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ロケバンリノベーション使用報告/自作 バンコン キャンピングカー 〜使い勝手は、使ってみて初めてわかる。理想と現実の違い〜

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2019.9.21 ロケバン手作り日誌

どうも、シバク・ドワレです。

今月初めに敢行した、ロケバンの居室内前後入れ替え大作戦。

その後に扉付きの棚を後方に移設して万全を期し、実際に車中泊キャラバンに出かけたのは昨日までの記事に上げました。今日は、使用してみての感想を述べてみたいと思います。

 

先ずは、日常の生活や業務でも使用する事が多い、リビングから。

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この画像は、数多くリフォームをこなしてきたロケバンの第1世代最終形態。

車体の最後部にある座敷の縦方向右側にオーディオや棚を並べて、それ以外をベンチとベッドスペースとしていました。

これの利点は、左側のみにあるスライドドアから中央に通路を作り、前方をダイニングキッチンにして後方をベッドとする事に拠り、車外から寝姿を見られにくい点です。

 

欠点としては、どうしてもベッド幅が狭くなる事と、使用頻度の低いキッチン周りが前方にあるため、そこに手荷物を置くと圧迫感が著しい点です。通路と言っても50cm四方程度ですので、調理などの作業をするのもスムーズではありません。

 

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対してリノベーションした現在のリビング。

前後を総て入れ替えて、オーディオをフロントシートとの仕切部に横向きに集約しました。22インチのテレビは天井から吊り下げたまま、同じ位置です。

テーブルを四方の隅にカップを置ける物に交換しましたが、これが大正解。夫婦2人旅ですから走行中に使用する機会は無いのですが、停泊時に狭い車内で足をテーブルにぶつけても中身がこぼれません。

この状態で二人が並んでテレビを観るのはキツイですが、向かい合わせになって足を掘りごたつ状に降ろす分にはゆったりとしています。

右の窓側にサイドテーブルを置いてボトルや食糧を置いてみましたが、そうすると足を入れるスペースが限定されるので、今後はサイドテーブルは置かずに広々と使う事にしましょう。

在るものを全部使うのではなく、モノを減らす努力も必要です。

 

オーディオ&テレビに関しては、満点に近い出来でした。

総て私が座る後方にターゲットを絞りレイアウトしたので、妻には当てはまりませんが、彼女はテレビに関心がありませんし、音楽はイヤフォンで構わない派ですから、特に気にしていないようです。映画を二人で見るときは、ベッドにして寝転びましょうか。

ロケバン購入当初のコンパクトCDプレーヤーと違って、現在はパイオニアのプリメインアンプを導入していますから、左右のバランスを調節できますのでライブ感は最高です。モノ自慢になりますが、スピーカーをクソ重たい家庭用のJBLにしたのも、もちろん一役買っています。

下へ続く

ロケバンの核心部へご案内しましょう

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次に大事なのは、1日の疲れを癒し明日の活力を生み出すベッドです。

従前は出来合いのキャンピングカーベッドマット三枚(計幅150×長さ120)と、足りないスペースを1×4材でデッキを作って幅150×長さ183の座敷を設定し、ベッドとしてゴザを敷いていました。

しかしサイドにオーディオ棚がありますので、実際のベッド幅は110cm程度。最終時にはかろうじて上半身は150cmをキープしていたので、二人でもまあ寝苦しいことはありませんでしたが、縦が少々寸足らずで、枕がずれると足が通路に落ちてしまいました。

 

一方、現在のベッドは一枚幅120cm×長さ50cmのベッドマットを横に4枚並べて、キャラバンE25独特のリアヒーターの出っ張りを避けるために一枚ずらしていますので、合計約幅130cm×長さ200cmのベッドとしました。下の画像は現在ですが、棚を後部に移設する前の状態ですので、前部に座ると圧迫感を感じます。

それはマット上の寸法で、実際には左右の空きスペースがありますので、およそ150×200の空間を寝室として使用できます。更に、ベッドマットの上に厚さ5cm程の高反発マットを敷きますので、先日のRVパーク車中泊では何の苦痛もなく就寝できました。

 

1日目は上部に棚がある関係から妻が頭を打たないようにスライドドア側に寝かせましたが、それだと妻がベッドとドアの間にある20cm程の隙間にハマってしまいました。

そのため二晩目は私がドア側に寝ましたが、棚の圧迫感はそれほどでも無かったようです。


枕は後方に置きましたので寝転んでからもテレビやオーディオを楽しめますので、概ね合格点でした。

しかしながら、物事には常に裏表が存在するのは太古からの常識。

就寝消灯後にどちらかが車外のトイレに出ようとスライドドアを開けると、外からベッドが丸見えです。これはカーテンをすぐに閉めることで対応しましたが、前所有キャンピングカーであったグランビア改の時も、それ以前の軽バン改造車中泊車も同じ形態でしたから、妻は慣れたもんでした。

 

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そして終わりに、ダイニングキッチンです。

リノベーション前はスライドドア横に大きなダイニングテーブルを置き、それを囲むようにギャレー(コンロ・シンクがある家庭での流し台)・冷蔵庫・特大シンクなどを満載していました。

動線は最高ですが、いかんせん狭過ぎる。

冷蔵庫上にスピーカーまで置いていましたから、ほとんどカオスな状態でした。まあ、その時はそれがベターと思ってしたんですけどね。

 

かたや今はガラッと変わり、車両最後部がキッチン&WCスペースとなっています。

約1.5×1mの空間があり、ダイニングテーブル方式は廃して中央を通路にし、フロントに向かって左にギャレー、右に冷蔵庫と電子レンジを配しましたので広々と使えるようになりました。

トイレを使用するのは豪雨や豪雪時のみですので、その時のみ大シンクと電子レンジ下に写っているトイレを入れ替える予定ですが、主にRVパークやSA・道の駅で寝る我が家はその頻度は高くないでしょう。

 

実際の使用感想としては、コンロと電子レンジが最後方ですので、車内で飲食するにはちょっと動線が悪い。

先日のRVパークは許可を得て最高のロケーションである芝生にテーブルを出して食べましたから、ちょうどリアゲートキッチンのような感じで、車外から調理をするのに都合よかったのです。

しかしRVパークに限らず道の駅やサービスエリアでは車外飲食は不可能ですから、使い勝手を考慮して電子レンジだけでもダイニングの前方に移設する予定です。

 

それと、先日は久々に多忙を極める中で、装備の準備もままならない状態で出発しましたので、考える間も無くRVボックスに着替えなどを押し込んで積み込みました。

そのRVボックスが、RVパークではオートキャンプ場のようにロケバンの横に出しておけましたから良かったのですが、SAではどうにも行き場がなくてジャマでした。

RVボックスやコンテナボックスは中に装備を適当に放り込んで蓋をするだけですからパッキングは楽で、移動中にも荷崩れし難いメリットはありますが、やはり停泊して寛ぐ時には邪魔者でしかありません。

これからは、ちゃんと着替えは専用の袋に入れてベッド下に収納するよう心掛けます。

オートバイキャンプと違って、装備が濡れる事はあまり気にしなくて良いのが車旅のメリットですからね。

 

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ゴミに関して。

今回から車内でのゴミ箱として、画像にある円筒状のフタ付きのヤツを使用してニオイ対策とし、1日の終わりにリアゲートに積んでいる中型RVボックスに入れる事にしました。

この背面RVボックスには、風呂上がりの洗濯物も一緒に入れる大きさがありますので、これで車内が清潔に保たれます。

因みにこの画像ではほどいていますが、RVボックスはロープやネットで堅く結束して落下防止しているのはもちろんです。

 

このように、実際に使用してみた結果は、概ね良好でした。

そうなるとリフォームするところが減ってしまい、なんとも寂しい限りですが。。。

2019.9.21

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

懐かしのグランビア改キャンピングカー/自作 バンコン キャンピングカー 〜哀愁のミニバン車中泊、加速は抜群だった〜

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ホテルグランビア、兵庫県ハチ高原にて

2019.8.30 前の愛車

どうも、シバク・ドワレです。

昨日、分子標的薬のケモを打たれましたが、明日の退院を控えて体調はまあまあです。今回は退院後にロケバンビッグプロジェクトを控えていますので、しばらくは車中泊やキャラバンはしません。

それでもなんとか車中泊への想いを繋げたいので、今日は私の2017までの愛車、トヨタグランビア3400V6 4WDを振り返ってみましょう。

 

今から5年前に、ヤフオクで落札して千葉まで買いに行ったそのクルマ。

なんと、待ち合わせの駅に現れたのは謎のアラブ人ブローカーでした。しもた、やられたかなぁ。。。と少し緊張が走りましたが、落札価格は込みで20万ですし、最悪すぐ壊れてもまあええか、当たったら掘り出しもんやし。くらいの気持ちでした。

 

ところが、挨拶からやり取りを進めるうちに、実に良い人な事が判明。

日本語も流暢ですし、その仕事を始めたのもけっこう昔みたいで、慣れています。私もヤフオクでデリカなど数台を購入して慣れていますので、お互い話は早く、緊張も解けて行きました。

 

そして書類のやり取りの後、千葉からいきなり高速道路に乗って神奈川へ渡り、国道を走って信州観光したのちに2泊だけで帰宅しました。

もちろん、ICまで30分は走ってエンジンや足回りのチェックを済ませて、バーミヤンにてランチ主婦族のけたたましさに閉口しながら昼飯を食って、1時間ほどオイル漏れが無いかを確認した後に東京湾横断道路に乗りました。

 

最初の危惧はどこへやら、極めて快調です。

ショップオリジナルのキャンピングカー登録の8ナンバーで、走行は10万kmちょい。安いのは、既にアルファードが絶頂を迎えており、グランビアと同世代なら日産エルグランドの一人勝ちだった時代のクルマで、不人気極まりなかったからです。

前オーナーも大事にしていたようで、あまりの室内と外観のきれいさに、妻ともども感心したものです。

 

とにもかくにも、たったの20万で再び公認キャンピングカーのオーナーになれた喜びはひとしおでした。

 

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セカンド・サードシートを撤去した後の車内

で、私がオリジナルのまま乗るわけがなく、もちろんリフォームしました。

しばらくは8ナンバーを堪能したのですが、古いクルマなので自動車税が¥58000ほどと高く、何ヶ月かして訪れた車検時に普通貨物の1ナンバーへと変える事にしました。同時に後部座席は不要ですので全て取っ払って、定員2人に構造変更も遂行。

この構変は今のミニバンではかなりの難関らしいですが、日本には既得権益なる優遇措置が存在しており、平成11年式のこのグランビアはいとも容易く構変できたのです。手数料も数百円、拍子抜けしました。

 

そもそも、ミニバンでキャンピングカー特種の8ナンバーで乗れること自体が既得権益ですよね。

今の法律では、キャンピングカー内の調理洗面部分の床から天井まで160cmの高さが必要ですので、ハイエースやキャラバンのハイルーフ以外の国産ワンボックス/ミニバン/SUVは、新規にキャンピングカー登録できません。

私はランクルロクマルにて8ナンバーを取得していましたが、それは平成になったばかりの大昔の牧歌的な話です。

 

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そんな理由で、いまミニバンを改造しようかと思っている人にはあまり参考にならないかもしれませんが、ひょっとしたら自己責任で後部座席を外して広く車中泊仕様にしようと考えている人もおられるでしょうから、載せてみます。

 

これは、ホームセンターで安売りしている2×4木材を使用して、ベッドの根太(ベース)を組んでいる様子です。

ハイエースやNV350キャラバンなら、専用パーツが出ていますが高いですよね。

こうやって自作すれば、ベッドに関しては数千円で収まります。矢崎のイレクターパイプで基礎を組む方法もあり、デリカ時代にはやっていましたが、接着剤で固着すると解体が困難ですので差し込むだけにすると、二人も上に乗ったらギシギシ軋むのです。

軽量化にはそちらの方がベターですが、私はあの外観が好きになれません。まあ、好みですな。

 

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これが、基礎を組み終わって元から付いていたベッドマットを並べた様子。

これ自体にもクッション性はあるのですが、ちょっと薄いです。このショップ製既製品は現在のロケバンでもベッドマットとして絶賛活躍中ですが、必ず上に何らかのマットを補助的に敷いて寝心地を良くしています。

 

中には、このベッドマットまでコンパネとウレタンフォームを用いて自作する人も多数いますので、そんな人のブログやHPを参考にするのも良いですね。

私は、あるものは捨てずに使う主義なので、これが壊れない限り使い続けます。

 

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これは上に厚手のラグを敷いた時です。

グランビアは車幅は180cmもあるのですが、高級志向の乗用車ですので内張が厚くてポケットなどの出っ張りが多く、不要なゴージャスすぎる6スピーカーシステムなども相まって室内幅はロケバンと一緒の150cmしかありません。

 

もちろんそれでも5ナンバーのノアやセレナ、ステップワゴンに比べると広いのですが、柄が大きいのに割り損感が半端なかったです。その点から言いますと、ハイエースのワイドなら車幅は188cm、室内幅は170cmを余裕で超えますから、大人が横になって寝られます。チビなら、ですが。

 

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どんどんリフォームして変遷していますね。

これは、ベッドをフロント側に押しやって、リアスペースで水洗トイレを使えるようにした時のものです。

 

横殴りの土砂降りの日や、西高東低の冬型がきつい時に雪国に行くと、道の駅やSAでいちばん苦しむのはトイレに通う事です。くつろいでいる最中に、いちいちカッパを着込んで、さらに傘を差す。

その時ばかりは、テント泊とあまり変わりません。

しかし、最大の相違点はそのような悪天時にテントの設営/撤収/後日の天日干しをしなくて済む点です。この乾かす作業は、一戸建てに住んでいる人なら苦労も少ないでしょうが、マンション暮らしでは非常に困難を伴います。

いま、オートバイでもあまりテントキャンプをしなくなったのは、そのような理由からです。雨に濡れたテントを放置したら、ものの一週間で見事にカビますからね。

 

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このバージョンでは、真ん中のベッドマットを取り除くと、ベンチになるように作りました。

先日のロケバンリフォームでもこれに近い事をしたのですが、いまいちです。

ここに、さらなるロケバン進化へのヒントがありました。

下へ続く

広大なスペースのメリットは、食事時に発揮される

 

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グランビアでは棚は一箇所にとどめましたので、案外くつろげる広さをキープしていました。

上は、2バーナーコンロを使用している様子ですが、何かの台にカセットコンロを置くよりも、このように脚付きのバーナーを使った方が鍋やヤカンが安定して安全です。

下は、ミニカップテーブル。

これもヤフオクで3000円ほどで落札したものです。

送料はかかりますが、新品だと2万円くらいしますから、マメにオークションをチェックしていると、掘り出し物に巡り会えます。

 

一目瞭然ですが、これが普通のテーブルより優れているのは、コップが倒れないことです。

土台自体が動かないように細工すれば、走行中も濡れたコップを置いていても車内が汚れる事がありません。これは、私には欠かせないアイテムであり、上の画像にあるもう少し大型のものと2種類を行き先と期間によって使い分けています。

 

キャンピングカー専用のパーツは高いので、中古で良いものが見つからない場合に、キャンプ用品で似たようなものがありますので貼っておきます。

 

このように、楽しかったグラでの車中泊

しかし、おかげさまで今はもっと進化したクルマを創っていますので、もっと楽しい最中です。

みなさん、お忙しいでしょうが、自作は楽しいですよ!

