アチャコや!

 

兎にも角にも、日本全国流浪の民であるジプシー・ドワレとしましては、燃料代が安いほどその行動範囲が広がるのであります。

何年か前には、軽油が¥90なんて時もあったなぁ。またそうなりますように!

2018.7.10

 

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がん患者の旅行2/闘病記 〜予約。すぐに中止できることを前提に〜

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2018.6.9

どうも、シバク・ドワレです。

前回、がん患者が旅をするにあたり鉄道での問題点や、食事に関することを述べました。その流れの中で、大事なことを書き忘れていました。

 

www.alpineclubsekitori.club

 

予約。

これは普通の旅行をする人なら、避けては通れない事柄ですよね。

例えば、列車なら指定席。それに、宿。

ドライブなら高速道路の土日限定乗り放題がありますが、日程の事前登録が必要です。

健常者なら、仕事の段取りとパートナーの予定相談だけ済ませれば、かなり以前から予約してそれを楽しみに普段の業務に励みますよね。かつての私もそうでした。

 

それが、がんに限りませんが闘病者だと、かなり事情は違います。

せっかく貴重なきっぷや宿の手配ができても、催行日近くになんらかの症状が出てしまうと、キャンセルせざるを得ません。

断腸の思いで相方達にそれを告げる時の苦痛。。。

それを思うと、仲間内数人での和気藹々とした旅行などには最初から不参加表明してしまいたくなるでしょう。

こればかりは、私もどうしようもありません。

幸い、山岳部OB会などの大きな行事をキャンセルしたことはかつてはありませんが、これからは先行き不透明です。無理して参加しても、現地で他のメンバーに迷惑をかけるばかりですし、なによりしんどい時に行っても楽しく無い。

酒も飲めず、美味しい食材を口にすることもできない旅など、業務添乗ではあるまいしそんなの嫌に決まっています。保健室の先生もおらんし。。。

それを解決するには

家族以外の同伴者がいる旅行に関しては、不参加になってしまった時たとえ手段がどうあれ多少なりとも迷惑をかけるのはどうしようもありません。ドタキャンあり、と納得してくれる相手としか計画できませんよね。

まあ、末期のがんで闘病している私がキャンセルしたくらいで臍を曲げる心の狭い方とはお付き合いがありませんが。

 

さて、家族だけもしくは単独での旅行でも、交通機関と宿の予約だけは避けられませんよね。

でも、キャンピングカーならそれをしなくても旅ができるんです。しつこいですが、初めて拙文を読まれて、キャンピングカーのことなどなにも知らない方のために再筆します。

キャンピングカー、形にはいろいろあります。

軽自動車を改造したもの(軽キャン)、ハイエースやキャラバンの内装をベッドなどに改造したもの(バンコン)、トラックの荷台に家を架装したもの(キャブコン)、コースターなどのマイクロバスの内部を豪華に改造したもの(バスコン)等、大小織り交ぜて賑わっております。

私はショップの店員ではありませんから、どれがどう良いとかは書きませんが、それぞれ一長一短があります。

私の愛車はこのうちのバンコン(キャラバンスーパーロングハイルーフベースを室内自作改装)で、居住空間は狭いものの(それでもアルファードなどのミニバンに較べればはるかに広大ですが)、車体の長さは4.99m、幅は1.69mですので日常生活の買い物や仕事にも使うことができます。ですので、旅に出ても駐車スペースは高さ制限のみを(私のは2.7m)気にするだけで済みます。

他の大型キャンピングカーではコインパーキングは無理ですし、道の駅やサービスエリアの普通車スペースに停めても白眼視されます。かといってトラックスペースだと保冷車などの業務用車両が発電機を炊いたりアイドリングして寝ていますのでうるさいですし、トイレがかなり遠くなります。