2019.8.30

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

#ミニバン車中泊 #車中泊改造 #自作キャンピングカー

車中泊の1日・実際の行動ロールプレイング/キャラバンの実際 〜やってみて、嫌なら辞めればよいのです〜

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2019.8.27 車中泊シミュレーション

どうも、シバク・ドワレです。

今回は、当方のブログを車中泊のキーワードで検索して初めて覗いてくれた人のために、そして車中泊のためにミニバンにベニヤ板とイレクターパイプでベッドを作ったりキャンピングカーは買ったけど、まだ実行した事ないので不安があるなぁ、って方のために車中泊での1日の様子をお届けします。

 

おかげさまで私の拙いブログでも、がん 車中泊や、がん ツーリングのキーワードでググると上位に表示されるからか、毎日たくさんの方に検索により訪れていただいています。およそ9割の方がグーグルやヤフーなどの検索サイトからの来訪だと、データは示しております。

全世界の日本語が堪能な方、お待ちしております!

 

この記事はかなりの長文ですが、一つの読み物ですから分割せずに一気に書き上げますので、お付き合いのほど宜しくお願い致します。

 

さて、車中泊の1日と言っても、泊まりの様子ですから夕方から朝までのシミュレーションです。旅館で言うと、チェックインからアウトまで。

私の36年の実体験をもとに、架空の場所で想像上の四泊五日、内一泊を山岳リゾートの施設で泊まる贅沢なクルマ旅を組んでみました。かなりリアルな写真で現実にある場所設定ですが、この記事はあくまでもフィクションですので、実際には存在しない施設の組み合わせなども登場します。

現地に行って、アレ?温泉無いやん!みたいな事にならないようご注意を。

下へ続く

やってきました、スイスに負けないリゾートの入り口です

 

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ここは、日本でも有数の山岳リゾートを間近に控える駐車場。

そのリゾートはマイカー乗り入れ禁止なので、ここに車を駐めてバスに乗り換えなくてはなりません。自宅を出たのが朝の7時ですから、もう8時間もハンドルを握り、少々疲れました。

シャトルバス乗客用の駐車場は、コインパーキング形式になっているゲートをくぐると、後はどこに駐めても良い自由席方式です。

 

夜間は管理人さんは居ないので、なにかトラブルがあれば連絡は電話でする事になりますが、ゲートで守られていますから変な車両は入ってこないので安心です。

大多数、って言うかほとんどの駐車車両は同じようにリゾートへ向かう観光客か、さらに上の高峰への登山者ばかりですから、車中泊者同士のトラブルや暴走族の来襲などは聞いた事ありません。

 

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無事にトイレから程よい距離の、端っこのスペースを確保できました。

トイレから遠いと土砂降りや雪の時に難儀しますが、あまりにトイレの直ぐ横だと人の出入りが激しくて、落ち着きません。また、トイレの直ぐ近くは障害者用スペースの表示がある事が多いですが、そこには例え年配であっても、一時的な駐車しか許されません。雨に濡れるのが嫌だからと、屋根の下にある障害者用スペースを一晩独占するなどもっての外です。

 

後ろは緩衝帯になっており他車はいませんから、リアのゲートを開けてタープ代わりにし、少しの間だけ一服します。向こうにキャンピングカーが駐まっており、サイドオーニングを出していますが、それはご法度。2台分を占有する行為は有料駐車場では、犯罪ではありませんが民事上の不法行為です。

もちろん道の駅や高速のサービスエリアでも絶対にしてはいけません。オーニングやタープを使いたければ、オートキャンプ場へ行って下さい。

 

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ここには道の駅のような飲食店などはありませんが、嬉しいことに天然の立寄り温泉施設が併設されています。

早速着替えとタオルを持って、奥さんと疲れを癒しに寄りましょう。

 

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この温泉には、千円追加するだけで貸切になる家族風呂がありますから、誰にも気を遣わずに疲れを取ることができます。

長くドライブをしてきましたし、これからは狭い車中で寝るのですから、思い切り腰を伸ばしましょう。上がったら施設の座敷で寝るまで弁当を食ったりテレビを観て過ごす手もありますが、今日は車内で湯沸かしをしますので、ぼちぼちクルマに戻りましょうか。


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これは懐かしのミニバンである、トヨタグランビア改キャンピングカーの車内ですが、昼間はこのように足を下におろせる座席モードにすると、血行が阻害されません。

ずっとベッドにしていると身体にもよくありませんし、気分を変える意味でもバリエーションが欲しいですね。

 

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こちらは現在のロケバン。

この方が、長く正座をしたりあぐらをかいているよりも足の負担が少ないから楽なのです。ベッドのセット/解体の手間はかかりますが、こうやって姿勢を変えることがエコノミークラス症候群を防ぐ手段になります。

 

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明日は朝早くからバスで山岳リゾートへ向かいますから、皿洗いなどを避けたいので今日は本格的な調理はやめて弁当にしました。

ヤカンで湯を沸かすくらいなら、ミニバンやコンパクトカーをベッドにしただけでも、RVボックスやコンテナなどの荷物入れの上に載せてできますね。ただし、換気には絶対に気を付けてください。二箇所、窓を開けて空気を流すことが重要です。

 

お湯は多めに沸かして、ポットやサーモス水筒などで保温しておくと、食後の紅茶などが直ぐに飲めます。ちょっとした事ですが、二度手間を防ぐのが狭い車内で調理をするポイントです。

 

普通車の運転席で食べるのと違って、こうやって大きなテーブルカウンターでくつろぎながら味噌汁を足すだけでも、ずいぶん満足感が上がります。もう秋も進んできましたので、車内で温かいものを口にできるのは幸せです。この日は鍋に湯を沸かし、パックおでんを温めて足しました。

でも、くつろぎ過ぎて汁やオカズを床にこぼさないようにしましょう。ゴキブリやアリを呼ぶキッカケになります。

 

 

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ゆっくりと夕食をいただき終えたら、ベッドモードにチェンジしましょう。

こうやって気分を変えることにより、長い秋の夜も変化に富んで退屈しません。ベッドセットの力仕事は男の担当です。その間に、奥さんには利用者専用の分別ゴミ箱に弁当殻を捨てに行ってもらいましょう。

 

くれぐれも、飲料販売機横のドリンクゴミ箱前に生ゴミや弁当殻などを捨てないでください。見た目が悪いばかりでなく、野良猫やカラスを呼び寄せてしまい、車中泊がとても不快になってしまいます。

 

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トイレを済ませて、枕も並べました。

いくら明朝が早いと言っても、まだ午後7時前です。オトナが寝るには少し早いですね。ゲートの中ですし、もうクルマを移動する事もありませんから、寝酒でも楽しみましょう。アルコールを飲まない奥さんのために、ソフトドリンクも忘れずに。

 

キャンドルランタンの揺らめきが、明日から眺める3000m峰のモルゲンロートを想起させて良い夢を見れそうです。

 

 

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酔っ払って寝落ちしてしまう前に、テレビで天気予報をチェックしましょう。

ここは山間部の入り口ですが、幸いに何局かは地上波が映ります。19時前の地元ニュースで、明日の天気を確認して、装備が足らなければプラスします。クルマからバスへの乗り換えだと、傘やレインコートを忘れがちです。

高い山には登りませんが、トレッキングだけでも濡れたら風邪を引いてしまいます。

 

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テレビを観るのに、今日はsuaoki のリチウムイオンバッテリーを使いました。

私はいろんなサブバッテリーを装備していますが、これから始める人は軽量かつ容量が多目の、こんなバッテリーが便利ですよ。

これ一台でAC電源100Vも、カー電源であるDC12Vも、スマホを直接充電できるUSB端子も装備していますからとても便利で、40アンペアありますから一晩の生活には充分です。もっと大容量の製品もありますが、4~5万円くらいしますから、たまに使うだけなら投資と実益が適っているか微妙ですね。

この製品ならその4分の1程度で購入できますので、初体験として試すにはちょうど良い塩梅です。

 

一緒に、折り畳み式のソーラーパネルがあれば、盤石です。

本来は外で直射日光を当てるほうが充電しますが、走行中に窓に押し付けているだけでも、それなりに充電はしてくれます。

キャンプ場でAC電源が無いところには、必須ですね。

 

 

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寝酒のつもりが、本格的に飲んでしまいました。

刺身などの生鮮物は移動中に傷みやすいですが、冷蔵庫で冷やしながら持ってきたので新鮮です。同じくビールも冷酒もキンキンに冷えていますから、温泉上がりの喉を充分潤してくれました。

冷蔵庫が無ければ、クーラーボックスにスーパーで貰える氷を詰めて間に生鮮物を入れるだけで、真夏でもその日なら充分持ちます。開け閉めはなるべく控えめに。

あと、スーパー氷は融けると水漏れしますから二重にビニール袋に入れるなどの対処をしないと、冷蔵庫やクーラーボックス内がびしょびしょになり、ひどい時は刺身まで濡れてしまいます。

 

この日は飲んでますからもうクルマは動かせませんが、人里離れた暗い道の駅で単独の時、または駐車場にタイヤのスリップ跡が多数付いている時などは強盗や暴走族が来る危険性がありますので、酒は飲まずに移動も考慮しておきましょう。

この際に重要なポイントは、運転席と助手席に荷物を置いておかない事です。

周りが騒々しくなってきてそれが暴漢だった場合、荷物の整理などしている余裕はありません。いつでも直ぐに出発するために、フロント部分は昼間と同じにしておきましょう。

 

同じ理屈で、いつでも直ぐに車外に出られるよう、寝る時は暑ければTシャツとハーフパンツ、春や秋はトレーナーとスウェットパンツくらいにするのが無難です。下着姿なら、警官に職質を受けた時に不審者扱いされかねませんよ。

年配の方には自宅と同じ格好で無いと寝られない、との理由で本物のパジャマで駐車場や道の駅内をウロウロする御仁もおられますが、ここは旅館ではありません。ホテルでも格式のあるところでは、廊下などのパブリックスペースはパジャマ禁止です。

 

本来なら宿泊目的ではなくて道路移動者の休憩のためにある公共トイレの中で、パジャマで歯磨きをしてそのまま出てくる御婦人を見かけますが、あまり見目麗しい姿では無いですよ。

自分たちだけ楽しめばそれで良い、ではなくて周囲に気配りするくらいの精神的余裕が無いと、車中泊が単なる住所不定車上生活者になってしまいます。

堅苦しいようですが、自由と横暴を履き違えては、単なるDQNですぞ。

 

車中泊の真髄は、予約をせずにいつでも飛び出して車内で生活を完結し、翌朝早くから活動できる点にあります。ホテル代がかからないから、安くつくから、だけの理由で自己本位な車中泊を続けていると、そのうち手痛いしっぺ返しを食らうでしょう。

 

極端ですが、私は車中泊旅にも高級リゾート並みの節度を持ってこそ、快適な旅を楽しめる要素が生まれると常に節度ある停泊を心掛けております。

私が始めた36年前と比べると、停泊地は夢のように増えましたし、それに伴って車中泊をする人も膨大に、まるでブームのように増えました。なにごとも、ブームになると見よう見まねでルールやモラルを守らない、不心得者が出てくるものです。

 

特に私の趣味である車中泊、そしてそれをする本来の目的である登山・スキー・キャンプなどのアウトドア活動、そして仕事でもある写真撮影には案外変な人が多いです。「変わったヒト」では無くて、「(脳内が)おかしいヒト」が目につくのです。自分本位で他人の行動は無視して横暴に振る舞ったり、人様の土地を荒らしたり。

登山でおかしい人が居るのは意外かもしれませんが、ブームのトレランやMTB愛好者の中には、下にハイカーがいても御構い無しに高速で駆け下りてくる輩も存在します。山の中で交通事故の心配までする時代になったのです。

ファンからマニアくらいまでは良いのですが、いわゆるオタクと呼ばれるようになると、自己の目的達成のためには周囲が見えなくなるのでしょう。

 

何も私が昔からしているから、偉いのだ!年功序列だ!とぶっているのではありません。私はブログ以外では、リアルで他の車中泊者と触れ合うことはしませんから、偉そうにしようがありません。

 

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少々山の駐車場での美酒に酔ったのでしょうか。

愚痴が過ぎましたね。車中泊からかけ離れてしまいました。

 

この夜は、飲む前にトイレにやや近い一つ前の列が空いたので動かしていました。

このように、停泊地内でも周囲の環境で移動させるケースは多いですから、飲酒はよく考えてしなければなりません。例えば、隣の車が夜通しアイドリングをしたり音楽を流したりしてうるさい場合などは、端っこなどに移動させないとうるさくて眠れません。

 

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寝る前には歯を磨きましょう。

こんなちっちゃなシンクでも、車内にあれば歯磨きや手洗い、ビールの泡が付いたコップなどをすすぐ事ができます。

高価なショップ製品を買わなくとも、数千円で自作できます。

 

さあ、今日は平和なので何のトラブルも無く、ぼちぼち寝るとしますか。

下へ続く

朝は簡単に済ませて

 

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早く寝たので、5時には起きれました。

朝食はガッツリ食べないと1日のパワーが出ないという方もおられるでしょうが、ここは旅館ではありません。

しかもこれからバスでワインディングロードを揺られますから、腹七分目くらいにとどめておく方が賢明です。カットサラダを前日の買い出しで買っておき、食パンは専用のオーブンなどを使わずとも、フライパンで軽く炙るだけで充分。

 

せっかく買ったホットサンドメーカーを使わないと勿体ない!って思っても、そんな事をしていたら乗るバスがどんどん遅くなり、せっかくの山岳リゾートでの滞在時間が短くなってしまいます。それらのキャンプギアは、オートキャンプ場でノンビリと使ってくださいね。

出発準備がモタモタして遅れてしまい、都会を早朝に出た観光客と一緒にバス待ちに並ぶなら、前泊した意味がありません。

 

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朝食が終わったら、元の座席仕様に戻しましょう。

リゾートから降りてきても直ぐには帰らず、違う道の駅でもうニ泊して楽しむ予定ではありますが、いつでも出発できるように整えておくのがクルマ旅の鉄則です。決して寝散らかした枕やパジャマが散乱したままで放置するようなだらしないことは避けましょう。 

心がけ一つで、貧乏旅行にも快適アクティブ旅にも変わり得るのが、車中泊です。

 

さあ、出発の準備も整いました。

フロント席にセカンドバッグやポーチなどを置いていませんか?車上荒らしは、少しでも効率良い車を狙いますので、見えているモノを求めて物色します。それが例え中身は空のバックであるとしても、窓を割ってみないことには判りませんから、隠す事が肝要です。

小銭の放置も同様にしてはならない禁忌事項です。たった三百円のためにでも罪を犯すのが、悪人です。

 

ドアロックはしっかりと全部のドアにかけましたか?

最近の車はスマートキーが主流ですが、リモコン式のキーレスドアロックの一部には、例えばリアゲートが半ドアで開いていても他のドアの施錠ができるものがあります。私のロケバンは、どれかが開いていたらリモコンが反応しませんからその心配はありませんが、不安な方は自分の車がどんな仕様かテストしてみてください。

 

あり得なさそうであるのが、リアゲートを開けてバンパーに腰掛けてトレッキングシューズを履き、そのまま登山に出かけてしまうことです。何回か見かけたことがあり、まだそのドライバーが近くにいれば声掛けしますが、無人でリアゲートが開いたままの時もありました。

 

本来なら一冊の本にも仕上げられる、案外奥が深い車中泊

それを7100文字に収めましたから、速足のかけっこ競争みたいになりましたが、実際にはもっとゆっくりと時が流れます。

ホテルや旅館では味わえない、お仕着せではない手作りの旅の良さを、どうか車中泊で味わってみて下さい。

少年の頃に夢に抱いた、秘密基地を自分で作り上げて中にこもる。そんな懐古の美徳が、きっと貴方を待っていますよ。

 

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さあ、準備万端に整って、少し重たいザックを担いで始発から3番目のバスに無事乗車できましたね。

いってらっしゃい!

2019.8.27

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

ロケバン ソーラーパネル 充電状況とSBのデサルフェーション/自作 バンコン キャンピングカー 〜お日さまの、恵みを受けて旅にでる〜

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2019.8.20 ソーラー充電事情

どうも、シバク・ドワレです。

グランビアキャンピングカーに積んだサブバッテリーを、10Wのちっこいソーラーパネルで充電していたのが私の太陽光発電のスタート。

現在のロケバンに乗り換えてから、30W・50Wと順調に買い増しして、ディープサイクルのサブバッテリーが105Ah×3台となった今では、ようやくルーフトップに100Wの固定式ソーラーパネルを装着するとこまできました。

 

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最初はこの1台のACデルコ製のディープサイクルバッテリー105Ahとチャージコントローラから始めました。

ディープサイクルとは、深放電対策用との意味です。

通常のエンジンルームに積んであるバッテリーだと、使った後にしばらく充電しない状態で放置してしまうとバッテリーが死んでしまいますが、このディープサイクルだとそれをかなり防ぐことができます。使い切ってはしばらく旅をして、充電できなかった後に満充電し、の繰り返しという通常バッテリーでは禁忌のことをやってしまえる魔法の鉛バッテリーなんです。

 

しかしそれにも限界があり、中の鉛にサルフェーションという物質が堆積していくと、元の容量がどんどん減っていき能力をフルには発揮できなくなります。

私のサブバッテリーも1台は最近買ったばかりですが、他の2台は経年劣化が進んで、半分以下の容量になっていました。

具体的に述べると、新品時は満充電で12.8Vくらいあったものが、12Vを切るようになりました。

 

厳密にはボルトではなくアンペアで説明するべきでしょうが、ややこしくなるので時間で言うと、新品時は東芝REGZA22インチテレビジョン(約60W)をサブバッテリー105Ah1台で20時間くらい観れるのが、10時間を切るようになった、って事です。

60(W)÷12(V)=5Ah、105(Ah)÷5(Ah)≠20時間で算出しました。

あくまでも机上の計算での数値です。実際には他にも照明や扇風機などを使いますし、何よりもDC→ACインバータの変換ロスがありますから、サブバッテリー1台ではそんなに長くは観れません。新品バッテリー105Ahで8時間程度ってとこでしょうか。それ以上使い続けると、電圧不足でインバータが継続使用不能になります。

 

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そこで、画像のデサルフェーターなる機械を購入し、古いサブバッテリーのサルフェーション除去を決行しました。

これを繋いでAC電源使用の強力なバッテリーチャージャーで充電すると、一定のパルスを発生させて鉛のサルフェーションに空母打撃群の如き波状攻撃を仕掛けて、除去するのです。

 

CCA値は測定するメーターを持っていませんので不明ですが、二番目に新しいサブバッテリーは見事に復活。いちばん新しいサブバッテリーとほぼ同等の性能を取り戻しました。

まだ一年ちょっとしか経過していないのが勝因だと思われます。もう1台の最古のは三年近く経っていますので、難しいかも。まだチャレンジしていませんが、実行後報告します。

私の買ったのは怪しい製品ですので、国産のを貼っておきます。

 

 

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結果、大成功。

デサルフェーションする前の、使用後のサブバッテリー電圧はご覧のように最新のサブバッテリーが12.2V、二番目に新しいサブバッテリーが10.8Vを示しています。画像にはありませんが、いちばん古いサブバッテリーは非常用で普段は使っていなかったので、11.7Vでした。

それが、充電後は最新/二番目共に13.3Vを示しています。

 

この電圧表示はサブバッテリーの現在容量ではなく、夕方の段階での発電状況です。ソーラーパネルからの出力に直結されていますので、バッテリーの残容量ではなく、発電時は発電電圧を表示してしまうのです。

古い方に充電しても、どう頑張っても12.2Vまでしか表示されなかったのが、どちらも13.3Vまで上がりました。

 

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今は外国製のリチウムイオンバッテリーも併用しています。

 

リチウムイオンは軽いので、車内が高温になりそうな時は置いておかずに持ち出して、自宅なり病院で充電できますから、使い分けています。

リチウムイオンの大容量のものは、価格が高いのが欠点ですね。ディープサイクルの三倍以上しますから、私はこの40Ahを車中泊の度に持ち込んでは持ち帰り、自宅にて充電しています。太陽光が存分に降り注ぐ真夏の車内にて、リチウムイオンを無人でソーラー充電する勇気はありません。

下へ続く

これが我がソーラーパネル打撃群


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上から、10Wだけの時代。

以下、30W折りたたみ式を追加、更に50Wのフレキシブルを追加した様子です。一番下画像の中央に写っているさらにちっこいのは、ミニ携帯リチウムイオンの専用5Wパネル。まさに打撃群です。

 

ルーフ上に100Wを設置する前は、停車する都度このようにダッシュボードに展開していました。私はメンドくさがりなのにマメというアタマのおかしな変態ですので、展開作業自体は苦にならないのですが、いかんせん現代ではクルマの窓ガラスはUVカット仕様です。

つまり、充電効率が著しく悪い。

 

このようにドッピーカンの恩恵を受けた時でも、満充電に3〜5日は掛かっていました。もちろん、パネルの出力が低いせいでもありますが。


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これは、ソーラーパネルを車内外に置いて、様々なシチュエーションで実験した模様です。

先ほどと一緒で、電圧計はバッテリーの現在容量を示しているのではなく、ソーラーパネルに依存していますので発電量です。

当然の結果ですが、ウインドウ内がいちばん発電出力が低く、日向の直角に置いた時が最大出力です。この結果を出してから、ルーフ上に大出力ソーラーパネルの設置を本腰で計画しました。できたらいいなあ、などとウジウジ脳内で考えているだけでは前に進みませんので、実行あるのみです。

 

www.alpineclubsekitori.club

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これだけ太陽に向き合えば、そら充電もするでしょう


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実はデサルフェーションを実行する前に、既にルーフ上に100Wを設置していました。

私はマンションの6階暮らしですので、そう簡単にはAC充電器が使えないからです。ですので、100Wの強力な発電パワーを用いてデサルフェータを繋ぎ、AC充電の代わりをさせようと思ったのです。

 

で、デサルフェーションを終えてからのソーラー充電結果。

とても説明がややこしくなりますが、新旧2台のサブバッテリーに、100Wパネルを交互に付け替えて均等に充電した結果が、先ほどの2台とも13.3Vです。100Wを接続していない方には、50Wを繋いでいました。

 

結論から言いますと、105Ahの新旧バッテリーをそれぞれテレビや照明に分けて使用し、残量が12.0V程度に落ちた状態で晴れた日に12時間ほど放置したところ、夜暗くなって発電していない状況で12.8Vまで上がりました。

この実験により、ルーフ上に固定されている100Wを接続したサブバッテリーは、極端に多く使用しない限り1日経てばほぼ満充電に回復する事が判明しました。

 

そのサブバッテリー残量の時にそれぞれ100Wと50Wのパネルを繋いだ状態で夕方に、13.3V表示です。

晴天の日中なら、なんと14.5V程度まで発電力が上がり、もしチャージコントローラを備えていなければ、過充電でバッテリーが爆発する危惧もある力です。

これからサブバッテリー&ソーラーパネル工事を自力でされる方は、くれぐれもご留意ください。

 

上の実験のように、50WのパネルではMAXで13.8Vでしたし、それは車外のいちばん効率が良い条件での発電です。100Wをルーフ上に設置したのは大正解でした。

 

この結果により、ロングキャラバン時にサブバッテリーを使用してもまる1日晴天が続けば、100Wパネルがルーフ上にありますので、走行中も発電/充電を続けることが可能ですから、夜には元に戻ります。

仮に日中は日陰などの悪条件下に置いてあったとしても、私のルーフソーラーシステムはスキーキャリアに挟んであるので、夕方にでもキャリアのバーを上げて片方を斜めに下ろせば、太陽光に向かって正対させることが可能です。

 

当然ながら雨天時にはそこまで回復させることは不可能ですが、雨でも夕方でもわずかながらしっかりと発電しています。これはダッシュボードに置いていた時には無かった現象で、如何に窓ガラス越しの発電が効率悪いかを如実に物語っています。

 

スキーキャリアに挟んでいるだけなのでボディに穴は開けていませんし、汚れれば降ろして洗浄するのも容易いです。

これ以上の増設は難しいですが、逆にこれ以上はあまり必要としません。

 

ああ、この文を書くだけでも、実験気分で楽しかった!

理科と算数は好きなんです。物理や数学Ⅱレベルになるとチンプンカンプンですが。

自己満足。

2019.8.20

 

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車中泊・車内調理の危険性 と 一酸化炭素中毒 の実際 /自作 バンコン キャンピングカー 〜体が動かなくなってから現実に気付く恐怖を知っていますか〜

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2019.7.15 キャンピングカーメシ考察

どうも、シバク・ドワレです。

世間は三連休やそうですな。海の日って、こんなに早かったっけ?

確か7/20位やったような気がするんですが、令和になって変わったんでしょうか。

 

7/20でさえ、例年梅雨は明けるかどうか微妙やのに、7/15に海の日を持ってきたらアカンでしょ。梅雨末期の集中豪雨の中、海水浴しろってか??

まあ、私には関係無いので良しとしましょう。

 

ところで車中泊愛好家の皆さん、メシはどうしてます?

外食?

高くつきますよね、独りもんならともかく。

 

スーパーの弁当か惣菜コーナー?

それらが手っ取り早くてしかも最近はけっこう美味いから良いのですが、買い過ぎると結局外食と同等か、下手したら金額では上回ってしまいますよね。

 

なら、どうするか。

自炊ですわ。


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私は現在のところ、この無料で入手したユニフレームの名作ツーバーナーか、


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このイワタニスリムカセットコンロを車内で使用して煮炊き炒め物をしとります。

薄くて見た目もスッキリしますし、持ち歩く際に軽くて良いです。

 

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ユニフレームのほうのメリットは、五徳の代わりに柵状の鍋置きがコンロを覆うように付いているのですが、これがどんな形状の鍋を置いても抜群の安定感なんですよ。

それでいて、普通のカセットボンベが使用できる維持費の安さ。

 

ですので、主に座敷で鍋料理、例えばスキヤキとかトンしゃぶを喰らう時に使用します。狭い車内で鍋料理をする時、味付けや具材などはどうでも良く、いちばん怖いのはひっくり返す事ですから、安定感以上に重要な要素はありません。

換気不足による一酸化炭素中毒は絶対に避けなければいけない禁忌事項ですが、鍋の煮えたぎった湯をかぶるのも、同じくらいに避けたい事象ですよね。

 

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対してこちらのイワタニスリムは、ダイニングテーブルのギャレー前に常時セットして置いてあり、主に湯を沸かすのに使っています。

コンロの背後にある銀色の物体は、ステンレス製の風除け兼耐熱板です。これは自作したのでは無く、前に所有していたグランビアキャンピングカーに付属していたものをそのまま流用しています。

屋外、例えばキャンプ時にテーブルの上に置いて調理するときなど風防は必須ですので重宝しています。器用な人なら百均のステンレス板を組み合わせて自作できますよね。

 

ツーバーナーには最初から専用の風防がサイドに付いています。

 

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コンロを使わない時は、このようにすっぽりとコンロを覆う事ができますので、上にモノを置くことも可能です。

このワンタッチ湯沸かしシステムはたいへん重宝しており、1から組み立てる手間を思えば車内でのカップ麺や紅茶などを嗜むときにとても便利です。

 

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もう車内での火器使用の危険性についてはかなり周知されてきたと思いますが、最近始めたばかりの人の中には知らない事も多いと思いますので、一応。

自宅でコンロを使用する時は、換気扇を回しますよね。

あれは煙や臭いを外に排出する効果もありますが、基本的にはガスを燃焼させて生じる一酸化炭素を新鮮な空気と入れ換えるのが主目的です。換気扇、ですから。

これは車内に於いてもまったく同様で、いや、狭い分もっと気を付けなければならない点です。

 

ですから私は、車内で調理をするときや冬にカセットボンベ式の暖房を点ける場合、必ず上画像のボックスファンを窓に裏向きに押し当てて回し、他の窓を開けます。

そうする事により、一箇所の窓から悪い空気を出して、もう一箇所の窓から新鮮な空気を取り入れるのです。

これは必ず履行して下さいね。

下へ続く

本当に怖い、車内での火器使用

一酸化炭素を甘く見るのは絶対にやめてほしい。

私の大学山岳部時代、コーチの先輩が消防署員だったのですが、口を酸っぱくして指導されました。

実は冬山合宿中に猛吹雪の中テントで調理をしていて、上の吹き流しが雪に埋もれて風通しが悪くなった結果、数名が気分が悪くなる事態になり、報告して叱責されたのです。

 

一酸化炭素中毒の恐ろしいところは、その魔の手に掛かっても最初はそう苦しくも無く、アッこれはいかん!と気付いた時にはもう神経麻痺が進捗して身体が金縛りになり、動かす事ができなくなる点だそうです。

で、そのまま呼吸器官が麻痺して酸欠に陥り、死亡するのです。

 

これはもちろん、キャンプ時に於けるテント内でもまったく同じです。布切れだから大丈夫だろうと高を括ると、とんでもない事態に陥りますよ。

楽しむはずのキャンプや車中泊の旅で、救急車騒ぎなんか起こしたくないですよね。

くれぐれもご留意ください。

2019.7.15

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

ロケバン小リフォーム・居室前部上段棚改造& 歯磨き用ギャレー再搭載 /自作 バンコン キャンピングカー 〜棚が増え、家具にまみれて至福感〜

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2019.7.14 小手先改造

どうも、シバク・ドワレです。

梅雨真っ只中、まだ盛夏ではありませんが蒸し暑いですね。

そんな中、元気にエアコン無しで窓を全開にして走っとります、ロケバンで。

アホちゃうか、って?