いずれにせよ、キャンピングカーなら予約が不要なのが最大のメリットでしょう。

よく車中泊ブログやネットニュースを見ていると、車中泊の利点は宿代が要らないから安上がり、との記事を見かけます。

しかしキャンピングカーの場合はこれは当てはまりません。イニシャルコスト(導入費用)がかかっているからです。

私のような自作派はともかくとして、新車でキャンピングカーを購入するとなると300〜1000万円くらいの経費がかかります。それを宿代でペイすることなどは事実上無理で、安く上げたいのならじゃらんなどの登録型サイトでビジネスホテルを予約したほうがよほど安くつきます。二人で四千円くらいで泊まれますからね。

そこで、先ほど述べた予約不要のメリットが浮上します。

思いついたその時が出発時。

例えば私のケースですが、よくやるのが退院日の出発。大体昼過ぎには退院できますので一度自宅に帰り、体調が良ければ支度して妻を乗せてその日のうちに出発します。体調が悪ければ当然自宅待機。

そして、行くことになっても無理はせず、身体と相談しながら適当に走り、買い物と風呂を済ませたら早めに(20時くらいまでには)宿泊地である道の駅やSAに入港して錨を下ろします。

 

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毎日買い物をするのもしんどい時のために、冷蔵庫に自宅並みに貯蔵できますので夜中に困ることもありません。

そこで初めて、キャラバン(ロングキャンピングカー旅)の詳細を煮詰め、明日走るルートをネットで検索したりブログを執筆したりします。大画面テレビがありますので、ニュースも見られますしBLプレーヤーで観たかった映画を鑑賞したりもできます。

長く入院していると自宅同様の環境で旅をしたくなりますので、私は自作に当たってそのような観点から工事を進めました。さすがに如何にもキャンピングカー然としたキャブコンと違いバンコンですから、立って調理ができるキッチンやシャワー・トイレなどはありませんが、贅沢は敵です。

ものすごく狭いワンルームマンション、いやそんな上等なものではありませんね。神田川の世界の、風呂は銭湯、トイレは共同の四畳半一間の下宿にて妻とふたりで青春している、そんな感じです。

なんでがんの闘病中にそんな窮屈な思いをしなければならないのか?と大半の方は思うでしょう。しかし私にとっては、その不自由な生活を日常的に行うことにより、病院での大部屋生活が天国に思えるのです。

人間は比較対象があれば感情を抑えられるもの。

差別意識にもつながってしまいますが、これよりもひどい生活があるのだから我慢しよう、と無意識に現状を優先できるものです。

 

こんな感じで旅の具体的紹介なのかマイキャンピングカー紹介だか判らなくなりましたが、とにかく予約不要の気ままな流離(さすらい)。これならば気軽に出かけられます。

2018.6.9

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夜間走行/雑感 〜甘く危険な香り〜

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2018.6.3 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

夜の走り。Night run。好きなんですよ、危ないけど。

最近暗くなるとめっきり視力の衰えを感じます。昼間の視力は網膜剥離のオペに伴う眼内レンズ挿入によってむしろ上がりましたし、動体視力の劣化は感じないのですが、暗いとどうも見えにくい。しかし、走るのには夜間が適したことも多いのです。

私の父は九州久留米の墓に眠っていますので、経費の面と前後の旅を考慮すると新幹線ではなくキャンピングカーで向かうことが多いです。すると、高速道路の使用不使用に関わらず、夜間走行が多くなります。初日は仕事もしくは所用を済ませて、前乗りで出発するからです。

主なルートは自宅近辺から阪神高速に乗り、まずは神戸市西区でいつも西に向かう時に立ち寄るラーメン2国へ向かいます。そこで夕食を摂ったら、天下の国道2号線へ。姫路〜岡山〜倉敷〜尾道〜三原あたりまで走ると、だいたい日付が変わる頃。その頃には渋滞も解消しており、好きなスピードで走ることができます。

ここに立派な道の駅があるのですが、そこは地元若者のたまり場になっているので少々騒がしい。こちらにやんちゃする現場を押さえれば現行犯逮捕して警察に引き渡しますが、妻だけがやられたり、車に傷を付けられるのもいやなのであまり車中泊はしません。

 

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そこで東広島あたりから山陽自動車道に乗り、1〜2時頃まで走ってSAで寝ることが多いですね。それか、そのままR2を走り続けると、関門橋あたりで夜明けを迎えます。