確かに周りのクルマを見渡しても、窓を開けているのは私一人。

 

これには物理的な理由と、精神論的理由があります。

最初の理由は、カーエアコンの冷えが悪いこと。昨年の夏前にモーターからのルートにあるOリングは3つ程交換してガスを真空引きし直してもらったので、今度はエバポレータあたりかもしれません。

 

こればかりは修理しなければどうしようもありませんね。修理をしない理由は、おそらく私が貧乏だからではなく、次の理由に繋がります。

 

私は、56歳の闘病者にして未だにオートバイライダーです。真夏も乗ります。

それが、四輪に乗る時にエアコンをガンガンに効かせて涼しい顔で快適さに慣れ親しんでいたら、いざ炎天下でオートバイに乗るときどうなるでしょう。

私の脳内CPUはかなりの旧式なので、器用に四輪は快適で二輪は暑いもの、などと即座に切り替えができません。

つまり、車内の快適環境を体が覚えてしまうと、真夏のツーリングで信号待ちなどのときがとてつもなく地獄に感じるのです。

 

それが、日頃から四輪でも窓を開けて風を感じながら走るのに慣れていると、オートバイでも苦痛を感じる度合いが少なくて済みます。

いわゆるメンタルトレーニングですね。

たいそうに理由をこじつけなくとも、月の半分が入院生活でビルの中の小鳥である私にとっては、自然の風が何よりのご馳走なんです。

 

さて昨日今日と入院中の土日の恒例、外泊許可を得ました。しかしながら副作用のキツイ時でもあり、生憎の雨模様ですので車中泊には出かけていません。

そこで、ロケバンイジリを再開し、前部ダイニングあたりを小細工しました。

 

before
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別にこのままでも良かったのですが、テレビ前の棚の出っ張りが大きいのと、その棚と脚がニスを塗っておらず、ベニヤや2×4そのままで周りの木目調キャビネットから浮いています。

まあ怪しい昭和の和風サロン、もしくは貧乏学生の下宿然としているのは自覚していますから、今更お洒落感も無いのですが。。。

しかも棚が大きいとついつい大きなモノを置いてしまい、押さえは付けていますが走行中の飛散の懸念がありますし、上部に圧迫感を生じさせる原因となります。

 

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そこで自宅の材料在庫からこのような木製パーツと、白く細長い合板を引っ張り出してきました。

いずれも前の自作キャンピングカーを廃車にする時に、分解して保存していたものです。これらを駆使して、細長い棚を作りましょう。

 

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その前に、前車の時に作製した手作りギャレーを復活させるべく、先日設置したばかりのミニカップテーブルをハツハツ台の上に移設します。

このギャレーはちょっと気合を入れて作り、ロケバンの黎明期にも使用していたのですが、シンクが余りにも小さいので食器洗いは難しいのです。

 

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そのため、居室最前部にある大型ギャレーにさらに大きなシンクを特製し、小型自作ギャレーは隠居させていました。

これは洗い物には抜群に効力を発揮するのですが、一泊や二泊で歯磨きなどだけに使用すると、下の10Lものグレー(排水)タンクを処理するのがめんどくさいし、そもそも同じく10Lのホワイト(浄水)タンクに水を注水するのもめんどくさい。

短期の車中泊なら、外食や出来合いの惣菜で済ます事もあるので、いつもいつも皿洗いする訳では無いからです。

 

で、歯磨きやコップすすぎくらいならこの小ぶりな旧ギャレーを足元に置いて使おう、となりました。

本当に軽いので、ここで水洗トイレを使う時はヒョイと持ち上げて退けておけます。


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こちらなら、扉を開けると小さめのタンク(スーパーで純水を貰うためのヤツ)をサッと取り出せますから、汚水処理は簡単です。

口やコップをすすぐのは、画像のように内部にミネラルウォーターを数本備蓄しておけますから、それを使います。いずれにせよシャワーホースから出てくる水では口はゆすげませんから一緒です。

 

ギャレーを初めて使う人に老婆心ながら忠告すると、いくら清水用のタンクの水でも、2〜3日もすると雑菌の繁殖が怖いですから、直接口にする事は出来ません。

毎日入れ替えるか、大きなホワイトタンクの水は洗い物の第一弾すすぎ用として、仕上げにミネラルウォーターで流し、それだけではカルキが入っていませんから、キッチン用の皿にかけてもOKな除菌スプレーをかけておけば万全です。


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通常は小ギャレーには滑り止めマットを敷いて板で蓋をしておくと、ここが調理台兼テーブルになります。

狭いバンコン ですので、あらゆるところを有効活用しなければ、動線の悪さが長旅でのストレスとなってしまいますからね。モノを増やす事により、より狭くはなりますが、利便性は向上します。

下へ続く

さあ、棚を作りましょう


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先程の木製パーツの、脚部分とL字のモノをタッピングにて接合します。

それを2セット作製。


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その下部に、ロングのL字金具を固定。


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いまやロケバンのセンターにて様々な電装系や棚たちのコントロールタワーとなった和風レトロなキャビネットに、脚を取り付けます。


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このように狭い天板に2セットの脚を固定しますから、L字金具は互いに干渉しないようにずらして付けてあります。

 

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脚の方から、つまり白カウンターの裏側からタッピングで適宜固定、完成しました。

こうする事により棚の上にネジの頭が無いので、不意に指先を怪我する事を防止できます。

 

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このような中間にある二本の橋脚だけで支えるシステムですから重量物は載せられませんが、もとより走行中は危険ですから何も置かず、停泊地に着いてからウエストバッグや薬箱、Mac入りザックなどの収納スペースとします。

 

これらの日常必需品が車中泊での場所を取るのですが、着いてからも使うものだけに床下に収納する訳にも行きません。


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ついでに、高反発マットを敷いた模様です。

今まではゴザの上に直接寝ると冷たくて痛いので、封筒型シュラフを開いて敷いて寝ていたのですが、それでも寝心地はあまり良くありませんでした。

私は最近腰椎椎間板ヘルニアが増悪しましたので、腰の養生をするために安価な高反発マットを導入しました。

 

下から、

座敷の床となるベッドキットのクッション付き板(ベッドマット)

→ゴザ

→3cm厚の高反発マット

→厚手シーツ

→薄手シーツ、

となります。

 

通常は、数泊程度なら一番上の薄手シーツのみを洗濯すれば良く、長旅ではその下の厚手シーツも帰宅して洗います。旅先で一番上のシーツが不快になってきたら、大きめのバスタオルをシーツ代わりに使用します。

真夏なら、このバスタオルがいちばん快適!掛け布団としても有効ですね、汗を吸ってくれますから。

 

 

 

 


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妻はもたれるのを嫌がりますから、広いところでお姉さん座りをして寛ぎます。

私は、テレビに正対して旅館座椅子にもたれて玉露などをズズッと。

夫婦それぞれのサイドにもの置きとコップホルダーを作ってありますから、「それ取って」などの依頼をせずにすみます。

 

この後妻と買い物に行き、ゆっくりと調味料を探したいというので私は車内待機。

あまりの寝心地の良さに直ぐに深い眠りに就き、妻からの電話で起こされました。レジへ行くためです。

 

このように、キャンプや長旅だけではなく、日常に溶け込ませて寛ぎの場所として、大いに活用しとります。

2019.7.14

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

車中泊と車上生活の違いを明確にしたい/雑感 〜会話したいのなら相棒と、初見を楽しみたいのなら同じ穴のムジナ同士でどうぞ〜

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2019.7.12

どうも、シバク・ドワレです。

唐突に愚痴から始まりますが、化学療法の副作用がキツいときのガス抜き常套手段ですから、始めてご覧になった方は驚かないでくださいね。

「ドワレは毒舌」は、全国9900万人のブロガーには有名な事実です。

 

さて表題の、二種類のクルマでの寝泊まりの違いについて。

私は道の駅を停泊地によく利用するのですが、着いてソーラーパネルや網戸のセットなど、いかにもこれから寝ます!との行為をしていると、かなりの確率で団塊世代あたりの人に声を掛けられます。

どうやら長くその道の駅で滞在している人がベンチなどに座って駐車スペースを監視し、車中泊しそうな者には近寄るみたい。

時にはDQN風のイカツイ若者が、オッチャン何してるの?と問いかけてくる事もありますが、そのような時はすかさず、

「ワイにかまうな!向こういっときや」

といなしますが。

 

ほとんどの人は私の風貌に恐れをなすのか、

(末期がん患者のくせして熊なんです。妻は凶暴なる人喰いヒグマと呼びますが、とんでもない。ラブリーなクマのプーさんと自己申告♬)

そのままUターンするか、ものすごく柔らかな物腰で話しかけられるかなのでまあ良いのです。そんな時は、急いで準備をしなければ、夕飯の支度などに支障がでることを丁重に告げます。

人は歳を取るほど、自分の行動が世の中全ての動きだと思う傾向にあるようです。

その最大の例が、病棟でもアルアルなのが早朝早くに目覚めてしまうのか、夜明けくらいから外で他人を巻き込んで大騒ぎするなどです。

反対に19時頃に準備をしていると寄ってきて、もう寝る時間だよ、くるのが遅いよ!と説教を垂れる人もいます。

山のテン場やないんやから。

遅くまで外で騒ぐ人よりは良いですがね。

 

ところが車上生活者は温厚な人ばかりでは無く、中には高圧的な態度で勝手にこちらの車内を覗き込み、「マアマアだな」などと批評をするヤカラジジイも存在します。

 

妻が着替え中かもしれないのですよ?すかさず私は、

「アンタは独りもんの放浪者かもしれんけど、こっちは夫婦で仲良く旅をしとんねん。何がまあまあや、ほっといてんか!」

と、勝手に人の家を覗くな、との意で思いっきり弁舌爽やかに指導します。

 

おそらく同じ道の駅に何ヶ月も居候しており、自分がそこの主になったとの甚だしき勘違いをしているのでしょう。

もしくは、現役だった頃の上司癖が何年経っても抜けず、歳下と見るや肩で風を切るタイプかもしれません。

そんなもん、フリーランサー歴四半世紀の私には何の関係もありません。上司も部下も存在しない、クライアントさんとだけの仕事ばかりしているのです。

そんなヤカラにとっては、挨拶も無しにここで泊まる気かい!と言いたいのかもしれませんが、あんたはヤクザか!

アンタがヤクザなら、私はクマと一匹オオカミのハーフ、妖怪クマカミです。

縄張りなど持ちません。自ら他人に威嚇しなければ何もできないほど度量の小さい妖怪だとは思っていませんが、妻を攻撃されそうな時は、グリズリーに変身できるトレーニングは積んでいます。腕では無く、理論武装ですが。

 

これは道の駅だけでは無く、北海道や九州の無料、若しくは低額キャンプ場でも見かけた光景でした。

一昨年の夏に北海道を訪れた時はオートバイツーリングでしたから私には声掛けはありませんでしたが、軽バンにずっと定点寝泊りしているワケあり風の放浪年配者が、ミニバンで車中泊しようとしていたファミリーに声をかけていました。

邪推ではありますが、おそらく同じ低レベルの声掛けだった事は、ファミリーの主であろう男性の戸惑いを見たら判りました。

 

中には、車中泊モン同士仲良くしましょう!情報を交換して良き改造や寝泊り場所を共有しましょう、との考えの人もいるでしょう。

 

しかしながら、私は既にキャンピングカー(車中泊)歴30年を優に超え、改造の知識はもう要りませんし、人に教えるタイプでもありません。

何様やねん!偉そうに!と思われても、事実なんやから仕方がない。

このブログで愛車キャラバンの造作や、旅のキャラバンの工夫、物品の紹介をしていますが、それは読んでくださる有難い方々のためであり、現地で頼まれてもいないのに押し付けるのとは根底から違います。

 

私には車上生活を同じ場所で長期滞在し続ける人が、車内を快適に過ごすようカネをかけてまで改良を施したりするようには見えません。

車外でのパンツ干しに始まり、助手席にはゴミの山、スライドドアを開けたら醤油と油の臭いが周囲にまで広がっています。

そんな環境で、私がキャンピングカー改造のいったい何をアドバイスすれば良いのでしょうか。

下へ続く

邪魔されない自由な感覚が旅最大の楽しみ 

寝泊り場所にしても、疲れ果てるオートバイツーリングなら最適な場所の情報はありがたいですが、キャンピングカーなら自分の考えで初めてそこに訪れてみて、当たるか外れるかも楽しみのひとつです。

 

何もかも人の知識に頼る旅なんて楽しいでしょうか?それなら、ガイド嬢が旗を持ったバスツアーのほうが道中飲酒できる分、楽で良いかもしれない。

それは極論でしょうが、とにかく私は現地で車中泊モン同士の会話はしません。

理由は主に冒頭のシーンですが、楽しい人との会話だとしても、盛り上がれば声も大きくなって周りの人の迷惑になるからです。

大半の道の駅で許される本来の意味の仮眠とは、長距離運転に疲れたドライバーが安全のために休むこと。

それを滞在者が妨害するなど、犯罪に近き行為だとさえ思えます。外にイスを出したり、例え立ち話でも皆で楽しむキャンプ行為はご法度なのです。

 

それがオートバイツーリングなら、日本一周などの放浪生活だとしても、お互いの自由を尊重する気風が全国的にあります。

ケモノのように、お互い一定の間隔を空けて尊重し、なにかのキッカケで(やはり車種が多い)話が弾んだら、盃を交わし夜を忘れる、となる事が多い。

それでも、夜寝るのも朝起きるのも早いのが登山者同様のツーリングライダーですから、周りが総て寝静まる頃にはそれぞれのテントへ退散します。

道の駅でテントを張るバカライダーも居ますが、そんなのとは関わらない。

 

しかし、ライダーではなく四輪での長期滞在者を見れば、先述のように軽バンを筆頭にボンゴなどのシートを倒しただけの車内で煮炊きをして、フライパンやガスコンロと酒ビンや食材が散乱状態。

外には恥ずかしげもなくドアミラーに下着のパンツを干し放題。

そんな人と会話を楽しめるほど、私にはボランティア精神はありません。おそらく寄ってくる最大の目的は、暇つぶしでしょう。何ヶ月も独りで車上生活を送ると、人恋しくなるのは判ります。

が、私にはそんなの関係ねぇ!

 

これらはほとんど総てが道の駅でのエピソードであり、高速道路のサービスエリアパーキングエリアでは車上生活者など見かけた事はありません。当然ながら道路同様にSAPAもNEXCOの有料管理部分であり、夜間も巡回が頻繁に行われていますし、何よりも長期滞在などできません。

 

車上生活をする方に告ぐ。

もし配偶者がいるなら、自分の伴侶であるその配偶者を誘ってください。そして、車内で二人で語らって下さい。

「車で寝泊りなんて、そんな恥ずかしい事できるかいな。アンタがおらんとせいせいするから、どうぞ独りでさまよってきて」

などと三下り半を突き付けられたなら、潔く離婚したらどうですか。

 

などとお節介で出しゃばりな事を現地で申す事は一切ありません。

よっぽど言うたろか、と思う時もありますが、それこそ何の利益も生まない非建設的な議論をするくらいなら、貴重なる旅の夜、妻と会話を楽しみます。

 

少々熱くなりましたね。

しかし、吐き気は少し治りました。

やはり人間、体裁ばかり気にして思うことも言えないより、好きな事を吐き出すのが自然の摂理に適っているようです。

少なくとも、言論自由の騎手である私にとっては。

 

実名記載の文章で思い切り書きたい事を書く人を見ると、さぞかし快感やろなぁと羨ましくもあります。

高校生の頃、その歯にもの着せない世間ぶった斬りに陶酔した、「だいたいやねぇ」の竹村健一さんが先日お亡くなりになりました。

バラエティ番組ではビートたけしさんの毒舌のほうが人気だったみたいですが、私にとってはあんなモン、単なるお笑いのネタでしかありませんでした。当たり前か、漫才師さんですから。

 

竹村氏の晩年のことはまったく存じておりませんでしたが、きっと草葉の陰、いや陰ではなく閻魔様と並んであの世の表参道で世相をぶった斬り続ける事でしょう。

合掌。

 

私は現在ブログでは治療の都合などで匿名にせざるを得ませんが、いつの日か出来得るなら実名をさらけ出して、文責を有しながらクダを巻きたいものです。

それがほぼ引退状態ではありますが、ジャーナリストの端くれ中の端くれ者の願いです。

2019.7.12

 

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車載発電機 と 車中泊の電気対策 / グッズ紹介 〜騒音に気づかぬようならこの身の終わり〜

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2019.7.12 機材案内

どうも、シバク・ドワレです。

私の昔からの無二の親友、ヤマハのハツハツ(ガソリン燃料発動機式発電機)を改めて紹介します。そう、いつも一緒に行動する訳ではないけど、いざという時に頼りになる素敵な友だちなんです。

形式はYAMAHA EF9HiS(一般的にカタログに出てくるEF900iSと同等品・ホームセンター向け)で、最大出力900Wの小ぶりかつ軽量なヤツです。

 

 

あまりに可愛いので、盗難対策としてワイヤーキーをホイールやバンパーなどにに通してロックしています。

 

同じヤマハやホンダからも、信頼性の高い1600Wのモノも販売されており、家庭用エアコンや電子レンジを快適に動作させるにはそちらが適しています。

しかしあまりにも巨大で重たいので、私のバンコンバージョン・キャンピングカーであるロケバンには分不相応であり、選択肢から外しました。

 

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用途としては、最も重要なこととして、サブバッテリーへの充電が挙げられます。

過去記事で再三述べていますが、私はマンション6階暮らしであり、自宅での充電が困難なのです。

RVパークやAC100V付きオートキャンプ場で充電する手もありますが、経費がかさむのと寝泊まりの場所が限られるデメリットがあります。長旅で余裕があれば立ち寄ることも可能ですが、2泊や3泊程度なら、やはり目的の遊びに近い停泊地を選びたいですからね。

主に高速道路のSAPAで使いますが、NEXCOさんには悪いですが、そのためだけにパーキングを挟んだ一区間だけを利用することも多々有ります。

ソーラーパネルも装備していますが、巨大なブツではありませんので、悪天続きだと効果を発揮できません。

 

後の用途は、サブバッテリーに負担をかけることなくテレビやオーディオを楽しんだり、常に必要な照明を灯したり。もちろん、iPhoneiPad AiriPodApple三兄弟と、その実父であるMacBook Airの充電にも欠かせません。

 

似たような発電機には中国製などの安価なものも多数出回っていますが、耐久性と発火などに対する信頼性から、国産をお勧めします。

発電機には、業務用で照明専用などに用途が限られる物と、車載用や災害用などの正弦波インバータ内蔵のものがあります。

 

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デジタル一眼レフのバッテリー充電や、パソコンやオーディオなどの精密機械を使用するなら、値段に騙されず、必ずこの信頼の高い正弦波インバータ付きの物にして下さい。

機械によっては、擬似正弦波だと故障の原因となります。

 

DC12VをAC100Vに変換するインバータも、電化製品を使用するなら正弦波のもの一択です。しかしサブバッテリーの容量が足りないからハツハツを使っている紹介ですから、ここでは触れません。

 

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私はオートバイ同様、ホンダとヤマハでかなり長い間レポートを研究したりして比べましたが、このヤマハに付いているエコノミー(静音)モードが決定打となり、選択しました。

 

画像にある、エコノミースイッチってやつです。

スイッチのオンオフで、最大900W程度の高出力までのフル機能と、300W程度までに抑える低出力モードに切り替えることが可能です。

ホンダのほうのは、少しですがうるさいようですし、燃費も比べると悪いみたい。

 

燃費は、車のように1Lで何km走るとかの指針は表せません。

レギュラーガソリンが満タンで2リットル程入るタンクが内蔵されていますが、エコノミーモードにすれば夕方から朝まで、つまり12時間程度は充分持ちます。使う電化製品にもよりますが、東芝REGZA22インチ(電力消費量56W)を寝るときに消して、充電関係だけにしていれば、出発までいつまでも止まる気配すらありません。

この辺りは一定のエンジン回転をするのではなく、電力消費とエンジン回転数が比例しているようです。素晴らしい機能です。安価なものだと、おそらくその辺りに差が出てくるかと思慮されます。

 

夕食が終わって、さあくつろぎタイム。

その後、深夜になりサブバッテリーへの充電は継続しながらも、もう寝ようかな、って時にガス欠して補充するほどめんどくさい事はありません。

 

本来は名前が示すように低燃費にするための機能ですが、それに伴う嬉しい副産物として、静音になります。この静音(低出力)モードは本当に静かで、近くでディーゼル車がアイドリングしていたら紛れて聞こえないくらいです。

しかし、キャンプ場はもちろんのこと、道の駅ではトラックやヤン車などの排気音の有る無しに関わらず、私は使用しません。民家が隠れて見えない位置に存在する可能性がありますし、まあ全国を通じて夜半は店舗営業が無く、静かだからです。

この排気音の大小は、車中泊にて発電機を使うにあたってはとても重要な要素です。ガソリンを1リットル多めに消費したって大したことありませんが、騒音で迷惑はかけたく無い。

その点からは、昔流行った2サイクルの小電力発電機や、カセットボンベを使用するタイプのものなど、パパん!パパパン!とこの上なくうるさくて、とても人がいるところで使えたもんではありません。

 

このエコノミーモードには、もう一つの優れている点があります。

モーターが付いているような家電、例えば家庭用冷蔵庫などを作動させるときには最初に電源をオンにすると、起動電流と呼ばれる大電流が流れて、それが冷蔵庫のサーモスタットの働きに依り温度を一定に保つために結構な頻度でオンオフを繰り返します。

おうちの冷蔵庫も、昔のやつはインバータなどありませんでしたから、時々ブルブルっと震えてましたよね。アレです。

 

その時に、一時的ではありますが300Wを超える電流を必要とするのですが、瞬時に発電機側で判断して通常(高出力)モードに切り替わり、必要無くなれば元のエコノミーモードに戻ります。

これは地味ではありますが、いちいち車外に出てスイッチの切り替えをしなくて済みますので、非常に役立つ機能です。

 

ネガティブな面としては、防水ではありませんから、雨天だと使えない点でしょうか。

最初から悪天が判っている時は、高速道路に乗らずに道の駅で寝るので良いのですが、天気予報は抜群で晴れているからハツハツを焚いたのに、急な天候不順がスポット的に発生した場合は、カッパを着込んで車内へと収納しなければなりません。

しかしエンジン停止直後は熱い上にまだ残留排気ガスも出ますので、しばらくクールダウンしてから持ち込まないとなりません。

 

それがゲリラ豪雨なら、私に傘は差さず、大事な親友のハツハツに傘をかけて守ってやります。う〜ん、我ながらオトコやな!

濡れて壊れたら修理費高く付くからね。

多少のにわか雨がかかったくらいでは、青いプラカバーがありますから大丈夫ですよ、御心配なく。

 

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あとは、運転100時間ごと程度に、エンジンオイル交換が必要で、それを怠ると寿命が縮まります。

エンジンプラグの交換も適宜必要ですね。この辺りは内燃機関ですから、オートバイや四輪と同じです。私はマイエンジンボートを所有していましたから、100ccくらいまでの船外機や発電機のメンテナンスには慣れている方です。

 

必ず運転後にしたほうが良いのが、タンクからのホースとキャブ内のガソリンを燃焼し尽くしてから仕舞うこと。

できればタンク内のガソリンも空にしたほうが、車載しますので安全ですし、キャブへのラインに残存燃料が生じるのを防げます。

 

なぜキャブなどにガソリンが残るといけないのか?

最近、いやけっこう昔から四輪も二輪もキャブレターが無くなり、電子噴射式に代わりましたので、キャブ自体を知らない人もいるでしょう。

答えは、ズバリ残存燃料が揮発して減って行くと、カーボンや煤などがパイプや室壁にへばり付き、まともな爆発ができにくくなるからです。

いわゆる高脂血症、血管にコレステロールが蓄積して細くなり、ひいては心筋梗塞を起こしてエンジンが始動不可になるからです。

 

そのため、タンクをガス欠に追いやるまでエンジンを掛け続けたままならそのままでもよいのですが、移動のためや夜間の防犯のためなどでガソリンを使い切らずにエンジンを停止する時は、まずはタンクのガソリン注入口の蓋に付いているバルブを締めます。

次にヤマハの場合フロントパネルに存在する燃料コックをオフにして、そのままエンジンが自然に止まるまで掛け続けます。もう忘れましたが、ホンダの大ヒット作のEU9iには、燃料コックが無かったのもヤマハを選択した大きな理由でした。今は付いてるんかな?

 

そうすることにより残存燃料は綺麗に燃やし尽くされていますから、心配要りません。

こうやって文章にすると長く感じますが、燃料コックを閉めてから3〜4分で止まります。その間に、寝る前なら歯磨き洗面などをすれば、ちょうどよい塩梅で収納できます。

朝なら部屋の整理と身仕度ができますね。

下へ続く

知ってて損はないと思います。酒のネタに。

蛇足で本文とは無関係ですが、予備知識として。

この作業を海用ボートの船外機で行うとしたら、スクリューが付いているシャフトの上まで漬けることのできる巨大ポリバケツを用意して水道水を浸し、そこに着けながらエンジン停止を待たなくてはなりません。

何故なら、船外機は海水をスクリューを回す動力を用いて吸い上げて、シリンダーに注水してエンジンを冷やしている水冷エンジンなので、海から上がってそのままで放置すると、ルートに塩が詰まってゴアゴアになり、海水が汲めなくなってオーバーヒートしてもうかからなくなるからです。

山奥のオートバイエンストも怖いですが、大海原で岸から離れているときにエンジンがかからないときの恐怖はかなりのものです。

この事後メンテは、ハツハツと違って、大変な作業でした。船長、キャプテンの仕事は多いのです。オンナを口説くだけが仕事ではありません。

 

どうですか?

 

機材紹介でコマーシャルなのに、ずいぶんとめんどくさくてたいそうな取り扱いであることを書きましたね。しかし、なんのグッズでもそうですが、売らんかなと思うばかりにメリットだけを紹介する記事は、私は信用していません。

何が良くて、どこが不都合なのか。

できたら、使ってもらう人に納得して買ってもらいたいと思うからなんです。

 

やっぱり発電機なんか不要ですか?