私は長距離トラックにて夜行で運転をしていたこともありますので、それによる苦痛はありません。ただ夜行で朝まで走り続けると、もちろん加齢によりどこかで睡眠を取らなければなりませんから、その後の行程に無駄が生じる可能性があります。

いずれにせよ、快適な車中泊地が見つかれば早めに泊まって翌日の英気を養う方が長いキャラバンでは良いですね。

一方オートバイでは

前の愛馬、XJR400Rのときから妻を後ろに乗せて夜間走行するのが好きでした。もちろん二輪の方がより危険性は高まりますので、スピードは極力控えめで安全に留意した流し走りです。

ロングツーリングでは、朝の出発を早くして宿泊地には15時頃には到着することを心がけます。これは登山の縦走などとよく似ています。ですので初日以外は余程の事がない限り夜間走行はしません。

それが日帰りツーリングだと、当然ですが家を出てその日のうちに帰宅しますので、夜間に差し掛かることが多くなります。泊まりツーと同じ理屈で朝早く出たら同じことなのですが、日帰りの方が走行距離が長いのと、なんか雑用を済ませると出発が遅めになるんですよね。

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夏は、夜だと涼しいのも大きなメリットですね。

特に海岸沿いを走ったり、都会を通過するとき。これらを昼間に走ると、灼熱がエンジンの排熱で倍増して、ホンマに死にそうになります。今は1300ccのシリンダーですから、とてつもなく暑い。よく空冷だと暑くて水冷は涼しいと言われますが、まったくそんな事はありません。まあ、我慢できる程度だから乗ってるんですが。

なんでも、ホンダの旗艦GL1800などにはエアコンが付いているそうですが、私はそこまで必要とはしません。車じゃあるまいし。自宅にもエアコンが無いくらいですからね。

他車のことはどうでも良いのですが、とにかく真夏の夜に広い国道を流すのは最高です。これぞ青春!って感じで、横に若者が来たら張り切って顔を見せて張り合います。ジェットヘルですから。特に、日曜の夜が良いですね。昼間と違い、日曜日の夜間は道がガラガラです。サタデーNightは若者に譲って、オッさんは日曜深夜に爆走します。

あと、特に二輪でワインディングを走行すると対向車が怖いものですが、それが夜間だとヘッドライトで事前に確認できますので、路面状況が優れているコーナーなら、快適です。冬季は凍結しますからできませんが。

 

このように、四輪二輪を通じて、楽しい夜間走行。

繰り返しになりますが、安全第一で夜な夜な走ります。

2018.6.3

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手作りキャンピングカー買い替えによる両車比較と車内の詳細/自作 バンコン キャンピングカー 〜室内が広くなった日。ウナギの寝床ではありますが〜

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2018.5.18 キャンピングカー比較

どうも、シバク・ドワレです。

よく読んでいただいている方には少しクドイでしょうが、また愛車自慢です。人の批判ばかりするよりは、自分の自慢をしてる方がまだマシな死に方ができるかな、と。 

 

現在の日産キャラバン室内をキャンピングカーにセルフ改装する前は、元々8ナンバーのキャンピング車登録をしてあったトヨタグランビアに乗っていました。その車の後部座席を全て取り去り1ナンバーに構造変更し、広大な空間に自分でベッドを作って旅を楽しんでいたのです。

それが経年劣化(約20年、18万km)によりそれ以降の長期使用の可否に対するタイミングベルトなどの交換投資が無駄になりそうなのと、リッター5kmを割るときもある高燃費に畏れをなして、軽油で10km/Lは走りタイミングチェーンでメンテナンスフリーに近い現在のキャラバンへと乗り換えました。

 

初めに前車グランビアの車内、後半に現車キャラバンの車内を紹介して比較したいと思います。

 

 

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上画像のグランビアは3ナンバーの国産最大級ミニバン。

車幅は180cmでしたので外からは広そうに見えますし、過去に座席があった時はノア/セレナなどのファミリークラスミニバンよりは広大な、応接間のソファー然とした対面空間が生まれていました。