私も、日頃のロングキャラバンに於いて、使うのは平均2割程度の頻度です。10日旅をしたら、多くて2〜3回かな、使うのは。

 

しかし、南海トラフ地震を筆頭とする大災害による停電や避難生活に備えて、ロケバンと燃料さえあれば夫婦二人が生き延びるライフラインと食糧・水の備蓄はしてあります。

その一環としての、発電機と水洗トイレの積載なんですよ。発電機は学校のグラウンドでは可動できませんが、少し離れた公園の駐車場なら大丈夫です。

あくまでも有事の際にしか民家がありそうな所では使いませんが、そのような時のために、静音モード付きの機種にしました。

 

ああ、一生、遊びだけで使えますように。

2019.7.12

 

ロケバンリフォーム・JBLスピーカー搭載/座敷改装/自作 バンコン キャンピングカー 〜誰がために音は鳴る〜

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2019.6.3 キャンピングカー自作日誌

どうも、シバク・ドワレです。

告知通り、ロケバンを改装しました。疲れた。。。

今回のメーンテーマは、「音」です。

と言ってもフルコンポを車内で組む金も無ければスペースも無いので、スピーカーにだけこだわりを入れました。

オーディオは上を見上げれば果てしなく青天井の世界ですので、身の丈に応じたレベルで良いものを模索しました。入院中なので日本橋に聴き比べに行くことも叶わず、全部クチコミからのチョイスなんでいい加減なもんですが、私のオーディオセンスなんてそんなもんです。

 

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カーオーディオではなく、家庭用に絞って検討した結果は、JBLのスタジオ230ってやつです。

低音重視。

 

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こちらは現在自宅に置いてある、大学生の時にバイトで買ったBOSEのスタジオモニタです(型番失念)。

もう35年くらい経過していますが、まだまだ現役で良い音を聴かせてくれます。

こちらは高音がきれいに出る、どちらかと言えばいわゆるシャリシャリなんですが、私はマンション暮らしなのでこれくらいが限界。

このスピーカーでさえ、とても音量を上げることはできません。

 

それで、ロケバンに低音が響き渡るスピーカーを積んで、人から離れたところで鳴らしてやろうと思い立ったのです。

それをカーオーディオの、おばけみたいなどでかいスピーカーでドンドン鳴らすとウーハー族に成り果てますので、あくまでも別荘に仕上げた室内で、家庭用にこだわったのです。

下へ続く

能書きはこれくらいにして

さて、今日の作業を時系列で進めましょう。

 

before

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after
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前回の模様替えで作り上げたクルミ原木のカウンター。

気に入っていますが、オーディオ設置のため、ズバッと取り去ります。しかしムダにはしません。あとで登場しますので、御心配無きよう。

 

ロケバン購入以来、床の造作は前車のグランビアから流用した木材を脚や根太にして、適当に仕上げていたものでした。

下の画像、ベッドマットを敷いたのが今回仕上げた完成図ですが、昨日まではこのベッドマットも右側二枚しか敷いておらず、左側は余った端切れでツギハギにしていました。

早く手直ししやなあかんなあと思いつつ、なかなかできていなかったのですが、ようやくこれでロケバンの広さを活かしたお座敷完成。


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これからは、マットをズラすだけで床下収納庫内の装備にも簡単にアプローチできますので、座敷やダイニングから荷物を減らせます。

積んでおかなければならないが、頻繁に使うモノでもないキャンプギアなどは、総て床下へ。


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こちらは最後部から見た様子。

間の2本だけ色が違うのは、今日作業前に仕入れに寄ったホームセンタービバホームにて、3mの防水1×4を端材として売っていたのを買ったものです。

節が多いとの理由で半額以下の¥380で売っていたから思わず買いました。防水である必要はまったくありませんが、安いのでつい。


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さあ、再登場しましたよ、クルミカウンター。

これは大掛かりに飲食をする時のバージョン大袈裟仕様。

カウンター裏に折り畳み脚を装着しましたので、貧相な食事で済ます時にはこのでかいカウンターは使用せずに折り畳んで最後部に立てかけておき、他の小ぶりなカウンターを使います。

後ろに巨大なカウンターを立てかけても寝られるのです、チビですから。

 

カウンター下に写っている原木は、今までベッドマット代わりに床板に使っていたもの。サブカウンターにでもしようかと思い置いてみましたが、邪魔なだけなのでやめて撤収しました。

 

次に、ダイニングの棚を改良します。


下の画像にあるように、いままでは座敷右前に巨大な白い収納庫が置いてあり、それをベースとしてテレビ用の棚を作っていました。

 

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さすがにこの収納庫では大きすぎて邪魔なのと、他が総て木肌を活かしているのに白色が気に入りませんでした。

 

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そこで、ロケバンを購入した当初導入していた天然木製品の小ぶりな収納庫を再使用し、それをベースに付け替えます。

まるで高速道路を作りかけているみたいですね。そんなエエもんちゃうか。


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できました。

元々あったものの手直しですから、楽ちんです。


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前日の記事で特集した、ロケバンでの東芝REGZA

前へ後ろへ、右往左往していますが今回はギャレーの上に鎮座しとります。

 

一見、ギャレーの天板に固定しているようにも見えますが、そうするとギャレー天板下にある収納庫が使えなくなりますから、ある仕掛けをして置いてあり、落ちないように工夫しています。

その仕掛けとは企業秘密でもなんでもなく、単に写し忘れただけです。


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さあさあ、これが目的であったオーディオをセットしましょう。

アンプはSONYのCDMDチューナーのオールインワン。JBLを鳴らし切るには役者不足ですが、仕方ありません。

ONKYOと2つ似たようなのが自宅にあるので迷いましたが、とりあえずSONYから試してみます。


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雨が降ってきたので寝具を取り込んでから写したので判りにくいですが、JBLは最後部の左右、しっかりと間を空けています。

アンプは私が寝るほうの右側の窓寄りにベタ置き。滑り止めの細工をして、吹き飛ばないようにしましょう。

音源は主にiPodを接続し、あとはMDかな。

クラシックとジャズを基本に、中森明菜なんぞも聴いたりします。


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やあやあ、完成しました。

よく見るとスピーカーとアンプが写っていますので今までとは違うのですが、それを除けば5回くらい模様替えした内のどれかとソックリです。

 スピーカーが巨大なので室内が狭くなる懸念がありましたが、サイドにあった大きなカウンターがなくなったぶん、却って広くなりました。めでたし。

 

どうやらロケバンの室内は、ルネサンスしながら完成まであと200年はかかりそうです。偉大なるガウディに敬意を払いつつ。

2019.6.3

 

追記:6/3.早速妻と弁当を買って試し喰い。窓を開けたら爽やかです。

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ロケバンリフォーム番外編・材木オークション落札戦法/自作 バンコン キャンピングカー 〜サクッと落ちても送料注意〜

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2019.4.8 ロケバンの改良内情

どうも、シバク・ドワレです。

たびたび、旅のための車内リフォーム記事で騒がせとりますが、カリフォルニアのオレンジさんから、アンタいったいどうやってあんな木を仕入れてるんや?めっちゃ高いんちゃうのん?とご質問を受けました(彼はそんな柄の悪い話し方はしません、ご丁寧な質問でした、失礼)。


原木を仕入れた、などと毎度たいそうに書いてますが、実はぜんぶ日本でいちばん有名なネットオークションからなんですよ。
住まい・インテリア→材料→木材などのジャンルに、山ほど出品されています。
価格は激安で、先日リフォームしたバーカウンター記事のクルミ一枚板は半額セールをしており、1.4m×0.32mの物が開始価格の¥2500で落ちました(上画像の上のカウンター・分厚いやつ)。


誰も入札していないのを狙うのが秘訣で、表皮が付いているようなのは避けられ易い傾向があり、やはり綺麗に仕上げてある一枚板は高値が付きやすいです。
中には¥100スタートとかで、そのまま落ちる事もあるんですよ!製材業者としては、家具屋向けなどに製材した余りの端材を、タダでも良いから吐き出したいとの思惑があると思われます。

 

問題は送料で、私は1.5mほどの板でも¥1000前後で宅配してくれる良心的な業者に的を絞っています。中には送料で儲ける出品者もいますので。

悪質では無くとも物が大きいですから、普通の宅配便だとどうしても高くなる傾向があり、いかに製材業者が運送業者と安く契約しているかに尽きると思われます。

 

当たり前ですが、出品者の住所が自宅に近いほど安く上がります。忘れがちですが。

現在のマンションリビングに自作した、古杉大木のカウンターはあまりに巨大で重たく、京都のある市からの出品でしたから直接引き取りに向かいました。発送してもらったなら、おそらく万単位の送料だったと思います。

なんのオークションでもそうですが、物品価格の安さに飛びついて、送料で目ん玉飛び出ないようにしたいものですね。かく言う私も、20数年前のオークション初心者の頃はそんな事がありました。

 

オークションの怖いところは、来てみないと実物が判らないところでしょうか。

写真撮影を業とする私が言うのもアレですが、デジタル画像は加工しなくとも実際より綺麗に見えるもんですし、彩度やコントラストをいじられた日には、およそ実物とかけ離れたブツの写真が掲載されていたりします。

オートバイやクルマなどはこの傾向が強いようですね。

蛇足ですが、私は風景画や鉄道、建築物などの画像を加工するのが大嫌いで、特に彩度は余程のことが無いと触りません。触っても明度とトリミングくらいでしょうか。

撮る前にホワイトバランスを調整するのが当たり前ですし、そうでなくてはせっかくのプロ用機材が泣きます。また、真実を写すのが写真、とのポリシーに反しますので。

 

私は20年前まではアンバーやシアン、CCなどのゼラチンフィルターを駆使してポジフィルムで生計を立てていた、老年性現況忠実再現写真愛好家(写実主義とも言う)ですので、インスタ映えとやらのケッタイな写真を撮ろうとは思いませんし、興味も惹かれません。妻も同意見です。

彩度やコントラストを極端に触り、超広角を多用したドギツイ画像はもはや写真では無く、マンガです。

下へ続く

話戻して

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特に木材は、水で濡らすとまるで念入りにクリアニスで仕上げたかのように木目が美しく写りますので要注意です。

届く頃には当然乾いていますから、シラーっと無機質な木肌にガッカリする恐れがあります。

良心的な出品者なら、水打ちしてあると注釈を入れてあります。

この画像は先述のクルミですが、これはクリアラッカー二度塗りで仕上げる前と後の撮影です。

これの出品者は、水で濡らしてほぼ三枚目の状態を掲載してありましたが、きちんと注釈付きでした。私はクリアラッカーで忠実に再現しましたが、水で濡らしただけだと乾くとこれほど白くなりますよ。

 

価格的には大したことない材木しか入札しませんので、今まで詐欺に遭った事はありません。

しかし中には貴重な屋久杉や黒檀などで何十万・何万円もする木材も出品されていますから、そのような物を仮に入手したいなら、現物を見せてもらえる業者を選び、可能なら大工さんなどに目利きをしてもらうくらいの慎重さが必要ですね。

鑑定書などありませんし、付いていても個人が勝手に書いても意味無し。

窮鼠猫を噛むではありませんが、この不況時代、食うに困って人を騙す事を簡単に考える悪人も中には存在しますから。

 

しかし、木材に限らず趣味の雑品のほとんどをネットオークションや通販で購入してきた私。

嗚呼、今までどれくらい運送業者に利益をもたらしたのだろう!

日本の物流業界を陰で支えているのは私だ!

2019.4.8

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

ロケバンリフォーム・バーカウンター更新/自作 バンコン キャンピングカー 〜暮れなずむ、夕陽を浴びて一献たしなむ〜

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2019.4.3 自作キャンピングカーリフォーム

どうも、シバク・ドワレです。

入院も6日目、ぼちぼちロケバンリフォーム虫が蠢き出しました。春に虫虫と書いて、うごめく。まさに今の私をよく言い表わしておりますな。

それはそうと、このリフォームが終わった深夜、ぐっすりと寝ていたら水様便をそそうしました。せっかく尿漏れパッドとスポーツタイトブリーフを持っているのに、もう収まってきたので油断しました。

とにかく便意もなしにジワジワっと勝手に出るんですよ。アブラボウズを食ったみたいに。

可愛い可愛いナースのN村ちゃんを呼んで布団を替えてもらい、事なきを得ましたが。ナース万歳!!

 

さて今回は、完成写真では以前とあまり変わりません。ロケバンの座敷、リアから運転席に向かって右側を我がロケバンモールのフードコートにしているのですが(当ブログトップのイメージ画像)、以前は小さなカウンターやテーブルの集合体だったのを、大きな一枚板に変更したのです。

ついでに、下の片側に収納家具を配置して、乱雑になりがちな小物を収めるようにしました。

 

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今回導入したのは、胡桃(クルミ)の原木。

毎度そうなんですが、私はきれいに断面を仕上げて高価になった板は買わずに、ほぼ裁断されたままの原木を仕入れます。

本来ならカンナをかけて磨き上げるのが定石ですが、私がそんなじゃまくさい事をするわけが無い。

 

ただ、超絶お気に入りで前車グラの時代からブログに度々登場している、イヌマキカウンターと調和をとるためにクリアラッカーのみ塗布することにしました。

 

裁断したままと言っても、木表や木裏の断面はとても滑らかで綺麗です。

が、横の表皮はその辺の山で伐り倒された樹々そのもので、皮こそいちおう剥いでありますが虫が這い出てきそうなほどナチュラルですので、スクレイパーを用いてガリガリとならして行きます。

 

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いちばん上の画像が、クリアラッカーを塗る途中で、いちばん下は二度塗りしたあと、乾かしている時のものです。

杉や樫の木などに比べると、檜や胡桃は白っぽいので、濡らした感じに仕上げるためにクリアを吹き付けました。

オイルステインや濃いニスなどを塗ってしまうと、せっかくの原木の風合いが死んでしまいますので好きでは無いんですよ。そのあたりは、アメリカ在住の偉大なる日本人造形アーティスト(心底そう思ってますだ)のオレンジさんなら解ってもらえるかな?

 

横の表皮には、春に虫虫が蠢かないようにたっぷりと塗り込みました。

 

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先ずは、以前の調度品の数々を撤去して、床を出します。

バラバラに並んだ板に、なんの意味もありません。単に、根太だけだと隙間が開いてしまうのを、家にある切れ端で埋めているだけです。 

 

ロケバンを購入する時に仕入れていた、ホワイト合板のテレビ台。五百円も出して買ったのに、長い間休眠状態でした。

ようやく陽の目を見て、燦々と陽を浴びています。木目の中にこれだけ白でちょっと浮いていますが、私自身が世間から浮いていますので、まあ良いでしょう。

 

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けっこう重たい一枚板を、ヨッコラセと車内に担ぎ上げて据え付けます。

ええリハビリや。

 

右側(後側)にはベニヤ板の端材をL字金具で留めて、脚としました。この端材はグランビアキャンピングカーに付けていた棚板です。リサイクルぅ。。。

左側は、ホワイトテレビ台に載せて固定。

左右の高さバランスを取らないと使用時にストレスが掛かりますから、慎重に水平を出します。

 

思惑通り、左右に20cmの隙間ができました。

 

思惑って言っても、座敷の長さは180cmで、仕入れた板は140cmですから当たり前ですな。ちょっと私の勘が凄いかのようにオーバーな表現をしてみました。

 

右の隙間にはシュラフなどを詰め込むスペースとし、左にはボトルホルダーを設置しました。

センターには、これもかなり前から使用し続けているミニカップテーブル。走行中に座敷にいる事はありませんが、バータイムでもこのカップホルダーにタンブラーを入れておけば、妻がコップをひっくり返して寝床を濡らし、監督からこっ酷く叱られて泣きベソをかかずに済みます。

広いとは言っても、所詮は車中。やはり自宅のリビングと同じようにはいきません。それがちょっとの工夫でかなりのストレス回避ができるんです。

下へ続く

あっという間に完成

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もう完成しました。

リフォームとは、ちと大袈裟でしたな。今日こしらえたカウンターの前に、飲食時はイヌマキカウンターを置きます。

 

これでも車内幅は150cmありますから、座敷の長さ180cmと合わせて、2人用のバーカウンターとしては充分なスペースです。この状態でも二人余裕で寝られるくらい。

とまり木はなく、あぐらですが。

 

オーディオもテレビジョンもある、良き寛ぎ場所が進化しました。バーだけではなく、入院中の憩いの場所ともなります。

 

あ〜、ええ気分転換になった!

 

追記:ワインセラーが手前に出っ張っており、圧迫感があったので早速修正しました。思い付いたらすぐ実行しないと気が済みません。

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2019.4.3

 

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写真集 橋梁と都会のオアシス/撮影 〜赤き鉄橋、白や鏡のビルディング。それらは皆の憧れ〜

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2019.2.20 建築美

どうも、シバク・ドワレです。

私は、鉄橋やガラス張りのビルなどの現代建築が大好きです。

一見無機質な材料を使っている建築物にも、その造形にアートを感じてしまい、工学部に進学しなかったことを悔やむことさえあります。

 

もちろん、城を筆頭とする伝統的な寺社仏閣などの和風建築も大好きなのですが、それらや個人宅、また鉄道車両などを入れると際限がなくなりますので、今日はコンクリートや鉄、ガラスを用いた現代風の構造物だけを見て行きましょう。

 

まずは、高速道路の橋梁やジャンクションなどを、地上から見上げた風景。

 

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近年は高速道路網が急速に発達し、ジャンクションは複雑に交錯していますよね。

それらを逆光で見上げた時、官能的でさえあるその複雑な構造に、デザイナーの感性に感心することしきりです。

もちろん、デザイン優先ではなく実用本位なのでしょうが、私にはその動物的とさえ言える道路の絡み方が生を感じさせます。

 

次は、同じ高速道路でも長大橋梁。

 

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世界に日本の技術をまざまざと見せつけた明石海峡大橋を筆頭として、関門橋大鳴門橋と北海道以外の三島がひとつになってからもうかなりの時間が経ちました。

それらをオートバイで渡る時、あまりにも風が強いと恐怖さえ感じますが、やはり船便と違って陸が続いた安心感はなにものにも変えがたい至便さを、住民のみならず観光客へも与えてくれました。

いちばん下は、筑後川に架かる久留米市への橋梁。

変化に乏しく、飽きてしまう高速道路にもこのような造形美が間に挟まれば、退屈しません。

 

そして、一般道の橋たちです。

 

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遠くは九州阿蘇、山口の大島、三重の四日市、石川の金沢、京都の笠置、そして近くは大阪の新御堂筋と、さまざまな国道を彩るトラス橋たち。
鋼鉄の値上がりにより、近年ではコンクリート橋が多くなったのは寂しい限りですが、橋のイメージとしては、まず思い浮かぶのはこの赤いトラスではないでしょうか。

まだまだ全国各地に点在するその輝かしい歴史は、なんとしても少しでも多く写真として残したいと思っています。

 

そして、トラス橋といえば、鉄道ですよね。

 

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越すに越されぬ大井川の上流、井川集落への住民の貴重な足であり、今や全国区の観光地である、大井川鐵道井川線
この湖上のトラスの手前には、湖に浮かぶ駅もあり絶好の撮影スポットです。

また、車内から眺めた私のお膝元である京阪電鉄八幡市〜淀間の淀川上流三川合流地点に架かるトラス。

それと、非常に珍しい、全線コンクリート高架である大阪環状線の四角いトラス橋。

 

幼き心に憧憬として残っているのは、トンネルを出てくる蒸気機関車と、自由に赤い橋を渡る電車や気動車でしょう。

遠く離れた旅に出ずとも、案外地元にも風光明媚な橋があるものですよ。探してみてください。

 

そして、少し味気ない鉄道のコンクリート橋。言葉が矛盾していますね。

 

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これらはすべて、大阪モノレールです。

高速道路の高架橋とも似通っていますが、車両が走ると途端に魅惑的なるから不思議です。

下へ続く

 

少し大好きな橋から離れましょうか

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上から、JR金沢駅神戸港メリケンパーク近辺/神戸淡路鳴門自動車道・淡路サービスエリアの大観覧車です。

造形美との点では、橋梁に勝るとも劣りません。

これらがその真骨頂を魅せてくれるのは、やはり夕暮れからのライトアップでしょう。

これらをただ眺めるだけに、私は旅を続けています。

 

そして、画像はコンクリートジャングルでのオアシスへと続きます。

 

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これらは総て、西日本の経済・商業の中心地である大阪市北区の梅田界隈です。

首都東京との最大の差異は、この梅田は大阪国際空港(伊丹/ITM)の着陸コースに当たり、ビルの高さ制限により超高層建築物が無い点です。

しかしそれが幸いして、オートバイを路側に寄せるだけでこれらの素晴らしき建築物を総てアングルに入れることができます。

自宅からほんの小一時間もオートバイを走らせれば、これらの魅惑的なビルディングをカメラに収めることができるのは、幸せの極み。

 

直線を基調としたその造形は、レンズの性能を試すには持ってこい。

しかしこれらは業務用のメーンであるニコンD4やD3ではなく、総てiPhoneにて撮影したものです。

いかがですか?たかが携帯電話でもこれくらいの撮影はできるのですよ。

 

ビルが登場したので、大阪以外も紹介しましょう。

 

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上は、言わずと知れた新宿の都庁近辺。

ここには収まりきれていませんが、日本の高層建築を語る上で外せません。

 

下は、長年仕事でお世話になっている、毎日新聞社東京本社ビル。

皇居にもほど近いこの界隈、実は国会図書館裏の駐車場が激安なので、都内散策のベースキャンプとしているのです。

 

次は少々珍しいところを。

 

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上は、関門海峡を望む門司港駅近くの、門司港レトロハイマート。

最上階は展望室になっていますが、登ったことはありません。

 

下は、阪神高速湾岸線から環状線へと向かう地点にある、朝潮橋PA

なんども車中泊の錨泊地として利用していますが、この半円形の建物が大好きなんです。

 

そして、最後は私の現在の別宅である、病院です。

 

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このどこかルネサンス様式を漂わせる作りは、遠くヨーロッパへ遠征した元気だった頃を彷彿させてくれ、内部のアール・デコ調の造作は味気ない入院暮らしに花を添えてくれています。

 

逆境など、人間には無いのかもしれません。

どんな境遇に陥っても、考え方一つで幸せになり、不幸にもなり得る。

私は、これからもレンズを通して、いや、我が眼差しをしっかりと持ち続けて、心のフィルムに素晴らしき光景を焼き付けていくでしょう。

2019.2.20

 

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車中泊の料理 車メシ羅列/自作 バンコン キャンピングカー 〜即席も、ちょっと工夫でこの美味さ〜

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2019.2.18 車メシ

どうも、シバク・ドワレです。

戒厳令が敷かれて外出を控えるよう指導されているワタシ、まだまだ白血球数は少ない身の上です。

 

今日は車中泊やロングキャラバンでの、車内食事=車メシをお届けしましょう。

キャンプと違い車内ですから、凝った料理はなかなかできません。どうしても時間がないときはスーパーで出来合いの惣菜を買い、皿さえ出さずに済ませる事も多々あります。

さすがにスーパーの発泡トレイでは味気ないのですが、後の食器洗いを思うと、仕方ない。場所にも時間にも余裕がある時のみ、コールマンのホーロー皿などに移し替えて食べるようにしており、もっと余裕があれば自炊しとります。

 

それら全部を今日紹介する訳にもいきませんので、代表的なものだけダイジェスト版でどんどん送ります。ジャンルも内容もバラバラですが、撮影した時系列順に紹介しましょう。

ちなみに、私は調理が大好きなのでめちゃめちゃ、めっちゃめちゃ長いです。

 

それでは、早速。

 

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トップ画像とこれは、我が家のホームグラウンドである兵庫県北部、但馬地方で買い付けた黒毛和牛のステーキです。

多少肉を焼く匂いが車中に漂いますが、これは時間が無くとも可能な簡単料理の代表。私の車中調理の代表作です。

 

裏表両面にしっかりと塩コショウを振りかけて香りを付け、中火から弱火でじっくりと表面に火を通すのが車内でのステーキの秘訣。あまりにレアだと食中毒の元になります。

夏は直ぐに生肉の色が変質しますので、時間との戦いです。仕上げは、ポン酢かステーキソースを気分によりかけています。

 

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ステーキが調理の代表なら、私がスーパーで出来合いを買う時のメーンが、この刺身盛り合わせです。

いちばん上の時は、白米を炊いて丼に盛り付け、海鮮丼にしました。むかし若い頃は刺身のみをアテにして日本酒を呑むのが大好きだったんですが、病気の所為か年の所為か、近頃は寿司や海鮮丼など、米と共に食らうほうが好きになってきました。

 

珍しくノンアルコールビールが写っていますが、昼飯だからです。

 

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上のは造りでも、10種盛り合わせの豪華版。

しかも天然鯛やヒラマサ、中トロなどが入った贅沢な品です。下のテッサもそうですが、このような分不相応な車メシは、年に数えるほどしかありません。

 

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これらは料理と呼ぶほどではありませんが、焼肉です。

なるべく脂身の少ない赤身系をチョイスするののがコツで、そうしないと車内に煙は充満しますし、しばらく臭いがとれません。

 

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このように、モヤシを添えるだけで若干でも野菜を摂れますし、見た目もグロくなくなります。モヤシは安いですしね!

肉ばかりもなんですので、ウインナーを炒めて華やかさを演出。

 

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唐突ですが、番外編。
BBQと言えば、やはり焚き火を囲んでするのが美味しいですよね。これらはオートキャンプ場での一コマ。アジの開きなども焼いて、肉ばかりで食傷気味の口と胃を和らげます。

この炭火に勝る、車内調理具はありません。

 

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こってり料理のあいだに挟みますが、カップ麺は車メシの永遠の定番ですね。

冬はもちろん身体が温もりますし、それ以外でも湯を沸かすのみでしっかりと腹に溜まりますから、お手軽度No.1です。

身体にはよくありませんが、夜食にももってこいです。

経済的にもチャンピオン!

 

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これらは、カップ麺よりはひと手間かかっている袋麺や生うどん・そばなど。

いちばん上は、ど定番のサッポロ一番みそラーメンです。これなくして日本の冬は語れない!

 

うどんも、生のやつを調理すると、どん兵衛などに比べて天と地ほどの差が出ます。大した手間ではありませんから、私は朝や昼飯には極力カップ麺ではなく生麺を使用して舌を満足させています。

下のは、車メシの便利グッズ、アルミ麺シリーズの蕎麦編です。山菜そばだったのですが、惣菜コーナーで仕入れたかき揚げを載せて豪華版にしてみました。

 

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これは、私が勝手に袋麺のキングと決めている、東洋水産のマルちゃん天ぷらそば。

うどんの濃いつゆは絶対受け付けませんが、ソバは関東風真っ黒出汁が好きです。

同じマルちゃんのカップ麺、緑のたぬきとは似ても似つかないその旨さは、思わず東洋水産客相に電話して、廃盤にしないよう懇願した程です。

 

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こってりに戻り、ツーバーナーを用いた調理風景。

私の十八番、青椒肉絲です。

この時は夏のゲレンデ駐車場を間借りして外で炒めましたが、中華も焼肉と並んで臭いチャンピオンですね。毎日焼肉や中華を車内調理してしまうと、家の臭いが染み付いてしまい、車上生活者みたいになってしまいます。ファブリーズ必須!

青椒肉絲は自分ですべて味付けしますが、日本ハムの中華名彩シリーズは手軽で重宝しとります。

 

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こちらは冷凍食品シリーズ。
電子レンジを搭載しているときで、RVパークなどのAC電源を利用できる時は簡単にチンしますが、それだけが冷凍食品のメリットではありません。

長く車中泊を趣味としている人なら当たり前の話ですが、自宅やスーパーから冷凍食品をクーラーボックスや冷蔵庫に入れて保冷剤代わりに使い、泊地に着く頃には程よく解凍されているので、ササっとフライパンで火を通すだけで美味しくいただけます。

 

スーパーの食べられない氷を貰わずとも、ビールも飲みごろに冷えますので、一石なんちょうにも便利ですよ。あの無料氷って、ナイロン袋を二重にしてしっかり結んでおかないと、漏れて冷蔵庫が大変な状態になるんですよね〜〜。

 

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ええ歳こいて半額もんばかり羅列して、まことにかっちょ悪いですが、贅沢の帝王・生ウニです。

解説不要。


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こちらは、泊地に着くのが夜の9時を回る、前泊バージョン。

自宅にて簡単な夕食を済ませてから出発し、泊地では少量のつまみやおにぎりでOKです。ものぐさの極みですな。

 

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アテシリーズ第二弾、これまた私のおはこであるサラミのキューリ載せオードブルです。

これは地元の農家が星型に栽培した、特製きゅうり。こんな遊び心が車中泊にピッタリです。

 

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これは深夜の乾きモンたち。

昔は夜遅くでもこのようなアテが無いとモノ足りませんでしたが、最近はアテも不要になり、そもそも寝酒さえ要らない日もあります。

 

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そしてそして、アテの女王と言えるこの馬刺しをリーダーとした辛子明太子/辛子蓮根/高菜ピリ辛炒めの九州黄金カルテットです。

ちなみにいちばん上の画像は、長野県穂高町のJR穂高駅前の肉のまるとにて買った、信州馬刺し。どちらも甲乙つけがたい銘品ですな。

 

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車メシの定番で外せないのは、これら鍋物

おでん/すき焼き/トンしゃぶ/鴨鍋/うどんすき、などなどバリエーション豊富で、毎日違うタネにすれば一週間くらい続いてもへっちゃらです。

 

但してっちりなどの魚ちりやカニすきなどは、骨ガラが出るので車内では避けています。肉よりも魚の方が後々ニオイもたいへんですしね。

それらは、キャンプ時のお楽しみ。

 

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我が家に外せないのが、餃子の王将の中華料理。

持ち帰りできますので、最寄りの店舗で購入して車内でくつろぎながらいただきます。

下の画像は、真夏の盛りに道の駅針テラスに出向き、常設してあるテラスでマイ即席ビアガーデンをしているときのものです。大量のオートバイを肴にして、至福の時間でした。

 

やっと晩飯軍団が終わり

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こちらは、朝の様子。

食べない時もありますが、摂ってもこのようにパンとコーヒーくらい。貴重な朝の時間に、凝った調理はしない主義です。

三度三度のこだわり飯など、時間の無駄!

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昼飯には弁当が重宝します。
鉄板ネタのほか弁や、駅弁風名産品。富山名物ますのすしが凍ってルイベになっているのはご愛嬌。
時には、画像のようにとてつもなく割引になっている商品にでくわすことも。

 

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私の血液は、そのほとんどがアルコールで組成されている時期もありました。

最近では胃腸が弱っているせいか、めっきりビールが喉を通らなくなりましたが、他のものはまだまだ絶賛受付中です。

酒無くて、ナニが私の人生か!

 

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もちろん、さまざまな種類の酒が混じらないように、また車内に放置してあったグラスの雑菌を滅菌するために、すすぎは欠かせません。

 

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さあ、もうフルーツが出てきましたから閉店間際です。

はづきルーペをお尻で踏んづけるような若くて上品なおねいさんは居ませんが、心優しくお茶目な妻がいつも横でお話ししてくれます。もちろん同伴出勤ですし、アフターもバッチリ!