しかし実際は高級内装の内張りが仇となって、実際に使える車内の幅は150cm程でした。もちろん、リアの窓ガラス部分は車幅いっぱいですから、その辺りだけは165cm程はありましたが(上部は湾曲しているため、車幅最大長とはならない)、そこだけ幅が広くても大勢に影響はありません。上画像のベッドマットは、一枚50cm幅です。これはキャラバンにも流用しました。

 

また、車両の長さが482cmに対して車内長(運転席除く)は230cmと、ミニバン特有の鼻が付いているのとリアゲートも内向きに傾斜している分、大幅に短くなります。ベッドの長さを180cm取りますと、残りは50cmしかない。これでは寝るだけで精一杯で、残りの部分を荷物棚などにするか、すっきりと空けて出入りを楽にするかの二択になります。

私はそこに100×50cmもある巨大なRVボックスを常設して中に発電機やポータブルトイレを入れていました。その上にテレビやギャレー(シンク)を置いたりカウンターを作ったりして試行錯誤しましたが、やはりスペース的には限界があり、車内での調理などは危険を伴っていました。

 

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ベッド前部を取り外せば対面で食事できるようテーブルを自作したり、ムーンルーフを全開にして立ち上がり、上半身を外に出してズボンを履き替えたりもしました。

しかし、セットと解体が大変なので結局あまり使用せず。

ポップアップなど、ルーフが持ち上がりベッドになるタイプ以外のノーマルミニバンでは、いくら工夫しても単に寝るだけの車中泊か、もしくは都度テーブルなどをセットしては解体する苦行を強いられると思われます。

 

一方、新キャンピングカー・ロケバンでは 

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日産キャラバンE25スーパーロングでは、車幅169cmに対して室内幅は150cm。

なんと11cmも車幅が広いグランビアと一緒です。元が貨物車設計ですからボディ形状がスクエアなのと、内張りが質素なメリットでしょう。それでも福祉車両なので、貨物車の鉄板剥き出しに比べると十二分な内装が施されています。

なによりも、ハイルーフの恩恵で室内が高いのが、閉鎖空間であるバンコンでの長旅に苦痛を与えません。いくら閉所嗜好症であっても、座ってバンザイできたり歩いて移動できるのは閉じこもり気味な車中泊では大切なポイントですね。

 

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ただしその福祉車両・チェアキャブは、リアに縦並びのシートが二座付いています。

諸事情でこれを外して処分するわけにはいかないので、それを避ける形でベッドを作製。なんとか大人2人分のスペースは確保してあります。

これは改装初期の初期、作り始めです。上画像の右手前、木製キャビネットは撤去して板で穴埋めし、左のラックもひとつ前に移動して上部棚のベースとしました。

 

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車長499cmに対しての後部室内長は、310cm。

これですと、ベッドを180cmにしてもまだ130cmも空間が残ります。私はそのスペースに、大きなテーブルを設置して上には巨大冷蔵庫を置いて飲食物を取りやすくしています。

このような家庭用の大型冷蔵庫にした理由はキャンピングカー用の冷蔵庫だと小さすぎるからで、それはひとえにCPの面からです。

500ccのペットボトルをコンビニで毎回買うと高くつきますので、スーパーで2リットルや1リットルの飲料の特売を探してここで冷やしておき、500の空きボトルに移し替えるかマグカップで飲むのです。

もちろんビールもスーパー氷と共に入れて冷やしておき、その周囲に刺身などの生鮮を配置すると腐りません。蛇足ですが、貰っていて文句を言うのもなんですが、スーパーの無料氷を入れるナイロン袋は密閉性に乏しく、そのまま冷蔵庫やクーラーボックスに入れておくと溶けた後に庫内がびしょぬれになり底に水が溜まります。

それでは不衛生ですので、私は大型のタッパーウェアにナイロン袋ごと氷を閉じ込めます。そうすると、溶けた後に植え込みなどに水を処分するのも楽です。

また、大型冷蔵庫の利点は製氷がしっかりしている点。オートキャンプ場やRVパークなどでAC電源を使える時、若しくはSAや山奥の人里離れた泊地でジェネ(発電機)を回す時には、製氷もできますのでその後のキャラバンで、冷えを持続できます。

 

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そのボトルやカップをすすぐギャレーは、テーブル横に常駐させてあります。

  

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冷蔵庫の前には17インチのMacBook Proを置いて作業するスペースが充分取れますので、仕事が終わればその空間がダイニングテーブルに早変わり。

 

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冷蔵庫の左奥、助手席の真後ろには26インチの液晶テレビを固定して、ニュースやタイガース中継などを観ています。

もっとベッド寄りの中央にテレビを設置していた時は画面が大きすぎて邪魔に思いましたが、リアゲート直ぐ前に頭を置いて寝転びながら3m離れて観覧すると、これでも小さいくらいです。玄関にあるシートに腰掛けて観るのが位置的にも画面の大きさからもベストかもしれません。

 

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冷蔵庫の反対側、後部ベッドの様子です。

通常はいつでも寝られるようにスペースは空けておき、ダイニングテーブルで食事。急いでいない時で景色が良ければ、ベッドに小テーブルを置いてお座敷食事を摂る事もあります。

 

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寝るスペースを常時確保するために、収納にはこだわりました。

ダイニングテーブル下には例の1mあるRVボックスを置いて発電機とガソリンタンク、及びトイレを収納。縦向き二座シートには工夫して棚を張り巡らせて、ウェアや寝具、携行品置き場としています。

このように、ベッド部分にしっかりした収納を作り、手回品やウェア類を整頓しておかないと、何がどこへ行ったか行方不明になり、要らぬ時間を要します。車を駐車場に止めたら直ぐにとりあえず寝られるのも、このような収納スペースを作るありがたいメリットです。

 

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ベッド下前部は、三段収納ボックスなどを横にして置いています。

これがベッドの基礎となり、前車では多用していた2×4などの木材を使用していません。それが多少なりとも軽量化に役立っています。

最後部は今まで通り2×4の脚を、古いがしっかりしている木製テーブルの天板の片側だけに取り付けてベッド後半部ベースとしました。その下がまるまる空間になっており、大型のジュラルミンカメラケースがすっぽり入りますし、その奥にキャンプグッズも収納できます。

 

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今日は所用で出かけましたので、せっかくですからホームセンターの屋上Pをお借りして寛ぎました。

天気はあいにくの曇りですが、それが幸いして暑くありません。窓を全開にして、そよ吹く風を受けながらウトウトしていると、とても大阪にいるとは思えない高原気分でした。

この買い替えにあたり、いちばんに拘ったのがこの大きな窓です。現行ハイエースの古いものなら手が届いたのですが、あのパチンコ景品交換所のような小さな窓がどうしても好きになれず、デザイン的にはレトロなこのスライド窓のキャラバンを選択しました。

他車をこれ以上けなすのは品性を疑われますのでやめますが、デザイン重視か実用重視かは好みですもんね。私はそのような観点から、仕事で使用するカメラ機材も、デザイン優先のC社ではなく人間工学を重視して使い易いNikonを選んでいます。

 

両サイドを全開にすれば、爽やかに風が吹き抜けます。風がなければ諦めますが、少なくとも蒸しっとした空気の滞留はありません。強い日差しにより温室状態の時でも、窓さえ開ければ直ぐに外気温と同じまでに下がります。

私は現代の新幹線や特急などの窓が開かない旅行よりも、鈍行列車で向かい合わせの直角座席に座り、窓を開け放って自然の風を受ける旅が好きです。

その雰囲気を味わえるこの車にして大正解でした。

雨などを考慮すれば、ベストなのは天井にシーリングファンを付けて窓を細く開けて換気することでしょうが、手作りのキャンピングカーでは気軽に天井に穴を開けるわけにはいきません。

 

まだまだ自画自賛するポイントはありますが、小分けにさせていただきます。

2018.5.18

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