 

いかがでしたか?私の手料理と、スーパーの陳列品の数々。

美味しく召し上がって満足していただけましたか?

 

今日もよく食べ、よく呑みました。

ごっつぁん!

2019.2.18

 

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車中泊の電気事情/自作 バンコン キャンピングカー 〜転ばぬ先のライフライン〜

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2019.2.17 キャンピングカーの電源

どうも、シバク・ドワレです。

キャンピングカーやミニバンなどでの車中泊に、切っても切れないのが電源の確保です。

別に暖房やコンロなど無くともどうにかなりますが、車自体のエンジンルームにあるバッテリーを使ってしまうと再起動困難になりますので、先ずはサブバッテリー確保こそがキャンピングカーの最重要課題です。

サブバッテリーがあり、それに充電するシステムこそがキャンピングカーのキャンピングカーたるゆえんと言っても過言ではないでしょう。

 

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サブバッテリーなんぞなくても、100ボルトのコンセントを使えばいいんちゃうの?と思うなかれ。

そんな簡単には100VのAC電源を使える場所などありません。

強いて挙げれば、上の画像たちのような、RVパーク。これは一泊二日で平均¥2000程度を支払えば、その間AC電源が使えるシステムであり、同時に公認の車中泊スペースでもあります。

誠に便利なのではありますが、いかんせんまだまだ設置場所が少な過ぎる。各都道府県にひとつも無いのが現状で、中部や中国、九州に偏って存在しています。我が近畿など、2府4県に四つしかない。

これでは自由な放浪旅に使うのは困難で、そこへ行くのが目的になってしまいます。

 

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次に思い浮かぶのはAC電源付きのオートキャンプ場。

これは全国各地に存在しており、まあ様々な旅に使えるのですが、難点は利用料金が高い(¥4000〜8000程度)のと、アプローチが国道や高速道路から長く遠く離れているので、どうしても夜に着いて朝早く出発などはしにくい点です。そんな事したらもったいないし。

せっかく大枚をはたいてオートキャンプ場へ行くのなら、焚き火やBBQなどをしたくなりますよね。そのような屋外調理などをするとなると、逆にAC電源など必要なくなりますので、皮肉なもんです。

 

ですので、これらの公認車中泊電源システムを利用するのは、1週間以上の長旅に於いて、3〜4日に一度利用してサブバッテリーを満タンにするのが賢い利用法です。

 

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他にはこの画像にあるように、道の駅阿蘇には無料で夜間のみコンセントを利用できる素晴らしいシステムがありますが、そんな道の駅は例外中の例外。

各地の道の駅に広がって欲しいのが本音ですが、そうなると無料が故に利用者の質が下がり、我先にコンセントを奪い合うなどの二次的違法行為が生じかねませんから、なんとも悩ましいところではあります。

下へ続く

交流100Vが使えなければ 

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公的民間を問わず、施設の電源を使えないとなれば、先ず使用するのはこのソーラー発電パネルです。

画像下にあるように、快晴なら窓ガラス越しでも13.4ボルトくらいは発電量がありますから、早めに泊地に着いて遅めに出発、もしくは1日滞在できる泊地を選べば、サブバッテリーは12.5Vくらいまでは復活できます(出力50Wの場合)。

 

せっかく高価なディープサイクルサブバッテリーを積んでいても、このソーラーパネルが無ければ効果は半減します。いくら一戸建てやハイツに居住しており、自宅からの電源で充電できるとしても、旅先に自宅は持ってゆけません。

例え2泊程度の車中泊しかしないので空になっても困らない!との考えは間違い。蓄電池はどんなものでも減ったら直ぐに僅かの電流でも流して充電しないと、劣化が早くなります。

ですので、私はソーラーパネルと、走行充電ができるアイソレータを両方備えていますが、それがキャンピングカーのデフォルトだと思います。

 

但し、このソーラー発電システムを自作するには中学校理科程度の電気構造理解力が必要で、いい加減に組むと危険が伴います。

なんだ、中学生レベルかよ!と言うなかれ。

日頃から接していない学問は、寄る年波とともに綺麗さっぱり忘れるのが世の常です。

 

まあ、あまり難しく考えずに、ショップで組んでもらうとしたら、ディープサイクルバッテリー1台に¥20000、ソーラーパネルに¥20000、充電コントローラに¥10000、配線や設置工賃に¥50000、激安のカーショップだとしても計約10万くらい、キャンピングカービルダーだと店によっては30万くらいの投資は必要でしょう。

 

それを高く思うか安いと感じるかは、年間に於いてどれくらいの頻度で車中泊を行うかと、車内に於ける電気の大切さをどれほど感じているかによります。要らぬ投資を、流行りとの理由だけでする必要はありませんからね。

ちなみに蛇足ですが、私は総て自分で設置しますので、合計でも¥30000くらいで収まっています。

 

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よくキャブコンキャンピングカーの屋根の上にソーラーパネルを固定しているのを見かけますが、そうすると駐車位置・方角を気にしないとまったく陽が当たらず、画餅となりますから注意が必要。

私はそれがイヤなので、ルーフキャリアに固定するのではなく、フリーの状態にしていちばんその時に太陽光が当たる位置に設置するようにしています。

 

当たり前の話ですが、地球は回っていますから、同じ場所に駐車しているとどんどん日光は逃げて行きます。ですから、滞在中も適宜パネルの位置を迷惑のかからない範囲で移動させて、ヒマワリのような生活を送るのであります。

 

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f:id:acsekitori:20190216120746j:image さて、ここまでは真っ当な方法による電源確保でした。最後に述べるこの方法は、ベトナム兵並みのゲリラ戦術。

どなたにでも勧める訳ではありません。

それは、私の車中泊旅日記にたびたび登場する、発動機式発電機・ハツハツです。

私の愛機、YAMAHA EF9Hisは、およそ900Wの最大出力を発揮します。しかしながら、その最大出力を出そうとすると(そんな事家庭用エアコンでも使わない限り滅多に無いが)、さすがにエンジン音が喧しいです。そこで、約200Wくらいまでに電気使用量を抑えると、静音モードが使えます。 

 

そのモードなら、ホンダのスーパーカブが横でアイドリングしているくらいのエンジン音。大型トラックが深夜にアイドリングして仮眠していれば、こちらの作動音はまったく聞こえないですし、下手したら乗用車がカーエアコンのためにアイドリングする方がうるさいくらいです。

200Wもあれば、22インチの液晶テレビジョン(57W)を観ながら、LED照明5灯(25W)をフルに点灯し、AC充電器(50W)にてサブバッテリーを充電しながらノートパソコン(65W)を使うくらいの事はできます。

 

しかし、なんと言っても発電機。

キャンプ場では全面禁止ですし、やはり道の駅ではいくら山の中で民家から離れていても御法度です。高速SAでも駐車中乗用車のど真ん中で回す訳にはいきません。先述の長距離トラッカーたちがアイドリングしている近くで、ヒッソリと焚くようにしています。

 

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そんな苦労するくらいなら、夜早めに寝りゃいいじゃん!と思いますか?

しかし、冬のさなか、17時頃には真っ暗になる中、朝の7時に夜が明けるまでずっと寝てられます? 

テント用のランタンのみで、後は妄想するだけの夜を過ごすことも大切かもしれませんが、私はそんなまんじりともしない、猛吹雪の中の雪洞暮らしのような車中泊はイヤです。ボンさんの修行やあるまいし。

 

日中は撮影適地を求めて放浪し、美味そうな食材があれば腹に収め、絶景に心癒される。そして夜になれば無用な運転を避けるために、泊地にて錨を下ろして車内でくつろぎ、疲れを取る。

そのためには、電気はなくてはならない旅の友なんです。

 

有料施設のAC電源と発電機を上手く使い分け、どちらも不可の時にサブバッテリーを予備的に登場させる。そんな電気の使い方で、長旅を乗り切っています。

 

自分だけ良ければいいのか…になりますが、それは大災害時のライフラインにもなりますから。

2019.2.17

 

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キャンピングカーのサイズ/自作 バンコン キャンピングカー 〜大きくても小さくても、悩みは尽きぬ〜

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2019.2.16 キャンピングカー考察

どうも、シバク・ドワレです。

血液中の白血球数とこう中球数が激しく減少し、昨日の抗がん剤は延期になってしまいました。一回や二回飛ばすことより、重大な感染症に罹患するリスクを回避するためです。

まあ、これも治療の一環。嵐が過ぎ去るのをじっと待つことにしましょう。

 

さて、今日は過去にも度々触れている、キャンピングカーの大小サイズについて。

大は観光バスや20トントラック並みの、その辺のマンションより豪華なものから、小は軽トラの荷台にFRPで居住スペースを架装したものまで、百花繚乱です。

 

ちょうどその中間に位置するのが、私が自作したキャラバンスーパーロングハイルーフや、今やバンコンの代名詞ともなっているハイエースワイドスーパーロングハイルーフ。

それらと大きさはほぼ同じですが、2トントラックベースにFRPなどで架装したキャブコンがあり、バンコンと中サイズのキャブコンでほぼ国内のキャンピングカー需要を満たしているのが現状です。

 

大は小を兼ねるとのことわざがありますが、キャンピングカーに関しては当てはまりません。

何故なら、4トントラック並みに巨大なキャンピングカーを買ったところで、アメリカやオーストラリアならいざ知らず、こと日本では行動範囲が実に狭まります。

撮影したいと思える所や、有名観光地・高級旅館以外の秘密の素敵な泊地には、巨大なクルマを駐めるスペースなど無い方が圧倒的に多いし、魅惑的な山村や深山幽谷へのアプローチはめっちゃ細い道が大半を占めるからです。

豪華な設備に酔いしれて、道の駅やサービスエリアでの滞在しかしないキャンピングカーライフなど、私は年寄りになってもしたくありません。

下へ続く

小さいと取り回しは良いのだが 

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かつて我が家は、軽バンのホンダアクティで後部をベッドにして、夫婦でおしくらまんじゅうのような車中泊をしていた時期もありますが、もう戻れません。

いくら仲良し夫婦で、譲り合いやいたわり合いの精神が大事と言っても、狭いもんは狭い。

夜寝るだけならともかく、たかが120cmちょっとの幅・1.7mほどの長さで2人が食事やくつろぎタイムなどの生活を行うのは、無理があります。1人なら十二分に快適ですが。

 

その譲り合いがストレスになり、知らぬ間に険悪な雰囲気になったりします。

そんな精神的苦労をするくらいなら、オートバイでツーリングに出かけてビジホにでも泊まったほうがよほど癒しになりますし、4人用くらいのテントキャンプのほうがずっとマシです。 

軽の可愛らしいキャンピングカーは、やはりリタイア後のオトコひとりの県内ご近所旅とかに向いていると思います。高速道路もキツイですから。

贅沢な発想かもしれませんし、上を見たらキリがありませんが、狭い方にもモノには限度ってもんがあるんですよ。

 

狭いクルマだと必然的に泊まりで出かけるのが億劫になります。

しかし、せっかく買ったキャンピングカーなのに使わないともったいないから、と狭さを我慢して旅に義務感で出かけるなど、本末転倒も甚だしいと思えるのです。ましてや、それがブログのネタ作りのためならなおさら。

 

キャンピングカーは旅の道具であって、泊まりや食事を楽にするために所有するのであり、目的と手段を逆さまにはしたくありません。

ブログにしても、旅や遊びが楽しかったから書残すのだし、面白かった事を誰かに伝えたいから綴るのが本来の姿でしょう。

それが、まるで仕事の如く写真映えを求めて名所旧跡を必死で巡り、記事ばかり気にしてブログのために旅をして、肝心の心には何も残っていない。

そんな旅なら、まだ修学旅行のほうが素晴らしい。

 

狭くても頑張っている方には反論もおありでしょうが、私は闘病中のリラクゼーションとして旅をしていますので、悪しからず。

 

さて、物理的に狭いと危険なのが、車内での仕込みや煮炊きなどの調理です。

もちろん、これらは本来、キャンプ場以外では御法度のゲリラ行為。

道の駅などの場所によっては、車内で完結したとしても、調理禁止を明記してあるところもあります。ましてや、車外でのキャンプ行為などもってのほか。

 

そのため私は、火事と換気には最大限の留意を払い、外から見えず匂いも極力出さない車内調理を心掛けています。

なんでもかんでも完全禁止と受け取りそれに完全に従うとするならば、そもそも車中泊自体が禁止行為となってしまい、そんな旅はできなくなるでしょう。

看板に禁止と書いてあればその行為をしない。そうでなければ、周囲の状況に応じて行う。

マナーやモラルを遵守するなど、当然中の当然です。

 

しかし、未だに自動販売機から盗電をしている犯罪者や、駐車場が混んでいるのに自車の横にもう一台分スペースを陣取り、テーブルとチェアで食事をする行為を見かけます。

直接注意をしてケンカになるのもイヤですし、そのような無法者と関わるのも嫌いですので声は極力掛けませんが、あまりに酷ければ管理者に届けるか、夜間なら110番するようにしています。

キャンピングカーのなかにも悪い人はもちろん存在しますが、主にこのような悪事を働くのはミニバンなどの無改造車中泊者であり、無改造ゆえに電気や調理スペースの欠如から仕方なくしてしまうのかもしれません。

しかし、それは犯罪行為や重大なモラル違反の言い訳にはならないでしょう。

愛車を改造したくないのに車中泊や車内調理をしたいならば、既製品キャンピングカーを買えば良いのだし、それが諸条件により無理な場合は車中泊などせずに、ビジネスホテルにでも泊まれば良いのです。

 

金が無いなら知恵を出せ、知恵も無いなら汗流せ!です。

クルマに金銭や労力の投資はしたく無いがそういう行為をしたければ、迷わずテントを持ってオートキャンプ場へ行きましょう。無料や低価格のところも数多くあります。トイレが不衛生なところが多いので、私はそのようなサイトは利用しませんが。

 

家族が多いからホテルや高級キャンプ場なんか無理、キャンピングカーなんか買えるわけないだろ!と、開き直られても困ります。

誰でも無理なもんは無理、と様々な欲求欲望を諦めて、我慢して人生を歩んでいるのですから。それならば泊まりの旅行は諦めて、日帰りで家族仲良く遊べる施設はいくらでもあります。

要は、いかに工夫するかが旅の醍醐味であり、ワガママし放題を自由と履き違えて貰ったら困ります。

 

少々説教臭くなり教条主義的にはなりましたが、それらの迷惑者たちの所為で、本来なら自由に闊歩するのが目的の車中泊がしにくくなって来ていますので、書かせてもらいました。

どうか、全国的に車中泊が全面禁止になりませんように!

2019.2.16

 

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